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2010.09.06

「奈良絵本・絵巻の宇宙展」を見てきました。

百万遍の思文閣美術館で開催中展覧会「奈良絵本・絵巻の宇宙展」を見てきました。

「奈良絵本・絵巻」とは、パンフレットの説明によれば、「室町時代後期から江戸時代中期にかけて主に京都で制作された絵本・絵巻」なのだそうです。
実は、「奈良絵本」のことは何も知らなくて、「奈良時代の絵巻物か?」「宇宙の方に引かれるなぁ」と、いった気分で見に行ったのですが(^^ゞ

展示されているのは、絵巻物のスタイルをしたものと、いまの絵本と同じで、絵と文章が交互にあるいは、絵に説明書きのある冊子のスタイルをしたものとがあります。

題材は、多岐にわたってますが、やはり絵本なので、私たちも良く知っている昔話、たとえば、「ものぐさ太郎」とか「鉢かづき姫」とか「酒呑童子」とか、あるいは「伊勢物語」「源氏物語」「北野天神絵巻」などの平安朝から続く絵巻物のポピュラーな画題が取り上げられています。

なかには、題名は知っているが内容は知らないものや、名前さえ聞いたこともない物語も並んでいます。

絵も、稚拙なものからプロの絵師や書家の筆になるとおもわれる立派なものまであります。女子供のオモチャ絵本から名家の嫁入り道具までその用途にあわせていろいろと制作されたようです。

最近の研究で、制作者や制作時期が特定できるようになった、特に「女流作家兼絵師」の存在が明らかになった。ということが大きく取り上げられています。やはり女性作家の筆と思って見ると、絵の中の人物の表情や衣服、背景まで「女らしさ」を感じるから不思議ですね(笑)

詳しくは、思文閣美術館のサイトへどうぞ。
http://www.shibunkaku.co.jp/artm/
*
Nara_ehon01
さて、会場で流していた奈良絵本の概要を説明するビデオで、題材に「小野小町草紙」をあげています。

Jyuni_hitoe 小野小町といえば、世界三大美女ともうたわれる絶世の美人だったと伝えられますが、文芸の世界では、「若い頃にその美貌を武器に男を手玉に取った報いとして、年取ってから醜く落ちぶれて、さすらいの末にさびしく亡くなった。」とする小町落魄伝説を取り上げているものがなぜか多いです。

逆に、「プレイボーイの貴公子がおんなを泣かせた報いで、さびしい晩年を送った。」と言う話は、あまり聞いたことがありませんよね。

男尊女卑の倫理感の時代に作られたから当たり前なのかもしれませんが、ちょっと考えさせられる気分になりました。

とはいえ、
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを」
古今集恋ニ(552)

の詠みは、おっさんにもぐっ! と、きますよね(^^ゞ
pinboke_entry
お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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