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2008.05.15

若紫の舞台、北山のなにがし寺

源氏の若紫の巻は、「病気になった若き日の源氏の君が、加持祈祷を受けるために、北山のお寺に参り、そこで偶然、後に源氏の正妻となる紫の上を見かける。」というのが、ハイライトになっています。
中学や高校の古典の教科書にも取り上げられることが多いので、初段の桐壺の巻とならんで、ご存知の方も多いと思います。

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さて、この北山のなにがしの寺のモデルは一般には、鞍馬寺だろうと云われます。
叡電の駅から九十九折れの道を登っていくと、いまにも杉木立の中から牛若丸や鞍馬天狗が飛び出してきそうな雰囲気です。

紫式部のライバル、清少納言も「近くて遠いもの」として、この山道を上げています。
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なにがし寺のモデルはもうひとつあって、岩倉の大雲寺ではないかとも、云われます。このお寺は、かつては大伽藍を誇り「岩倉観音」として善男善女の参拝が絶えなかったそうです。いまでも鞍馬街道の旧道を歩くと「観音道」と書かれた道しるべを見かけることが出来ます。

今、このお寺に参ると回りは住宅地で、山深い霊山といった雰囲気ではありませんが、スイレン池を見ていると、源氏の君もこの池で閼伽水を汲んでお供えされたのかと、ふと思ったりします。

京都バス岩倉実相院終点下車徒歩3分

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コメント

こんばんは。
岩倉の大雲寺は私も訪れました。
確かここで源氏が紫の君と出会うんでしたっけ?

奇跡の水と呼ばれる閼伽井(観音水)や
沐浴すると霊験があると言われる小さな滝など
境内は鬱蒼とした木々も手伝ってナカナカの
風情のある場所だったと記憶しています。

個人的には修験道の鞍馬寺より大雲寺の方が
なにがし寺のモデルに近い気がしました。

YANチョさん、こんにちは。

さすがに、大雲寺も押さえておられますか
実相院の床もみじは最近、テレビでも宣伝されて、観光客が押し寄せるようになりましたが、大雲寺まで足を伸ばすひとは少ないです。

バス停で観察していると、終点で降りた人の8割が地元のひと、2割が観光客、その中で大雲寺に足を伸ばした人は、30分に2便バスが着いて2人だけでした

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