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2011年11月に作成された記事

2011.11.30

【叡電】京福色のデオ724 撮り納め

とうとう、京福色のデオ724の運行は、今日までになりました。昭和の終わり頃から20数年にわたってなじんできた小豆色の電車も、見納めです。

最後の週末は、土曜日は休日出勤、日曜日は朝のみの運行で撮影できませんでしたが、うまい具合に、昨日と今日の朝は、たまたま出勤時の電車にやってきて、お見送りができました。

コンデジの撮影で、あまりよい写りではありませんが、最後の記録写真ということで。
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上の2枚は、27日の午後の修学院車庫での形式写真です。ちょうど車内清掃中で、窓が一枚開いてるのが残念です(^^ゞ
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29日、朝6時半頃、まだ夜明けの薄暗い修学院駅に到着する始発電車。
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出町柳に到着後の一枚。
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コンデジでは、朝の薄曇の中では、この程度がやっとです。
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折り返し、八瀬比叡山口に向かうところ。これが最後の走行写真の撮影に成るかと思いましたが・・・・・・
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最終日の朝も、鞍馬線の運用に入ったところを出町柳駅でキャッチできました。
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数分後、市原へ向けて走り去りました。これが本当の本線走行の最後の撮影です。
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そして、一日の運行を終えて、工場棟につながる線路の上で、検査を待つデオ724です。まだHMやプレートは、そのままです。

まあ、このままどこかへ転属したり、廃車になったりするわけでもありませんから、「さよなら」は、おかしいですね。「イメチェンして、また頑張れよ!」といって、お別れしましょう。
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2011.11.29

京都洛北 もみじ散歩 その5-三宅八幡付近

勤労感謝の日のもみじ散歩も最終回です。比叡山麓を離れて、高野川の反対側の三宅八幡宮のほうへ足を進めます。
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叡電の踏切をこえ、高野川を渡ると、蓮華寺の前に着きます。ここは人気スポットだけあって、観光バスやタクシーもたくさん来ています。

拝観料をけちって(笑)、垣根越しに見事な紅葉を一枚。紅葉に黄葉が数枚交じって、まるで作ったような景色ですね。
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お寺からすこし離れたところから振り返って、借景の比叡山を望んでいます。
「絵に描いたような」とは、このような景色をいうんでしょうか。
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集落を抜けて、高台の三明院に向かいます。もみじの雲に朱塗りの塔が浮かび上がってきます。白壁も目に痛いくらいです。
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山門を入ったところから、塔をアップでもう一枚。
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ここも隠れた名所で、参拝者はほとんど無く、毎年この季節に来てもだあれもいない時ばかり。 紅葉を独り占め(笑)できます。
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三宅八幡宮へは、すぐそこです。放生池も散策するひとはすくなくて、滝と紅葉の絶景を心ゆくまで楽しめます。
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本殿では、ちょうど七五三のお参りらしい家族連れがご祈祷をうけておられました。邪魔しないように隅っこから撮影します。
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何とか、天気も持ってくれて、たくさん写真も撮れてたのしい半日でした。お土産に鳩もちを買って、食べながら叡電で帰ってきました。
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明日は、いよいよ叡電のデオ724の旧京福色の最終日。できれば乗り納め、撮り納めしたいです。

この写真は、ちょうど一年前、2010年11月28日のもみじ散歩のときに写した物です。
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2011.11.28

京都洛北 もみじ散歩 その4-上高野宝幢寺付近

勤労感謝の日の比叡山麓散歩、1回お休みしましたが、また続きをUPします。
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赤山さんを出て、桧峠を越えると、上高野地区に入ります。この付近には「蓮華寺」と「瑠璃光院」という二大もみじの名所がありますが、どちらも拝観料がいるので(笑)、ビンボー紅葉ハイク(笑)では、通過しますのであしからず。

それで、この写真は峠を越したところの紅葉の並木です。この柵の中は修学院離宮の借景として宮内庁の管理地で、手入れが行き届いているようです。
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並木の途中に霊芝山宝幢寺があります。このお寺も小さいながら隠れた紅葉の名所として知られています。観光バスがやってくるほどではありませんが、洛北散策のハイカーには人気です。

