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2011.01.25

【本】水底の歌 柿本人麿論 梅原猛著

梅原猛先生の「水底の歌」を読みました。副題にあるように「柿本人麿」の一生を論じた本です。

Minayoko_no_uta 昭和48年の発行ですからかなり古い論文なのですが、すごく大胆な説を述べられているので浅学なサラリーマンには難しすぎるといままで敬遠しておりました(^^ゞ。 

最近、先生の市民大学の教養講座の教科書用の本を何冊か読ませていただいて、先生のご趣旨も大まかには理解できそうになりましたので、正月休みからすこしづつ読んでみました。

大きく、二部構成になっており、第一部は斉藤茂吉の論考を検証するかたちで人麿がどのように最後を迎えたか?第二部は賀茂真淵の説をもとに、人麿はどのような一生を送ったか?を論考しておられます。

第一部の人麿の死の真相に関する説「人麿は水死した。それも刑死であった。」は発表当時は歴史好き、古代文学好きの間で話題を呼んだそうです。当時まだ高校生だった管理人も、国語の先生に万葉集の授業のときにこの話をきいて「へぇ~そんな説もあるのかぁ!」と感心した覚えがあります。

第二部の「人麿は正史(日本記、続日本記)に出ていないのは、微位卑官だったからではなく、意図的(政治的)に書き漏らされた。あるいは別人として書かれている。」という説も、万葉集を編集したとされる大伴旅人・家持をはじめとする大伴氏などの古代豪族との新興勢力の中臣→藤原氏の政治抗争と旧勢力の没落という歴史を見ると、「歴史は勝者によって書かれる。」という格言からすれば、正論かもしれません。

ただ、当時の高校生(おそらく大学生でも)には読解は難しく感じられて30数年の月日が流れてしまいました(笑)

読み終わったいまでも、論旨が正しいのか思い違いなのかの意見を述べるほどの知識はありません。実際に万葉集を読み、古今集を読み、日本書紀に当たればなんらかの意見が出せそうですが、まああと10年ほどしてリタイアしないと無理でしょうね(^^ゞ

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コメント

撮影会、天候はどうでしたか?
いつもなかっちょさんの写真には瞠目しています。
特に夕暮れ以降の露出とシャッタースピードがいいですね。私は、オリンパスペンF(ハーフサイズ)とニコンFM2を使っていますが、どちらもマニュアル。デジカメでの合わせ方がいまいちよく分かりません。

あ。なんで『水底の歌』にコメントを載せたかというと。
私は梅原先生の御本は未読なのですが、1980年夏に新聞配達のバイトをしていた配布先の一軒が、梅原先生のお宅だったからです。
北白川の京大人文科学研究所。桑原武夫から浅田彰まで、日本の知性を担う人たちが集ったところ。
当時の所長が梅原先生で、もしも朝起きた先生と鉢合わせになるという幸運が訪れれば、新聞にサインをしてもらおうと思い、毎日配達していました。
もちろん…お会いすることはできませんでしたが、飯沼二郎先生からは(別の件で)お葉書を頂きました。
その葉書は家宝として保存しています。

>> 笠井君へ

写真を誉めてくれて、ありがとう。
みんなに言われるけど、自分の腕というよりは、カメラや画像ソフトの性能が
上がったので、とりあえず構えて、撮って、家に帰ってからパソコンで
あれこれ、細工してます。一応、コンピュータで飯を食ってる人間なので、
誤魔化し(笑)は、お手の物です
明るくも、暗くも、シリアスにも、コミカルにも、アットいうまに変化します。
原図と出来上がりを比べると、自分でも「ホンマかいな」と、
思ってしまいます。

話は変わって、笠井君は、梅原先生にコンタクトを取ろうとしてたんですか?
著書にサインでもしたもらえればよかったのにね。

飯沼先生のご本は、読んだことがありませんが、京大農学部の
名物(失礼)教授でしたね。数年前にお亡くなりになったと、新聞の訃報欄で知りました。

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