この本は、なかなか衝撃的でした。
本の表紙の言葉に 『漫画の特質は"風刺"にある、といっても過言ではあるまい。開国日本の異様な姿、日清・日露戦争による利権の拡大、太平洋戦争とその敗戦、そして経済大国のエコノミックアニマル等々 日本は世界のジャーナリズムに格好のテーマを提供してきた。』
とあります。
ポンチ絵などと総称される外国人による日本の政治・経済・文化を風刺した絵は、みなさんもご存知と思います。私も、学校の歴史の教科書で、あるいは新聞・雑誌の紙面でよく目にします。でもここまでまとめて見せられると、ちょっと嫌な気分にもなります。
過去の歴史の受け取り方はひとさまざまで、それを論じるのはこのブログのテーマではありませんので、あまり書きませんが、いくらかは誇張されているとはいえ、このように皮肉られても仕方の無い行為が行われたのはまちがいないのでしょう。
開国から明治維新の「ハラキリ、フジヤマ、サクラ、ゲイシャガール」そして、戦前の「出っ歯で眼鏡」、戦後の「カメラをぶら下げた団体さん」・・・・
21世紀を迎えて、日本は世界からどのような目で見られているのかいま一度考え直す、よい機会を与えてくれる本です。
現在は売り切れのようですが、出版社のHPを上げておきます。 http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/4621060147.html
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