« 【本】「鉄学」概論 原武史 著 | トップページ | 比叡山延暦寺に登ってきました。(その2) »

2011.04.17

比叡山延暦寺に登ってきました。(その1)

今年は、法然上人800年大遠忌、親鸞聖人750回大遠忌にあたり京都のご本山でも、いろいろと法要が営まれています。

管理人の家の宗旨は浄土宗西山派(本山は永観堂です) ですので、宗祖法然上人の足跡を訪ねてみようと、八瀬から根本中堂を経て坂本まで、比叡山を横断登山してきました。
*
Hiei_201104_01
その名も「登山口」というバス停を降りて、8時20分に比叡山に取り付きます。この登山道は黒谷道、横川道と呼ばれ、きらら坂や梅谷坂とならぶ京都側からの主要登山道のひとつです。

黒谷青龍寺まで1.5キロ、40~50分の登りです。
*
Hiei_201104_02
10分ほど登ると八瀬の集落が眼下に見えてきて、べんてつ観音堂の分かれ道にでます、ここを直進すると横川の元三大師堂へ、右へ折れると青龍寺を経て西塔の釈迦堂へでます。今日は右のコースを取ります。
*
Hiei_201104_03
冬の間は、体を動かしていないので(笑)久しぶりの登山は体に堪えます。ちょっと登っては休みを繰り返して、石段と石垣のつづく行者道を進みます。

約45分歩き、ちょうど朝9時のご開門直後にお寺に着きました。まだ庵主さまは玄関を掃き清めておられるところでした。

本堂に上げていただいて、阿弥陀様を拝ませていただきます。ここは若き日の法然上人が叡空上人のもとで修行されたところで、いろいろと所縁の品があります。その縁で今も、浄土宗の修養道場があります。

朝のだれもいない阿弥陀堂の隅に座って、黙想していると、最近の想定外ばかり続く世相や、近くは年度末処理でバタバタ走り回っている仕事場の雑念がすっかり消えていきます。
*
Hiei_201104_04
庵主さまに、お礼を言って門をでて、ふただび急坂を西塔を目指します。写真は林道を這い上がって、ドライブウェイに併走する巡拝道に出たところにまつられている野仏さまです。要所にこのような仏様が並んでいます。

今までもなんどかこの道をハイキングしているはずなのですが、まったく記憶にありません(^^ゞ  やはり、ある程度の年にならないと、目には見えても、意識には残こらないのでしょうね(笑)

般若心経にある「五蘊皆空 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色」-世の中に存在するすべてのものに変わらないものはないのだから、ものごとにこだわってはいけないよ、という教えそのままです。
*
Hiei_201104_05
青龍寺から西塔釈迦堂までの巡礼道では30分ほど歩いて、ふたりしかすれ違いませんでしたが、さすがに西塔に来ると、朝早くからたくさんのお参りです。
本堂の釈迦堂にもお釈迦様の回りに脇侍や四天王や眷属の像がたくさんお奉りしてあります。

ご本尊のお釈迦様は知ってますが、薄暗い本堂の奥に目を凝らしたのははじめてです。仏像鑑賞もやはり人の少ない時間に来ないとダメですね(^_^;)

写真は、山王堂といって、東塔と西塔の中間で、比叡山山頂から歩いて延暦寺を目指す時に、西塔と東塔の分かれ道になるところにある智証大師円珍ゆかりのお堂です。
由緒書きによれば、慈覚大師円仁と智証大師円珍の法統が勢力争いを行い、結局円珍派は比叡山を降りて、大津の園城寺三井寺を開き、山門派・寺門派としてのちのちまで対立していく・・・・

と、これだけで一冊の歴史書が出来るほどの、延暦寺の歴史では有名なお寺なのですが、私にとっては、このお堂は小学生のころハイキングで夕立にあって、雨宿りをさせてもらった想い出のお寺です。今と違って携帯もなく、家に連絡するすべも無くて、困ったです(^^ゞ
*
Hiei_201104_06

西塔での拝観時間15分ほどを入れて、根本中堂には、10時20分頃着きました。1時間弱歩いたことになります。

さすがに、海抜700mにある東塔は、桜には早く、梅が満開です。一昨年登った時は、5月のGWに満開になってました。麓より3週間くらい遅いようです。

写真は、三面大黒天堂です。日本では大黒様というと、米俵に乗り、打出の小槌をもった福の神様が一般的ですが、延暦寺の大黒天は大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった変わったお姿をされています。伝教大師最澄上人のお手彫りとも伝えられます。

この大黒さまの横手の文殊楼が坂本から登ってくる本坂(延暦寺の表参道)の山門(正門)です。約3キロ弱の山道をすべり下る後半へ続きます。
**

pinboke_entry
お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

« 【本】「鉄学」概論 原武史 著 | トップページ | 比叡山延暦寺に登ってきました。(その2) »

コメント

とても楽しく読ませていただきました。
実家の宗派も偶然同じです。
私も永観堂に行ったことがあります。
池から小さなかめさんが足元に来てかわいかったです。
紅葉の時期にはまだ行ったことがありませんが
とても素晴らしいんでしょうね!
京都は大好きです(*^_^*)
記事また楽しみにしてます。

ラグさん、こんにちは。ポチ☆///キラッではお世話になってます

さっそく読んでいただきましてありがとうございます。
永観堂も今年の大法要にあわせて、お堂を修繕して
極彩色になりました。

サクラや紅葉の時期も良いですけど、これからの新緑
の時期は、京都散策にサイコーですよ。

南禅寺の湯豆腐(笑)とあわせてお越し下さいませ。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 比叡山延暦寺に登ってきました。(その1):

« 【本】「鉄学」概論 原武史 著 | トップページ | 比叡山延暦寺に登ってきました。(その2) »

フォト
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