« 【本】父と子と軽蔑の御名において 笠井一成 著 | トップページ | 法然上人二十五霊場巡拝記(その6) 6番四天王寺と7番一心寺 »

2011.06.03

法然上人二十五霊場巡拝記(その5)須磨寺から4番如來院へ

巡拝記の続きです。今回は神戸の須磨寺と尼崎の如来院を回ります。
*
Hounen_jyunpai2_08
別府駅をたち東二見で特急に乗換えて、須磨寺駅で下車します。直接に法然上人の霊場ではありませんがお弟子となった熊谷直実と平敦盛にゆかりのお寺なので一度参ってみたかったのです。

駅前から山麓のお寺まで商店街が続いています。交差点に茅の輪くぐりがありました。普通は6月末の夏越の祓いでくぐるものですがチョット気が早いとはいえもう一年
も半分過ぎようとしてるんですね。

朱塗りの龍華橋を渡って、お寺の境内に入ります。本堂の回りをたくさんの末寺が取り囲み、神戸市内だけに参拝の方も多いです。
*
Hounen_jyunpai2_07

やはり源平合戦にちなんだ銅像や宝物が目に付きます。有名な「若葉の笛」も展示してありましたが、真贋はべつとして(笑)歴史のロマンが感じられます。熊谷直実と平敦盛の一騎打ちの場面を描写した「源平の庭」はなかなか見ごたえありです。

他にも、小石人形の「百人一首の歌人」やさっき見てきた「高砂の尉と姥」、クルクル回る「七福神の石仏(なんと亀の背中に乗っています)」やかわいらしい「わらべ地蔵」など、境内狭しと奉納されています。

面白いところでは、敦盛公の首塚の手前には、写真のようなユニークな五猿のロボットが置いてありました。頭をなでるといろいろと芸をしてくれます(笑)

最初はお参りだけしてすぐ戻るつもりでしたが、あちこち見物したり、拝んだりしてるうちに、小一時間が経ってしまいました。あわてて駅に戻って梅田行きの特急に飛び乗ります。予定ではあと、尼崎と天王寺にまわって朱印を貰おうと思ってるのですから
*

Hounen_jyunpai2_09

ちょうど3時に阪神尼崎駅に着いて、南口に広がる寺町を如来院を目指します。尼崎=工業都市というイメージがあって、近松門左衛門などを生んだ旧城下町という意識は少ないので、電車の窓からも見える寺町の甍の波や仏塔は、すこしカルチャーショックです。

目指す如来院は寺町の西の外れにありました。このお寺には、神崎浦(今の尼崎港)で法然さまが湊の遊女を教化された。という伝承が残ってます。

庫裏で案内を請うと、和尚様が「本堂へ回ってください。」とのこと。しばらく待つと本堂の扉が開いて、中へ入れていただけました。朱印帖を出すと、「書きあがるまで、本尊にたいして念仏を上げてください。」とのこと。「えぇ~」となりながらも、お寺の住職のお勤めを思い出して、テキトーに木魚で調子をとりながら、「なむあみだぶ、なむあみだぶ・・・・・」と声を出しました。
*

Hounen_jyunpai2_10

お念仏を終えると、「あなたは浄土宗の信者ですか?」と、聞かれたので、「そうです。」と答えると、「それなら今のお念仏の唱え方は、ぜんぜん形になっていません。もうすこし、お念仏の作法を勉強してください」とお説教されてしまいました

この霊地巡拝のべつに宗教的動機というより、単に「目的があったほうが旅も楽しい。それにすこしは、知的興味を満足させられるかな?」という、浅はかな魂胆をたちまち見破られてしまいました。

和尚様も本気で、「お念仏の勉強をせよ。」というわけではなく「物見遊山気分の巡礼は仏様にも法然さまにも失礼ですよ。」とおっしゃりたいのでしょう。貴重な体験になりました。こんなところが街角のちいさなお寺の魅力なんでしょうね。

(四天王寺へ続く)
*

pinboke_entry
お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

« 【本】父と子と軽蔑の御名において 笠井一成 著 | トップページ | 法然上人二十五霊場巡拝記(その6) 6番四天王寺と7番一心寺 »

コメント

まったく、わたくしにも
耳の痛いお言葉
胆に銘じて、お念仏の勉強しなくては・・・。

>> ナンシーさんへ

まあ、気楽に行きましょう

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 法然上人二十五霊場巡拝記(その5)須磨寺から4番如來院へ:

« 【本】父と子と軽蔑の御名において 笠井一成 著 | トップページ | 法然上人二十五霊場巡拝記(その6) 6番四天王寺と7番一心寺 »

フォト
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