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2011.06.22

法然霊場巡拝記(その11) 16番光明寺~19番法然寺~17番ニ尊院

法然上人霊場巡拝の第4回目は、洛西・洛中・東山と近郊を回ります。まずは、長岡京の粟生の光明寺さんへ向かいます。
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阪急長岡天神駅を降りて、光明寺行きのバスを待ちます。歩いても30分程度ですが、上り坂なので帰りは歩いて戻ってくる行程にしました。

渋滞にもかかわらず定刻にバスは来て、広い都市計画道路を進みます。昭和の頃(笑)に一度行った時は、狭い旧丹波街道を対向車を避けながら進みましたが、今はスッと10分程で着きます。バス停の田んぼの畦には、綺麗な花が咲いていて心が和みます。バス停前には名物の「朝掘り筍」がまだ並んでますが、今年は大原の方から何本ももらってタラフク堪能したので、もう結構です(笑)

このお寺は、法然上人の弟子の熊谷蓮生房(直実)が開き、法然上人のご遺体を荼毘に付した聖地です。また紅葉の名所としてつとに有名です。私も秋しかお参りしたことが無いのですが、雨上がりの青(粟生)紅葉もまた格別です。でもお参りの方は少なくて、受付のお坊様もウトウトされてました(笑) ご朱印をいただいてから法然さまの火葬塚や石唐櫃、御廟なども拝見しました。
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帰りは歩いて乙訓寺にお参りしてから駅に戻ります。途中に「鉄道リネンサービス㈱」なる会社がありました。シーツや枕カバーが積まれています。ここから向日町や鳥飼に発送してるんでしょうね。

しばらく歩くと旧街道に出ます。「赤根神社」と書かれた標識を見つけたので寄り道してみました。竹やぶに囲まれた村の鎮守さまです。隣は幼稚園になってて、子供たちの歓声が聞こえてきます。

しばらく古い農家の残る集落を歩くと、目指す「乙訓寺」の裏門に出ました。ここも保育所が併設されてます。このお寺は「ぼたんの寺」で有名なのですが、先週に行った当麻寺と同じく、もう終わってやはり閑散としてます。お寺めぐりには静かなほうがゆっくり見られて好都合ともいえますが(笑)

先の赤根神社にもありましたが、ここにもペットポトル一杯に詰まった小さな千羽鶴を見かけました。幼稚園の子供たちの作品にしては手が込んでるので、どなたか熱心に願掛けされてる方が居られるのでしょう。影ながら成就を祈っておきました。
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次の法然寺は拝観予約制なので桂駅で乗り換えるときに電話して、嵐山に回りました。でもオフシーズンの平日とあってひっそり、茶店も開店休業状態です。
の時は、溢れるばかりにいる観光客がまったく見えません。渡月橋も人影はまばらです。でも中の島を貸切にして食べるはまた格別
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橋を渡るとさすがに修学旅行の学生さんの制服で賑わってます。しばらく人ごみを歩いて山陰線の踏切手前に嵯峨の法然寺はありました。ちょうど「はしだて5号」タンゴディスガバリーの海坊主(笑)の先頭車がお寺の門柱をかすめて通過するところでした。

このお寺も熊谷蓮生房が開かれた所です。お寺のパフレットによれば、かつては京都市内中心部にあり、50年ほど前に寺町四条下ルから移転したのだそうです。門を入って案内を請うと、「しばらくお待ち下さい。」とのことで、墓地にある法然さまの御廟にお参りしていると隣の社会福祉施設から住職の奥様らしき方が出て来られて本堂に上げていただけました。

朱印を書いていただく間、本堂の法然さまや蓮生さまの御影像、法然さまの絵伝などを拝見しました。奥様に「やっぱりオフシーズンの平日は嵯峨野も閑散としてますね。」というと、「この時期はお店も閉めてるところが多いですよ。」とのことです。
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「今度は、愛宕山の月輪寺に登る時にまた寄らせていただきます。」と挨拶して、愛宕道を二尊院に向かいます。ひとでいっぱいの時しか知らない(笑)嵯峨野の竹やぶ道も、だれも歩いてないのが逆に新鮮です。落柿舎の前を通って、ニ尊院に入ります。ここも青もみじが参道を覆っています。実はいつ通ってもお寺はひとでいっぱいなので今まで入ったことがなく、はじめてのお参りです。

まずは本堂で朱印をお願いして、ご本尊のお釈迦さまと阿弥陀さまにお念仏を差し上げます。本尊が二体あるので「ニ尊院」なのですが、「お釈迦さまは、人が誕生するときにこの世に送り出され、阿弥陀さまは、人が往生するときにあの世に迎えに来られる。」のだそうです。本堂裏のお庭には、猪おどしが「こぉ~ん、かぁ~ん」と澄んだ音を響かせています。縁側に座って小倉山を眺めていると、時間の経つのを忘れさせてくれます。
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本堂を出て、広い境内を見て歩きます。ここは藤原定家卿が百人一首を編んだ時雨亭の跡とされ、裏山にはその遺構と伝える場所があります。ほかにも法然さまや三条西実隆卿、角倉了以などの墓が並んでおり、歴史上の人物が一気に間近になります。ちなみに法然さまのほうが定家卿より30歳ほど年上です。鎌倉仏教の旗手が平安和歌の大御所のお父さんの世代なんて、前にも書きましたが、なんか変ですよね(笑) 

ほかにチャンバラ映画の神様、阪東妻三郎さんのお墓もありました。田村三兄弟の長男、高廣氏もお父様のとなりに眠っておられました。

小倉山を読んだ歌は、百人一首の『小倉山 峯の紅葉葉・・・・』が有名ですが、季節違いなので(笑)

『さみだれの月はつれなきみ山より ひとりもりいづる郭公かな』
(新古今集・夏・藤原定家)

を時雨亭がらみで上げておきましょう。続いて、誓願寺と正林寺を回ります。
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

法然寺さんは、拝観予約制でしたか・・・。
そうとは知らず、厚かましくも突然おじゃましましたが
ご親切に、お話していただきました。

こんばんは。御無沙汰しております。

浄土宗の開祖である法然上人所縁の地へ
参られたのですね。私も1年ほど前に
その辺りはウロウロさせてもらいました。

今や最もポピュラーな南無阿弥陀仏も
法然上人が現れなければ,今の世の仏教勢力は
どうなってたんでしょうね?

・・・なんて考えながら回ってましたよ(笑)。

>> ナンシーさんへ

いわゆる「観光寺院」以外は、「個人営業(?)」のお寺が多いので、
「事前に連絡下さい。」と、いうところが多いようですね。

詳しくは、「法然上人25霊場巡り」のHPを見てください。
http://www.25reijo.jp/

>> YANチョさんへ

最近、「仏教」に目覚めまして、いろいろと勉強したり
お寺めぐりをしたりするようになりました。

歴史にIfは禁物なんでしょうけど日本で「浄土教」が根付かなかったら、
案外、キリスト教国の一部になってたりして?

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