バスで、田舎へ行く
今週の図書館の本は、コラムニストの泉 麻人さんの「バスで田舎へ行く」です。
JTB出版の単行本と、ちくま文庫版の2冊がありますが、私が借りたのは単行本のほうです。 泉さんは鉄道ファンのジャーナリストとしても有名で旅行雑誌や鉄道会社のPR誌などにも、よくエッセイを載せておられるのでご存知の方も多いと思います。
この本も雑誌「旅」に連載されていたのをまとめたものだそうです。
目次を見ると北は北海道オホーツク沿いから南は種子島のバスまでローカルバス路線の乗り歩き記がつづられています。
私の地元では、京都バスの花背線・比良線と阪急バスの西能勢線が取り上げられています。
私は、どちらの路線も車で全線または一部区間を走ったことはありますが、バスで通しでのったことはありません。
とくに京都バスの花背線は、これが国道かと思われるような狭隘の峠道を走り、起点から終点まで約2時間掛かります。高校の頃、「この地区の生徒は市内中心部の学校まで通学が不可能なため、公立・私立を問わず共通の寄宿舎に入るのだ。」と聞いて、学校へも通えないほどの遠隔地が同じ左京区内にあるとは驚いたものです。泉さんも本の中で書かれていますが、実際地図を見ると左京区の中心は花背峠付近で、鞍馬でもまだ、南半分に位置することが分かります。
比良線の方は、京都市内を出て大津市から高島市(旧朽木村)まで通っています。こちらの方は近年のバイパスの完成で非常に走りやすくなりましたが、バスの方は村落に沿って旧道をくねくねと曲がりながら走る区間もあります。関西でももっとも遅くまで定期のボンネットバスが走っていた路線でもあります。
今日もラジオの交通情報で「鞍馬以北、大原以北はチェーン規制」と放送しています。冬場の運転は大変です。
沿線には、名所旧跡やおいしい料理店も点在しているので、春になったらドライブもとい路線バスの旅をたのしんでもみようと思っています。
(p.s)
京都のバスに興味のある方はこちらのサイトをお勧めします。
「一都物語」管理人グランドこだまさん
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