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2010.11.06

世界遺産の高野山町石道を登ってきました。(その2)

大門をくぐると、そこはお寺の境内では無く、車の渋滞する(笑)観光地の真ん中に放り出されます。まるで嵐山か清水坂が、標高800mの高原に突然ワープしたみたいです。ものすごいカルチャーショック(←ちょっとオーバーですが)です。

Kouyasan04 狭い歩道を車を気にしながら、それでも土産物店や塔頭寺院を楽しみながらゴールの根本大塔まで数百メートルを歩きます。とうとう1町石、そして朱塗りの大塔に到着しました。歩き通した満足感で一杯になります。休憩も入れて所要時間はちょうど4時間ほどです。

たまたま高野山の開山1200年のお待ち受け法要があり、金堂でのお勤めに参加させていただけました。このように式典があることは知らなかったのですが、これも弘法大師さまのお導きなのでしょう。

山内は、ちょうど紅葉の見ごろです。平地とは2週間くらい早いようです。法螺貝を吹き散華をしながら練り歩かれるお坊さまの列について、奥の院への道をたどります。苅萱堂を過ぎ、一の橋を渡ると、有名な石塔道になります。それまでの華やかな観光地の雰囲気はまた一変して、静寂な霊地になります。歴史にでてくる大名家や豪商の石塔をみながら杉木立のなかを20分ほど歩くと、弘法大師さまのおられる奥の院に着きます。

Kouyasan06 ここまで延べ15キロほど、5時間余りもよく歩きました。駐車場のレストランで名物の胡麻豆腐を肴に祝杯を上げてほっと一息。さすがに落ち着くと足がガクガクです(笑)

時計をみるともう3時半、山中はすでに夕方の気配になっています。みなさん一斉に帰路につくので、道は大渋滞でバスもなかなか進みません。それでも山内を抜けると、車は減ってスムースに走り出します。途中にかつての女人禁制の時代をしのばせる不動坂口の女人堂が車窓から見えました。もうすこし日の長い時期なら、途中下車したいところですが、今回は見送りです。

Kouyasan07 ケーブルはわずか5分で不動坂を下り、極楽橋駅に到着です。ふたたび急カーブの電車で橋本まで下ってくるとすでにあたりはうす暗く、紀見トンネルをぬけて大阪府下に戻った頃には真っ暗になりました。楽しかった一日もあっというまに終わってしまいました。明日はまた足が痛いかもしれませんね(^^ゞ
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コメント

こんばんは、高野山の紅葉もそろそろ見ごろでしょうか?高野山というと冬2月に海南からR370で野上を越えはるばる登って見た奥の院の観音様に下がった氷柱が印象に残っています。なぜか高野山は平日人気の少ない時期にばかり行っており土産物屋街も閑散としており山中に忽然と現れた清水坂というワープ感は味わったことがありません。
今秋は無理でしょうが来春でも時間ができれば訪れてみたくなりました。
台北はここ半月ほどぐずついた天気が続いていますが昨日実家へ電話すると日本は晴天とのこと、明日の撮影会がすがすがしい秋空の下で行われますよう。
PS:過日はお世話を掛けました。

健脚ですね。私も歩かないと、と思ってはいるものの実行できていません^^;
高野山自体大変魅力がありますが、橋本~極楽橋の高野線をまたじっくり堪能したいです。紀伊神谷駅の待合室にあった下駄箱、さすがにもう無いですかね?

>> 亜熱帯気候さんへ

車やケーブルでなく、自分の足で霊場へ登ってみると、昔の人の健脚と信仰心が少しだけ理解できたような気がします。

真冬の高野山ですか。神秘的だと言われてますが、なかなかコタツから抜けでしていくのは大変そうですね。

話は変わって、嵐電の撮影会は盛況のうちに終えることができました。また機会があればご一緒ください。

P.S. 話がうまく行くことを祈ってます。

>> りばてぃさんへ

今回は、ハイキングが目的で、電車をじっくり見られなかったのは残念です(^^ゞ
フリー切符があと一日分(12月25日まで有効)残ってるので、もしかしたら冬休みまでに行こうかな、とも密かに思ってます。

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