【京都市電】N電北野線の今昔
京都市電の北野線の今昔です。鉄道雑誌の記事などで有名な「奥野利夫」氏が撮影された、昭和20~30年代の京都近辺の鉄道写真と、私の撮影した最近の画像により、京都の鉄道の今昔を対比しています。
やぶおさんのHP「寝台券は売れ切れ満席」の掲示板との共同企画になっていまして、掲示版の約一ヶ月後に私のブログで、Update版をお届けしています。
![]() 画像管理者の掲載許可済。無断転載を禁ず。(C)奥野利夫 |
ここは、京都駅からもほど近く、東西両本願寺の門前町として栄えた商店街です。いまでも、仏具屋さんや、駅前旅館などがならびにぎわっています。 N電が走るのが西洞院通りで線路は1067mm軌間の狭軌、交わるのは七条通りで、 こちらは1435mmの標準軌間です。N電が廃止になるまで、広狭の交差や3線区間が市内でもあちこちで見られました。 写真のN110号車は、明治44に製造され、昭和30年当時で車令44年の大ベテランということになります。このあとも数年使用され、昭和36年にN電廃止とともに廃車となり、伏見区の学校へ引き取られたようですが今は解体されて現存しません。 (車歴の調査は、「関西の鉄道№32」の高山禮蔵氏の記事と中村浩史氏のサイト「京都市電の廃線跡を探る」を参考にしました。) |
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今行くと、奥野氏の写真にある町家も何件か残っていますが、当時は商店だった家も店を閉じていまは普通の民家になっているところが多いです。もちろんパチンコ屋さんもビルに変わっています。 |
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次回は、九条陸橋の今昔です。 |
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