近所の方の話では、「今年の色付きは去年より良い。」とのことです。おなじ学区内でも、日当たりや土質の関係で、自然は微妙に違ってくるんですね。不思議です。
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境内に、こんな板碑のお堂ができてました。立て札によると今年のお盆に新築したみたいです。まだ木の香が漂ってくるような白木のお堂に、江戸時代初期(延宝四年/1676年)の石碑が収まっているのは、なんかアンバランスです(笑)
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お茶室と紅葉。 このお寺は地区の集会所にもなっていて、ちょうど女性の管楽器のサークルの方たちが、すてきな音色を境内に響かせておられました。

お茶席に、雅楽の横笛ではなく、フルートやピッコロの洋楽の調べもまた良きかなです。
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お寺をでると遠く鞍馬山が望めました。柿の木には木守りなのか、実がふたつだけ。この日に見た景色の中で、一番印象に残ってます。
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すぐ近くの隣好院のお庭です。一般の拝観は受け付けていませんが、臨済宗建仁寺派の禅寺です。信楽焼のタヌキ君が禅寺の厳しさに似合わぬ(失礼)ユーモラスですね。
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蓮華寺へ向かう道の途中の溝に可憐な花が咲いているので写真に撮りました。帰ってから図鑑で調べると「ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)」という優雅な名前の花のようです。

この小道は、叡電撮影時に何度も通るのですが、電車の時間が気になってなかなか撮影できませんでした。この日は「鉄分抜き(笑)」の散歩なので、ゆっくりと撮影できます。
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ヒメツルソバの道で左を向くと線路、右を向くと比叡山です。
鉄分抜きのハズなのですが、山の写真を撮っても、ついつい登山電車に目が行ってしまうのは ですネ。
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電車の向こう側の西明寺山のふもとに蓮花寺・竹林寺・崇導神社などが並んでいます。線路をこえてそちらに向かいます。

(三明院・三宅八幡に続く)
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2011.11.26

【叡電】京福色のデオ724、撮り納め(八瀬~修学院)

いよいよ、デオ724の旧京福色は、あと4日になりました。

もみじ散歩は1回お休みして、先週末の撮り収めをUPします。
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セピア色の八瀬・比叡山口駅。 
懐かしの「八瀬グランドプール」のサボは、デナ500形がプールへ行く家族連れをはき出していたいた1970年代を思い出させます。
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八瀬遊園地があった頃は、ここに東門があって、かまぶろ温泉と行き来できました。茶店で食べたかき氷も、夏の想い出です。
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1970年代半ば位までは、この付近にももう一ヶ所、民営のプールがありました。夏以外は釣堀になってたような気がします。 たしか「八瀬ヤングプール」と、呼んでたような??
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菊の花幼稚園前の踏切から三宅八幡駅に到着する724号を遠望する。
秋の午後の光線に、☆///キラッと光りました。
背後の三宅八幡の山もやっと黄色く色付きました。
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右手の信号機の継電器箱は、「US&S-ユニオン・スイッチ・アンド・シグナル社」の刻印のはいった舶来(笑)の年代物です。もし1920年代製? と、すると叡電の開業以来、85年に渡って、列車の安全を支えていることになります。
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1960年台後半頃の古い写真をみると、宝ヶ池駅の八瀬方にも渡り線が写ってます。おそらく今は「子供の楽園」になってる場所に競輪場があって、京都市電の直通車が元田中から叡電に乗り入れていたので、その折り返し用だったのでしょう。
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修学院駅で、このアズキ色の電車がみられるのも、あと少しです。
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2011.11.25

