【鉄ピク】国鉄客車開発記1950
鉄道ピクトリアルのアーカイブセレクション10「国鉄客車開発記 1950」を
買ってきて読んでいます。 まず、表紙写真からしてすごいです。急行「彗星」号に連結された一等寝台車と二等寝台車のカラー写真です。白帯・青帯が光っています。
カラーグラフも、昭和30年代前半のカラー優等客車が並んでいます。
この時代の写真なだけでも貴重ですが、それもカラーなのはすごいです。
本文は、Ⅰ国鉄客車再生の時代、Ⅱ軽量客車の誕生、Ⅲ客車運行をめぐって、Ⅳ鉄道郵便の記録と章分けされ、それぞれ当時の鉄道ピクトリアルより貴重な記事が復刻されています。
この時代の鉄道の話題も、回顧記事や単行本でも取り上げられ、よく目にはするのですがあくまで過去の話です。この企画は、当時の雑誌の記事が復刻されることで、その当時の鉄道趣味・鉄道研究の様子がタイムスリップして、今によみがえっています。
巻末には、昭和33年10月1日の(私事ですが、管理人がこの世に生を受けたまさにその翌月の)国鉄客車配置表も、復刻されています。それを見ると当時は向日町運転所(現京都総合運転所)はまだなく、京都駅構内に京都客車区があったことが分かります。また、荷物車や事業用車には木造車や戦災復旧車、私鉄買収車なども少数ですが残っています。
戦後まだ十数年した経っておらず、日本も復興期から高度経済成長期に移るころですから、新旧入り混じって、当然ではありますが。それにしても、この激動の時代に記録を残された諸先輩方には頭が下がります。
このブログでも10年先、20年先に記録として残せるような記事を年に数本でもUPしたいですね(笑)
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