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2010.07.24

真夏の鴨川べり散歩 (二条~出町間)

豪雨と雷で梅雨が明けると、一気に猛暑の一週間となりました。
読者のみなさまは山路へ海路へ鉄路へ(笑)と、お出かけの事と思いますが、当方は早くも夏バテ気味で、近場のお散歩ばかりです。

前に、京都検定を受ける話をしましたが、参考書を読んでいると、京都に住みながらいかに京都のことを知らないか痛感します。祇園祭のような有名なイベントでも知っているのは上辺ばかり、鉾町の暮らしを書いた本やサイトを見ていると、「こんなんあるんやあ」とか「これはこう読むんが正しいんか」と、無知を恥じるばかり。

毎朝晩、電車やバスで通り過ぎる一駅(出町柳~神宮丸太町間)にも、未だ歩いたところが無い町がたくさんあって、気になっているので、暑い盛りに出かけてきました
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Kamogawa01 神宮丸太町駅は、特急が止まらないし、この付近に用事のあるときはバスの方が便利なので、ほとんど乗り降りしたことがありません。改札を出ると大きな平安神宮の壁画が掛かっています。出町や三条にも似たような壁画があって毎日のように見ますが、これは初めて気が付きました。
Hasiri_bousan 川端通りを二条まで下がって東に折れると、「東山二条の西寺町」と呼ばれる一角があります。狭い路地を挟んで20箇寺ほどのお寺が甍を並べています。その中のひとつ「大蓮寺」を訪ねます。お寺の名前にあるように蓮の名所のひとつです。安産のお寺としても知られるそうです。「走り坊さん」のユニークなポスターが張ってありました。今のように交通機関が発達して無かった頃、安産のお守りを走って妊婦さんの元へ届けたのだとか。
Kamogawa04 大蓮寺を出て、疏水べりまで戻ります。先週の大雨で水量も多くなっています。夷川ダムまで来ると、疏水の生みの親のひとり「北垣國道知事」の銅像が建っています。レンガ造りのダムは今でも水力発電で市内に電気を供給しています。しぶきを上げて水が流れ落ちるさまは、とても京都市内の中心部とは思えない景色です。回りは酷暑なのに、ここは山峡の風情です。暑い作業場を避けてか、赤銅細工師さんが、銅線を巻いて、花瓶などの作品を作っておられました。

疏水を越えて、丸太町橋に戻ると川の向こうに、旧上電話局のレトロな建物が見えてきます。今は一階に食品スーパーが入っています。飲み物を買うついでに入って見ました。中は、レストランだった頃の間取りのまま、いくつもの部屋に分かれていて、高い天井と真っ白な内壁がスーパーには似つかわしくない感じです(^^)
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Kamogawa05 鴨川と河原町の間の、三本木通りを上がります。ここは江戸から明治維新にかけては花街として栄え、頼山陽の書斎跡などが残っています。かつての花街をしのばせるような町屋や立命館大学発祥の地の石碑などがあります。

荒神口で丸太町通りを渡って、清荒神さんにお参りします。「荒神口」「荒神橋」の地名は、みんな知っていますが、その名の由来のお寺も今回はじめてのお参りです。神仏混淆の名残で、お寺なのに鳥居が立っていたりします。竃の神の荒神さまをはじめ、「京都七福神」のひとつの福禄寿さま、洛陽三十三所観音巡礼第三番札所の准胝観音さま、不動明王さま、大聖歓喜天さま、薬師如来さまが並んでお奉りしてあります。お寺の西北の角の鬼瓦は歓喜天さまの「違い大根」の紋になっていました。
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Kamogawa03 寺町通りを御所に沿って出町へ戻ります。萩の梨木神社、桔梗の廬山寺を過ぎて、戦国時代の公家で、戦国武将の動向を記した日記で有名な「山科言継卿の墓所」の石碑に引かれて、清浄華院に入りました。卿のお墓は境内の工事中で見られませんでしたが、浄土宗の七大本山のひとつだけあって、立派な伽藍です。

Kamogawa02 河原町通りを越えて、これもバスの窓から見て気になっていた鴨川沿いの日本建築に寄って見ました。てっきりお寺と思っていたのが、なんとミッション系の学校でした。そばには修道院もあります。どちらも純和風の建物で、教会=西洋建築の既成概念を打ち破られて(笑)、ちょっとカルチャーショックです。

最後に、「北村美術館」を見てから帰ろうと思って歩いていくとなんと夏季休業中(^^ゞ 運の悪いことです。
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Demachi33_2 出町柳駅まで戻ってくると、駅の改札のステッカーが「朝顔」になってました。こちらも夏本番です。
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

暑い中の散策、お疲れ様です。東京あたりでさえ、近所の旧跡を訪れたことが無いのに、京都であれば無数にありそうですね^^。
部屋にクーラーをつけてしまったので、出不精になりそうです^^;)

おはようございます。
京都は、本当に見るところが多くて、しかもそれなりに見物に来ている人もいて、「みんな良く調べているなぁ」と感心することしきりです。

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