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2010.10.16

永観堂から南禅寺付近を散策してきました。

今日は、朝から絶好の散歩日和だったので、京都検定の実地研修(笑)に東山を散策してきました。

銀閣寺道までバスで行って、銀閣寺の特別公開を拝見しようとすると「15、16日は特別拝観はお休み」の張り紙が・・・・・ガッカリです(^^ゞ

気を取り直して、哲学の道をぶらぶら歩いていくと、ほどなく若王子(にゃくおうじ)神社の遊歩道の終点まで来ました。いつもはここからすぐ永観堂の方へ向かうのですが、初めて若王子神社に参ってみました。

Eikando2010_01 このお社も、「後白河法皇が紀州の熊野大社を勧請して作った京都三熊野神社は、(熊野若王子神社)と(聖護院の熊野神社)と(今熊野の新熊野神社)である。」としてよく出題されています。

本殿の裏山には、滝宮があって水垢離の修行場もあると聞いたので少し登ってみました。途中には「いのししが出るので注意!」などと書かれています。しばらく上ると水量は少ないですが、水垢離場がありました。お不動さまが二童子を従えて滝を睨んでおられます。

若王子神社をでて、永観堂に向かいます。ここはうちが檀家のお寺の本山に当たるお寺です。今年は、中興の祖永観律師の900年忌、来年は宗祖法然上人の800年忌とお寺や宗派の大きな節目に当たっているので、本山もお堂を改修したり、お庭を整備したりと大忙しのようです。

まだ、もみじの最盛期にはすこし間があるので、お庭では庭師の方が大勢で庭木の剪定や掃除をされてます。広大な境内ですから作業も大変なようです。

Eikando2010_03_2 お堂を巡って、仏様を拝んだり、襖絵を拝見したりしながらだんだんと上に上っていくと、阿弥陀堂にでます。ここは有名な「見返り阿弥陀さま」がおまつりしてあります。首を左に向けてうしろを振り返られたお姿はユニークであり、遅れて付いて来る者(我ら凡人)を思いやる仏様の慈悲の心を体現したものと云われています。

堂内は、綺麗に修繕されて、仏様はもちろん、お厨子も天蓋も金ぴかで、柱や梁は極彩色に塗り替えられ、まさにこの世の極楽浄土といった趣です。

今は、お堂の外部の整備が進められており、足場を組んで外柱に手書きで模様や飛天や鳥や動物が遊ぶ様子などが丹念に彩色されているのをじかで見ることが出来ました。このような文化財修復の現場はなかなかなまで見ることは少ないので貴重な体験でした。

Konchiin2010_01 明治の財閥や元勲の別荘のお屋敷の立ち並ぶ一角を抜けて、南禅寺の境内に入ります。塔頭の金地院の前に来ると、ちょうど「猿猴捉月図」の襖絵を公開中とあったので拝見させてもらうことにしました。
金地院といえば、歴史の教科書に、「徳川家康のブレーンで天海僧正とともに黒衣の宰相と恐れられた。」と書かれる以心崇伝禅師のお寺として有名ですが、じつはここも今まで一度もお参りしたことがありませんでした。

禅寺ですから、見た目は質素なのですが、境内に足を踏み入れて、まずは小堀遠州作の鶴亀の庭の壮大さに驚かされます。白砂と借景の東山の緑とコントラストが鮮やかです。方丈には、快慶作の本尊の地蔵菩薩、襖絵は狩野探幽、尚信兄弟の筆で飾られています。

方丈の奥に入ると、小堀遠州作の茶室、八窓席があります。この茶室の控えの間に長谷川等伯筆の「猿猴捉月図」はありました。「手長猿が池に写った月を捉まえようと手を伸ばしている。」という、なんと言うことも無いテーマの絵なのですが、深い禅の教え(一般には、身のほどをわきまえず、能力以上の事を試みて失敗することのたとえ)を表しているのだそうです。

Eikando2010_05 お茶席を拝見していると、ちょうど光の具合で障子が虹色に輝く「虹窓」になっていました。和風のステンドグラスといった趣きですが、昔の人はよく考えたものだと感心しました。

他にも、これでもか、これでもか!と、書ききれないくらいの文化財を拝見して、最後は東照宮の土佐光起の三十六歌仙絵でノックアウト(笑)されて、出てきました。

最初は、この後、山縣有朋の無鄰菴も見て回ろうと思ってましたが、院政期から鎌倉・室町・江戸初期の名品を見た後、明治維新を見ては目が回りそうなので(^^ゞ 地下鉄蹴上駅からそうそうに、帰って来ました。

いやはや、東山文化は恐るべしです(^^)
*
Eikando2010_04
早くもホンノリと色付いた永観堂のお庭
Eikando2010_06
やったぁ!! トップナンバーだぁ!!!
Konchiin2010_03
実物は、もっと奥深いです。
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

金地院 よろしおしたか 行きたいとおもてます。
永観堂は昨年の紅葉の時期に行きましたわ~ ぎょうさんの人でした。法然院にも寄って帰ったんですけど西に行ったとこに市電の車両があるのはご存知ですか?
京都コン専の市電のん貼っときます。http://www.kcg.ac.jp/museum/shiden/

ところでトップナンバーってすごいですやん! 

お寺の特別公開なんて、観光客の行くところと思ってましたが、なかなか見所がいっぱいで面白かったです。

みなさんよく勉強されてますね。案内人に説明にうなずくだけでなく、鋭い質問を投げてるおばさんや学生さん、流暢な日本語をしゃべる外国の方もいらっしゃいました。

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