京都洛北 もみじ散歩 その3-赤山禅院境内

2・3日前あたりから、急に寒さが強くなってきて、遅れている紅葉も里山でもだいぶんと色付いてきています。

勤労感謝の日の赤山禅院の「数珠供養」のお祭りにあわせて、一乗寺から修学院・上高野へと比叡山のふもとを散歩してきました。
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時間をつぶしているうちに、お祭りの時間が近づいてきたので、山門をくぐります。このお寺でも門前には、真っ赤なもみじがお出迎えです。
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参道のもみじはこんな感じ。この小道は太陽のあたり具合の加減か、毎年真っ赤のから、まだ緑のまで、いろいろな色合いのもみじ葉が楽しめます。
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境内も、やはり見頃になってるのもあれば、
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ぜぇ~んぜん、なのもあります。
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このブログでは、何度か取り上げてる寒桜と紅葉のコラボです。
サクラはピンク色に染まってますが、バックの楓樹がイマイチですねぇ(^^ゞ
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今週末から来週にかけてが、本当の見頃みたいです。でも「もみじ祭り」は11月いっぱいなので、念のため。
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水の上にも織る錦.♪ と、唄う童謡がありますが、池の金魚は、散りもみじが命を得たみたいです。
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叡南大阿闍梨さまの護摩供養を見守るひとびと。このあと阿闍梨さまの御加持、三宝筵住職の栢木寛照師の説法、お数珠の接待、ふるい数珠のお焚き上げと行事は続きますが、宗教行事につき、撮影は遠慮しています。
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赤山とは叡山をはさんで反対側の坂本にある三宝筵で、青少年育成に力を注がれている栢木住職の説法の概要を記したパンフレットです。

テレビやラジオの番組や新聞の人生相談なのでもお馴染みですが、ナマでお説教を聴いたのははじめてです。

なかなかユーモアもあって、面白くでもためになるお話でした。画面構成の都合でクリック拡大してもあまり大きな活字にはなりませんが、ご一読してみてください。
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(上高野の比叡山のふもとに続く)
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2011.11.24

京都洛北 もみじ散歩 その2-修学院離宮付近

2・3日前あたりから、急に寒さが強くなってきて、遅れている紅葉も里山でもだいぶんと色付いてきています。

勤労感謝の日の赤山禅院の「数珠供養」のお祭りにあわせて、一乗寺から修学院・上高野へと比叡山のふもとを散歩してきました。
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曼殊院をでて、関西セミナーハウスの前を通り、音羽川に沿ってきらら坂を下ると、修学院離宮の前にでます。

離宮の近くに、禅華院という禅寺があります。ここは小さいながらも紅葉を愛でるハイカーには知られたところです。

お庭を掃除されてる住職さんと「ことしは色付きが悪いですねぇ」とお話しながら、何枚か写真を撮らせてもらいます。
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ここの石仏さまは、初夏の新緑の頃と晩秋のもみじの頃の毎年2回は、モデルになっていただいているのですが、いつもちがった表情をされるのが不思議です。

今年は、怒っておられるのか、嘆いておられるのか、厳しい表情にお見受けしました。本当は、撮影者自身の心の中が、石の鏡を通して、カメラに跳ね返って来るんでしょうね。現に、となりで撮影されてた方は、「今年は良いお顔をされている。」と、おっしゃってますから・・・・・・
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葉っぱが落ちて、実だけが残った柿の木と鮮やかな紅葉。これでバックが抜けるような青空ならサイコー!! なんですけど(^^)
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逆に、ちょっとハゲかけた土壁には、曇り空が合うみたいですね。
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禅華院をでて、赤山へ向かいます。途中の民家のお庭でハナミズキの実を見つけて一枚。 やはりこの木も葉っぱの色付きは良くないですね。
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赤ばかり続いたので(笑)、ちょっと趣向を変えて清楚な黄色のツワブキの花をどうぞ。
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すこし回り道して、比叡山にのぼる行者道を少しだけ歩きます。
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桧峠の登山口付近に、ビンクのサザンカが咲いてました。バックのもみじはもう少しはっきり写した方が良かったかな(笑)

