笠置山の巨石行場めぐり
もう一週間前になりますが、7月末に、やぶおさん、Eさんとともに、奈良線・関西線・桜井線の撮影会に行ってきました。 その途中、「笠置山の山中から関西線の俯瞰撮影をしよう。」とEさんから提案があり、笠置駅前から急坂を上り、笠置寺に着きました。 * |
笠置山は、小学生の頃一度来た記憶はあるのですが、もう40年ぶりのお参りになります。 本堂で、パンフレットをいただいて岩場に向かいます。 * |
まずは、この巨大な弥勒磨崖仏が迎えてくれます。南北朝の戦乱に焼け、長い年月雨風にさらされて、もう何か描かれいてるのか判らなくなっています。 でも、最近のデジタル技術の発展はすごいもので、デジカメで高精度撮影し画像処理で、仏画を復元したと、新聞に出ていました。その画像はパネルにして、正月堂の中に安置してあります。 www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20101002000033 京都新聞10.10.02. * |
こちらの虚空蔵菩薩さまは、きれいに残っています。1200年以上も前に作られたとは思えません。 それにしても、この山中の岩壁を磨き、刻印し、仏様を浮かび上がらせる信仰心は、すごいものですねぇ。 * |
しばらく歩くと、「胎内くぐり」と呼ばれる巨岩のあいだを潜り抜けるところがあります。この行場のハイライトのひとつです。 * |
上がったり、下ったりして少し疲れた頃に、「ゆるぎ石」に出ます。南北朝の動乱時に、下から攻め上ってくる敵に向けて巨石を落とす戦略施設だとされています。 * |
ここは三重方面を望むビュースポットです。 車でなければ、カンビールを「プシュッ、グビ」と行きたいところですが(笑) 宇治茶の缶入りと塩味の飴(熱中症の予防のため)で我慢です(^^ゞ ところで、この写真には、列車が小さく写っているのですが、どこか判りますか? ☆クリックして、アップしてみてください☆ * |
続いて、平等石という巨大な一枚岩が現れます。このテッペンは360度のビュースポットらしいのですが、怖くて(^^ゞ登れませんでした。 でも、一緒に歩いていた家族づれの小学生は、身軽に登ったり下りたりしてました。見てる方がハラハラします * |
平等岩の下は、蟻の戸渡りと呼ばれる狭い通路になってます。カメラを抱えながら斜めになってくぐるのは往生しました(^_^;) * |
ホタルブロクの可憐な花を見つけました。 こんなのと電車をからめて、写真を撮りたいですねぇ。 * |
一回りして、広場に出ました。ここも貝吹岩という巨岩があります。むかし山伏がこの岩に登って、ほら貝を吹き鳴らしたのだそうです。 * |
こちらは、コワゴワ(^^ゞ ですが登ってみました。笠置の町が眼下に広がります。ここから写した40年以上前の写真が、アルバムに残っています。当時小5で、息子と同じくらいの年齢でした(笑) 当時の関西本線には、まだSLが煙を吐いて走り回っており、実際に奈良から亀山までSLに揺られたこともあります。 この後、沈下橋を写すべく、木津川上流へ向かいました。 列車の写真は、盆休みに入る12日頃に、本館の我楽多写真館でUpする予定です。 * |
お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。 |
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コメント
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なかっちょさん
えらいところに行かはったんですねぇ! Σ(゚д゚lll)アブナッ !
でも、昔の人はすごいです~! 私には行けません。。。
は、山のふもとでは??
投稿: ナンシーおばさん | 2011.08.07 21:22
>> ナンシーさんへ
おはようございます。
岩場の一部を写真で切り取って見せると、いかにも怖そうなところに
見えますが、大半はふつうのハイキングコースで、子供でも歩けます。
むしろ子供の方が天然のジャングルジムといった感覚で楽しめるのでは(^^)
投稿: なかっちょ | 2011.08.08 08:22