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2006.05.19

【叡山】元田中駅の今昔

京福叡山線の元田中の今昔です。鉄道雑誌の記事などで有名な「奥野利夫」氏が撮影された、昭和20~30年代の京都近辺の鉄道写真と、私の撮影した最近の画像により、京都の鉄道の今昔を対比しています。
やぶおさんのHP「寝台券は売れ切れ満席」の掲示板との共同企画になっていまして、掲示版の約一ヶ月後に私のブログで、Update版をお届けしています

Mototanaka_old12
画像管理者の掲載許可済。無断転載を禁ず。(C)奥野利夫
この写真は、元田中駅の下りホームに停車中のデオ201号車です。この電車は、昭和28年に、鴨東線(現在の京阪鴨東線のルートの出町柳-三条間を地上線で結ぶ連絡線が計画されていました。)の開業を見越して投入されたばかりで、昭和29年の撮影時はピカピカの新車だったでしょう。

いまの写真と比較してみると、ホームに駅舎らしきものがなく、背景の家が直接写っています。手前の道路にも柵が無く、素通しです。
ホームの外れの向こう側に写る料理屋は、近年立て替えてはいますが、盛業です。このお店は、近隣の大学御用達の店で、私も学生時代にコンパでよくお世話になりました。今の写真を写した頃は、毎晩新歓コンパで賑わっていました。
Mototanaka_new12a Mototanaka_new12b
今の(写真1)に写るデオ721号は、このデナ201の車籍と一部部品を流用してワンマン化した生まれ変わり電車です。偶然写したのですが、発車後に車番を見て、ニッコリです。

この元田中駅には、京都市電との最後の平面交差があったのですが、今は道路が改築されて、市電時代の面影はなにも残っていません。(写真2・3) 唯一、踏切小屋のあった場所に、京福時代の社章を刻んだ境界杭を見つけました。(写真4)

Mototanaka_old12a  平面交差があった頃は、この小屋から踏み切り番のおじさんが出てきて、赤旗を振って交通整理をしていました。市電・叡電・おじさんの3者を一枚の画面に納めるのが、ここの撮影ポイントでした(^^ゞ

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次回からは、市内中心部を走る京都市電の今昔をお送りします。

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