(赤山禅院に続く)
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2011.11.23

京都洛北 もみじ散歩 その1-曼殊院門跡付近

2・3日前あたりから、急に寒さが強くなってきて、遅れている紅葉も里山でもだいぶんと色付いてきています。

勤労感謝の日の赤山禅院の「数珠供養」のお祭りにあわせて、一乗寺から修学院・上高野へと比叡山のふもとを散歩してきました。
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天気予報では、午後は雨かもしれないのと、赤山さんのお祭りが10時からはじまるので、9時前に家をでて、9時ちょっとすぎに曼殊院の参道に着きました。

参道の入り口には、朝日を浴びた真っ赤なみもじがお迎えしてくれます。
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山門前のもみじは、赤と緑のグラデーションです。例年はこの時期では、真っ赤かのことが多いですが、これはこれで綺麗ですね。

まだ開門直後ですが、すでに多くの観光客やカメラマンが、思い思いにカエデにカメラを向けています。
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山門のカエデを反対側から見たところです。この角度が一番照りが良かったです。南向きで日当たりが良いからでしょうか。
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門前の弁天池に回ります。杉木立を通して、池のもみじに朝日が当たります。毎年毎年みている光景ですが、飽きませんねぇ(笑)
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朝日は、さらに池の水面に反射して、輝きます。光彩と真っ赤なもみじを共に色鮮やかに写したくて、なんどか露出を変えてやってみたのですが、私の腕では、これが精一杯です
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再び、門前にもどって杉苔の散り落ち葉を撮影。ちょっと濁った赤が、ことしの天候不順を象徴してるみたいです。
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これは、駐車場脇に生えてる楓樹です。排気ガスを浴びてる割りには(^^ゞ 非常に良い照りです。やはり空き地で日光がよく当たるからなんでしょうね。
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散歩なので、拝観料の要る 境内はパスして、隣の関西セミナーハウスへ回りました。

でも、ここもちょうど「もみじ祭り」で、「入場料が要ります。」と張り紙が出てるので、ビンボーな(笑) 管理人は、お茶室を外から写して、回れ右。修学院離宮の方へ向かいます。

(修学院離宮付近へ続く)
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2011.11.22

【叡電】秋の花シリーズ(2011)その8

続いては、秋の味覚の王者 柿の実の登場です。ただし沿線の庭先にあるのはほとんどが渋柿なのであしからず(笑)

まずは、12日撮影の修学院~宝ヶ池間の柿の実から
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いつの間にか柿の実も、きれいなオレンジ色になってます。でも日の暮れるのが早くなってきましたねぇ。午後4時前で、もう太陽はビルの屋上くらいまで降りてきています。
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柿の葉は、光沢があるので晩秋のななめ光線にギラリと輝きます。ほんのすこしHMに葉っぱがかかりましたが、セーフです(^^)v
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ここから、13日の撮影分になります。
鈴なりの柿の木の横を柿色の電車が通り抜けていきます。

岩倉~木野間にて
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ふたたび、三宅八幡駅周辺にもどって、柿の実を捜します。さっそく駅裏に一本見つかりました。もみじ電車と柿の木のコラボです。仲を取り持つのは古参の架線柱です。
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駅からすぐの踏み切り脇の民家の庭先にも、柿の木がありました。梯子が掛けてあるのは、柿の実を収穫されているのです。

残念ながらカメラを向ける前に、お昼休みのため家の中に入ってしまわれました。
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木野駅付近では、こんな景色のところもありました。一面のヒメジョォンとエノコログサの群落です。ヒメジョォンは、春から初夏の雑草、エノコログサも初秋のイメージなので、11月中旬では、なんか違和感があります。
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すこし振ると、マツヨイグサ(月見草)も黄色い花を咲かせてました。春・夏・秋が同居してるみたいで、面白かったです。
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2011.11.21

紅葉とツバキの名所の平岡八幡宮へ行ってきました。

昨日は、いちじ時雨れるときもありましたが、おおむね晴れの紅葉狩りには絶好の天気でした。

両親が、右京区の高雄の手前にある平岡八幡宮の「花の天井絵」を見たいというので、親子孫三代そろって行って来ました。
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高雄の紅葉を見に行く車の渋滞を気にしてましたが、意外と衣笠通りも周山街道もスイスイ流れており、30分足らずで神社の参道に着きました。

