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2010.09.11

【本】夏目漱石の坊ちゃん

Bochan 子供が、読書感想文を書くために、子供向けの本を借りてきたので、私も学生時代以来、30年ぶりくらいでに「坊ちゃん」を読んで見ました。

久しぶりに、原作を読み返すと、さわりの部分は覚えてますが、小さなエピソードは忘れてしまっているところもあります。

それにしても、文句なしに面白いです。正義感の塊のような江戸っ子の青年教師の坊ちゃんは、理科学校を出て、四国松山の中学に、数学教師として赴任します。

そこで、勿体ぶったり、体面を取り作ったり、お世辞を言ったり、偉らぶったりする上司や先輩教師になじめず、また、生意気盛りの中学生にイタズラを仕掛けられたりして、騒動を起こします。

そして、最後は、赤シャツと野だいこをブン殴って、学校に辞表を叩き付けて、数ヶ月で東京に舞い戻ってしまいます。

この小説は、若い頃の漱石自身がモデルと云われますが、一緒に借りてきた漱石の文学アルバムを見ると、『帝国大学を優等で卒業し、月給八十圓 (今なら月収80万円?(@_@;) の高給で、松山に赴任し、現地では「立派な学士様が英語教師で来て下さった。」と尊敬された。』 と書かれています。

まあ、小説ですから、虚実ない交ぜにして書かれてはあるのでしょうが(笑)

ない交ぜといえば、今読み返して気がついたのですが、三津浜の港についた坊ちゃんは、伊予鉄に乗って松山の城下に向かうのですが、港から町まで二里離れていると書かれながら、マッチ箱の汽車はゴロゴロと5分、運賃3銭で着くことになっています。ちょっとおかしいのでは?

それと、東京へ帰った坊ちゃんは、街鉄(今の東京都交通局の前身)の技手になるのですね。教師から技師への変身はどんな訳があったのでしょう?気になりますね。
*
Iyo02
伊予鉄道1号機関車
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

その”なぜ?”が、先般ご興味を持たれた本に書かれているはずです(笑)。というのは私もその本の内容をすっかり忘れていますので^^。

昨日、図書館から本を借りてきました。
今晩辺りから読んで見ます。

どうも今晩は.

夏目漱石の作品はあまり読んだことがありませんが,結構いい加減なところもあったり.
「こころ」なんかタイトルからして平仮名と漢字の両方ありますし(初版すら表紙と背で違うという・・・),
「急ぎの手紙が来たのでとるものとりあえず懐に入れて汽車に飛び乗ったあと車内で読んでいる手紙」が文庫本の分量という「どんだけ懐が大きいねん!」と突っ込みたくなったりします。

漱石は、かなりユーモアを解するひとだったようですので、作品にも、知ってか知らずか「笑い」を忍ばせているのかもしれませんね。

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