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2010.04.18

東山七条付近の寺社めぐり

サクラはあらかた散ってしまいましたが、関東地方では時ならぬ積雪のニュース、ヨーロッパでは火山の噴火で航空路がマヒ状態と、異常気象が続いています。

さて、昨日は思いつきで、東山七条付近の寺社めぐりをしてきました。
最初は、京博で開催中の「長谷川等伯展」を見に行くつもりで京阪七条駅に降りたのですが、まずは、レイさんのコメントで紹介していただいた、同志社大学鉄道愛好会主催の「京阪電車100年展」に寄りました。

2010sakura_nanajyo05 ギャラリーを出て、ふと東山を見て、「そういえば新日吉神社も豊国廟も行ったことがないなぁ。」と思って、博物館の門前を素通りして、東山七条の交差点を渡ります。ここから山へ登っていく坂は、通称「おんな坂」とよばれて京都女子大の通学路です。

昔々、京女の子にちょっかいを出して、手痛く断られて・・・・、と、いうのはウソですが、なぜかこの通り名が気になって(笑)今まで坂を上ることがなかったのです。「新日吉神宮参道」と彫られた石柱や門跡寺院の白壁の続く坂道を女子大生が三々五々下ってくるのとすれ違いながらしばらく上っていくと、朱塗りの楼門が見えてきました。

2010sakura_nanajyo01_2 女子大の構内に突然神社が出来たようで (実態は昭和の始め頃、神社の境内を借りて大学が作られたのが正しいのでしょうが) 、はじめての参拝者は戸惑います。ここはサクラの名所ですが、すでに花見のシーズンは終わり、葉桜ばかりが目に付きます。ただ一本それも一枝だけが満開の変わった桜が目に付きました。

神社を出て、さらに坂を上っていくと、豊国廟の拝殿に着きます。ここもサクラの名所で、ひろい境内には幔幕が張られ(太閤さんの五七桐紋入り)茶会が開かれたようですが、すでに会は終わって片付けの最中でした。その中を通り抜けて阿弥陀ヶ峰山頂への長い階段に挑みます。途中に中門があってここでお仕舞いかとおもったら、門を抜けるとまた長い階段(^^ゞ さすがに途中でへばって息も絶え絶えで、御廟に着きました。階段の数は五百数十段、標高約200m弱だそうです。

2010sakura_nanajyo03 御廟は簡素な、でも巨大な五輪塔です。長浜城の羽柴筑前や大阪城の太閤さんのイメージで思いつく天下人の豊臣秀吉のお墓としては、やや拍子抜けするかもしれません。徳川家康の日光東照宮の立派なお墓とはえらい違いです。

秀吉の辞世の句、 「露と落ち露と消えにし我が身かな なにわのことは夢のまた夢」 人間、死ねば生前の業績なんて、全然関係ないんですよね。と詠んだのを体現しているのでしょうか?(秀吉ファンの方ゴメンなさい<m(__)m>)

さて、帰りも長い階段で、足はヨレヨレ(^^ゞ 拝殿に戻ってベンチに座ってしばらくは放心状態。歩き出しても擦り足で、ピチピチの女子大生の一群を見てもなんの感動も沸きません。情けないですねぇ(^^)

2010sakura_nanajyo06 それでも、東山通りまで戻ってくる頃には回復して、智積院に参拝することにしました。北門から入ると、総門を通して東山七条の交差点が見えます。ここは、その昔、坂を上り下りする市電を楼門越にとらえ、バックには七条駅を発着する京阪電車。という定番撮影ポイントでした。このアングルを雑誌や写真集で見られた方、また実際に写された熟年世代のファンの方も多いと思います。
わたしも、市電廃止の前日、この交差点で夕日を浴びる市電の最後の雄姿を捉えました。この日はわたしの二十歳の誕生日でもありました。大人になった若者と去り逝く老兵・・・・その時のことを思い出すと、ホロッとなります。
*
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京博の展覧会の前後に、等伯ゆかりの寺を参拝しようとするひとで境内は賑わっています。私の感覚では、同じ七条界隈のお寺でも、三十三間堂や東本願寺に比べれば、真言宗の大本山とはいえ、マイナーなお寺で、観光寺院というよりは、敷居の高い修行の寺と行った感じで、いままでお参りしたことがありません。

2010sakura_nanajyo07 境内には遅咲きのシダレザクラが満開になっていました。若いお坊さんが修行のため境内の庭木を手入れされています。通り過ぎる参拝者の誰れ彼れに関係なく、「ようこそお参りくださいました。」と声をかけていただき、感動しました。 どことは言いませんが、参拝客から賽銭をふんだくることしか考えていない、見世物小屋となんら変わらないようなお寺も多い中で、さすがに弘法大師さまの教えを今に伝える教学の寺だけのことはあります。

金堂は昭和50年に再建された新しいお堂ですが、本尊の等身大の大日如来さまが鎮座されておられます。遅参をお詫びして、しっかりとお祈りしてきました。そのあと明王堂、大師堂と回って、不動さまや弘法さまにもしっかりとお祈りさせていただいてきました。

2010sakura_nanajyo09 智積院を出て、北側の妙法院にお参りします。ここは天台宗の門跡寺院で普段は非公開です。庫裏とお庭を柵の外から眺めるだけなのは残念です。庫裏の屋根の上の望楼のような造りが珍しかったです。年に1・2回特別公開の時があるようなので、次の機会に中まで上がらせていただきたいです。


2010sakura_nanajyo10 帰り道は、車で混雑する大通りを避けて、裏通りを通って建仁寺で一休みしました。法堂のうらに腰をかけてお菓子を食べていると、ハトやスズメがやってきて餌をねだります。毎度のことで鳥もよく知っているのでしょうが、目ざといのにはびっくりします(笑)

法堂わきには早くも牡丹がピンクの花を開いていました。唐風の禅寺の建物には桜花より牡丹がよく合います。

それにしてもよく歩きました。今朝もまだ足がすこし筋肉痛です(^^ゞ
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

散策ご苦労様です。見る場所が多くて、つくずく京都の奥深さを感じます。東京は異常な寒さを何とか抜け出して晴天になっていますが、体調がイマイチなため部屋で過去の写真と戯れています。

本当に見るところが多くてびっくりします(^^ゞ
体調管理には気をつけてくださいね。

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