境内は、ちょうど紅葉が見頃を迎えています。やく一週間遅れとのこと。
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社務所の玄関から見た、参道のもみじ。その向こう側は、この神社名物のツバキ苑です。時期がら、まだ花には少し早いですが、何輪かは清楚な花をつけています。
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手水鉢には、八重つばきが浮かべてあります。心憎い演出です。
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散り紅葉を踏みながら、本殿に上がります。ちょうど七五三の季節で、可愛らしい子供連れの参拝者が目立ちました。
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紅葉のアップです。さすがによく手入れされていて、真っ赤に色付いてます。
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受付で、「花天井」の拝観を申し出ると、七五三のお祓いを終えた宮司さんが、直々に神社の由来などを説明していただけました。

それによると、この神社は高雄の神護寺の神宮寺として、弘法大師空海が1200年前(西暦809年)に創建されたのだそうです。
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この神社には、「白玉椿伝説-願い事をすると白い花の椿が一夜で咲き、願いがかなった」との伝説が残っており、いまも境内には、樹齢200年を越える椿の古木が残っています。

この薄桃色の八重椿もみごとですねぇ。
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本殿の蟇股(かえるまた)のうえに掘られた琴を弾く弁天さま。弁財天の持ち物は琵琶が一般的ですので、珍しい造形ですね。
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いよいよ、本殿に上がって、八幡様を拝みます。

そのあと、「ご自由に天井などを見てください。」とのことで、天井絵を拝見します。写真撮影もOKですが、あまり画像を出してしまうと、興味が薄れるでしょうから(笑)、ホンのさわりのみ(^^ゞ
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本殿をでて、休憩所で、大福茶(おおぶくちゃ-梅干と昆布の入ったお茶で、お正月のお祝いの飲み物として知られますね。)を頂きました。

宮司さんの説明では、「この付近の地名は、右京区梅ケ畑というのですが、もともと梅の産地で、高雄神護寺の栄西禅師が中国から持ち帰ったお茶とあわせて、大福茶が作られました。」ということです。

また、「この付近の梅の実は保津川を下って、松尾大社の付近で荷揚げされました。それで桂川の左岸を「梅の港-梅津」と、呼ぶようになりました。」とも教えていただきました。

前から、なぜ梅の産地でもないのに、「梅津」というんだろうと思ってたんですけど、やっとわかりました  メデタシめでたし。
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2011.11.19

【叡電】今日の叡電、貸切列車と待機中のデオ724

今日は、朝から雨模様。今は止んでますが、今からではカメラをもってのお出かけは無理そうなので、残念です。
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さて、昨日の夜は、最後の普段着の旧京福色を撮ろうと待っていたところ、珍しく遅い時間(午後9時過ぎ)に、臨時の貸切列車がありました。鞍馬か八瀬へ紅葉のライトアップでも見に行くツアーだったのでしょうか?

しかも、某健康食品会社のHM付です。
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この列車の行き先を変更する時に、しばらく「宝ヶ池」行きになってました。定期列車ではみられないものなので、珍らしかったです。すぐに間違いに気づいて「回送」に変わりましたが

この想定外に気をよくして、結局、最終日のデオ724は撮り逃しました
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翌朝は、早朝から本降りの

午後3時ごろになって、やっと小降りになってきたので窓から列車をウオッチングしてても、京福色は来る気配なし。

それで、4時過ぎに車庫へ行って見ると、本日は待機中でした。HMが付いてるのはわかりますが、コンデジの解像度では、デザインを確認するのは無理のようです。

明日は、朝から晴れそうなので、また車庫をのぞいてみます。
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2011.11.18

【叡電】普段着の京福色は今日まで、デオ724にさよならHM掲示

叡山電車のHPで告知 http://eizandensha.co.jp/ されているように、明日から旧京福色の最後の一両になった、デオ724号に、「さよならデオ700系旧塗装ヘッドマーク&プレート」が掲示されます。

