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2009.10.06

【本】デジタル一眼レフで撮る鉄道撮影術入門 (青木英夫著)

「灯下親しむ秋」になってきました。暑いうちは、軽めの本しか頭に入りませんが、またじっくりと本を読む良い機会です。最近読んだ本から何冊か紹介します。
まずは、「鉄」な本から一冊・・・・

デジタル一眼レフで撮る鉄道撮影術入門 Tetudousatueijyutu_2(サイエンス・アイ新書・ソフトバンク クリエイティブ発行)

著者の青木英夫さんは、鉄道関係のカメラマン兼ライター兼編集者として活躍されておられる方です。
副題にある「撮り方がわかれば誰でもベストショットをものにできる!」とあるように、プロの技術や経験を平易な文章と例題写真で解説してくれてあります。

この手の解説書は、昔からたくさん出版されてる割には立ち読みしても、なにかしっくりこなかったのですが、この本は本屋の鉄道書コーナーで見つけて、ちょっと見た瞬間に「コレだ!!」とひらめいて早速買ってきました。

詳しい内容は書けませんが、目次から拾うと、「1.車両重視の鉄道撮影の基本」、「2.車両を重視した撮影中級テクニック」、「3.高速で動く列車を撮る」、「4.大自然や町中で撮る鉄道風景写真」、「5.後加工をやってみよう」と続きます。

いちばん納得したのは、「鉄道風景写真」の中の「俯瞰撮影の三脚は心と構図を固定するためにある。」という一文です。手持ちだと、どうしても列車がやってくると最初に考えた構図を守り切れなくて、結局中途半端な写真になってしまうことはよくあります。三脚があれば、最初に「これだ!!」と考えたアングルで固定できるし、仮に列車がやって来れば最初のイメージと違うかもしれないにしても、とにかく「腹を括れる。」と著者は教えています。
俯瞰に限らずローアングルでも三脚があれば、不自然な姿勢で列車の近づいてくる緊張感の中で、シャッターを半押しして待ち続けるあの数十秒間から開放されることは確かですね。
とはいえ、初めていくところならイザ知らず、近所で知った人も多く通る線路端の道で三脚を構えるのは別な意味で度胸がいりますね(^^ゞ

入門書としてかかれてますが、中・上級の腕を持っておられる方にもぜひお勧めします。
詳しくは、出版社のHPへ
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コメント

 私は父の影響で三脚を使用したことがありませんが、ご紹介の文章のように、いざ撮る段になって心がぶれることは大いにありますね^^;)
 ただ個人的な偏見を言わせて頂くならば、三脚に据えて高速連写をしている(商業写真なら別ですが)のは、何となく受け入れ難いところです。

三脚の要否は、ひとによって大きく評価の別れるところですね。カメラを固定できるので、構図のぶれを心配することはありませんが、逆にトッサの変化に対応できない、ともいわれます。

私も筆者の意見に納得はしますが、個人的には、有名撮影地で、場所取り&見栄え(笑)のため使う以外は、手持ち派です。

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