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2011.08.12

法然霊場巡拝記(その18) 2番仏生山法然寺へ

法然上人25霊場巡りは、お盆休みを迎えて、いよいよ讃岐の2番法然寺と美作の1番誕生寺を巡拝します。
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琴電の仏生山駅からお寺まで約一キロの道は、「仏生山歴史街道」として整備されています。虫籠窓や格子戸、りっぱなうだつをあげた民家が続きます。
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こんな大衆劇場もあります。琴平歌舞伎小屋は有名ですが、この付近は庶民の演劇が盛んなのでしょうか。
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立派な「うだち(うだつ)」をあげた呉服屋さん。2階部分だけ見ると、江戸時代にタイムスリップしたみたいです。
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「うだち」の拡大図。私のように一生「うだつの上がらない」人間は、このお店の大旦那さんの爪の垢でも煎じて飲ませてもらわないとけませんね
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こちらは、醸造酢の蔵元です。甘酸っぱい香りが流れてきます。古民家のたたずまいもさることながら、店の看板がすごいです。
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おそらく明治時代のものでしょう。こんな瀬戸内の片田舎(失礼)から世界に羽ばたいていたなんて、すごいですねぇ。
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こうして、数軒ごとに現れる古民家や神社仏閣の説明書きにうなづき、写真を撮りして、ヒマどってるうちにも、やっとお寺の参道に着きました。この石灯籠の左手は大きなため池です。その後ろには小山が連なっています。
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黒門をくぐると今年(平成23年)1月に落慶したばかりの朱塗りの平成の五重塔が迎えてくれます。各地の古色蒼然とした古塔も、出来た当時はこのように朱色と金色に輝いていたのでしょうね。
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庫裏で、ご朱印をお願いして、諸堂を拝観します。まずは書院で骨佛様を拝みます。檀家の方の遺骨を仏様の形にして永代供養されています。このお堂でお休みのご先祖様は、今はお盆で実家に里帰りされておられるのでしょうか。

続いて、展示室で寺宝を見せていただきます。このお寺は高松藩松平家二十万石の菩提寺でもあり、かの水戸黄門さまのお兄様にあたる松平頼重公の遺品が残っています。そのためお寺には三つ葉葵の紋がたくさん見られます。

参拝記念にいただいたお菓子「たんきり飴」の袋も葵の紋入りです。「この紋所が目に入らぬかぁ!!」「ははぁ~」  と、恐れ多くて食べられません(笑)
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冗談はさておき、次は本堂に入って、阿弥陀さま、善導大師さま、法然さま、親鸞さまに遠路の参拝のご挨拶をいたしました。

蝉時雨の響く堂内で、静かに合掌・瞑目していると、ここまでの長旅の疲れも溶け去るようです。

続いて、写真の渡り廊下にそって祖師堂に入ります。ここにも四体目の聖観音像の骨佛さまが安置してあります。リアルな法然さまの坐像もあります。よく姿絵は拝見しますが、「おそらく生前はこんなお姿をされていたのだろうなぁ。」と、思わず拝礼してしまいます。

そして三仏堂に入ります。

そこには、阿弥陀三尊と、その前に広がる涅槃像、それもほぼ等身大が並んでいます。横たわられて涅槃を迎えようとされるお釈迦様、その回りで釈迦入滅を嘆き悲しむ十大弟子の羅漢さま、さらに人々や獣や鳥たちが取り巻いて、叫んだり、うなだれたり、暴れたりして、釈迦の最後を悲しんでいます。天井には麻耶夫人の像が吊るされ、釈迦を助ける薬を投げようとされています。

薄暗い堂内で、今まさにお釈迦様の最後に立ち会っているかのような錯覚に陥ります。蒸し暑いはずなのに、冷や汗が流れて来そうです。

お堂の廊下には、歴代の住職の木造が並んでいます。その前を通り過ぎていくのは、何かの式典に呼ばれて、立会いの役員方の前を通り抜けるあの緊張する感覚です。

すごかったです。今思い出しても、震えるようです。本当です。
関西からは少し遠いですが、こんぴらさんと合わせて一度お参りされることをお勧めします。絶対に損はありません(^^)
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最後は、仏生山の頂にある、松平家の墓所「般若台」に登りました。来迎堂には、阿弥陀・二十五菩薩来迎の立体像がまつられています。あいにくと非公開日で見られませんでしたが、高松市内と屋島の景観がすばらしかったです。

さらに四国八十八箇所のミニチュアと松平家歴代の墓があるのですが、時間の都合で回れませんでした。再訪を期して、時計を気になしながら駅に戻ります。
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(琴電仏生山車庫の見学につづく)
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

おはようございます。
行ったこともないのに懐かしく感じるって、
不思議な街ですね。
呉服屋さんの看板も、相当立派そうに見えます。

五重塔の朱色には、やっぱり青空が似合いますね。
ご本堂の写真は、見ているだけで涼しさを感じます。

>> ありんこさんへ

地方へ行くと、失礼ながら全然聞いたことも無いような町に、ものすごく
いっぱな民家やお寺が神社があって驚くことがあります。

この仏生山の町も、「琴電の車庫のある駅」以外の知識はまったく
なくて、法然霊場巡拝に回らなければ、おそらく一生歩くことは無かったでしょう。

昔は、町々村々にも生活があって、それなりに繁盛していたことが
よくわかります。いまの大都市一極集中は、再考する時期に来てるのかも
知れませんね。

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