個人的には、なにもイベントもなく、すぅーと、工場棟へ吸い込まれていく方が、地味な(失礼)デオ700形にはふさわしい気もするのですが・・・・・

まあ、せっかくのご好意ですから、これはこれで被写体が増えたと喜びましょう

えいでん祭りで「11月末で塗り替え」のお知らせが出てから写せた旧塗装車の写真です。

天候不順やほかの用事であまり写せなかったのが残念です。
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出町柳駅
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修学院駅
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三宅八幡駅付近
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三宅八幡駅付近
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三宅八幡駅にて。偶然ですがミラーと合わせて三つの顔がキャッチできました(^^♪
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2011.11.17

【叡電】秋の花シリーズ(2011)その7

法然巡拝の追い込み(笑)や、えいでん祭りの見物やら天候不順やらで、花とエーデンのシリーズもしばらくお休みしてましたが、もみじの季節を迎えて、再開します。

八瀬駅の並びに続いて、叡山線の八瀬~一乗寺間のスナップです。
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今年は、夏が暑かったのと、秋になってもなかなか気温が下がらないのとで、カエデの葉が葉焼けを起こして、緑色のまま、雨が降るたびにちぢれて散ってしまう現象が発生しています。

どこのカエデの木も、緑のままだったり濁った赤茶色だったりしてサッパリわや です。
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2枚とも、三宅八幡~八瀬・比叡山口間にて
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菊の花は、いまが真っ盛りのようです。公園の花壇もよい香りが漂ってます。
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鞍馬線系統の列車には、「貴船もみじ灯篭」のHMが付きます。
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上の3枚は、一乗寺~修学院間にて
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コスモスは盛りは過ぎたようですけど、まだチラホラと花が残ってます。
花ぼけにして、「けいおんマーク」を隠さないように撮ったつもりだったんですけど、一瞬、遅れちゃいましたね(^^ゞ
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「もみじのHM」はうまく見えるように、よりアップで狙ってみました。
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これは、メルヘン調を狙ったつもりなんですけど、ちょっと空が暗いですね(笑)
青空の時間帯に撮らなきゃダメですね。

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上の4枚も、一乗寺~修学院間の撮影です。

(続く)
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2011.11.16

紅葉の比叡山の行者道を歩く(東塔~八瀬)その3

先週の土曜日は、青龍寺で、法然霊場巡りを満願したあと、青龍寺を創建された元三大師良源さまと恵心僧都源信さまの跡を訪ねるため、比叡山の東塔・西塔・横川の三塔巡りの行者道を歩いてきました。
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徒歩では一時間以上かかる山道も、バスは15分ほどで延暦寺バス停へ着きました。

東塔地区も、もみじの色つきはやはり良くなく、大講堂のまわりも写真のような感じです。それでもさすがにお参りの方は多くて、大講堂の中もひとでいっぱいです。
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文殊楼から根本中堂を見下ろす、お馴染みの絵はがき構図です。やっぱり比叡山に来たら、これを撮らないわけにはいきませんよね(笑)
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坂本へ下る本坂の急な坂道をすこし降り、やはり春にお参りした法然堂に満願のお礼に伺います。

でも、お堂はカーテンが下がってお留守の様子。「ちょうど昼時だし食事に行かれたのだろうか。残念だなぁ。」とすき間から仏様を拝んでいると、突然ひとの気配がして、ご住職夫妻が顔を出して、「ちょうど出かけようと思っていたところです。」と、戸締りをまた開けて、堂内に招じていただけました。

若き法然様に、満願のお礼を申し上げるとともに、やはりすんでのところで、行き違いにならずお参りできた偶然を、喜びました。

ご朱印もいただいて無事に願ほどきを済ますことができました。

(合掌)
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帰りは、きらら坂をケーブル比叡駅へ向かいます。スキー場跡から見た横高山・水井山・大原の里です。

手前の植林してあるハゲ山の向こうが西塔、その奥の横高山との間が黒谷で青龍寺があります。横高山と水井山のさらに向こう側に横川地区があります。こんなところをよく歩いてきたものだと、我ながら感心します(^^ゞ
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比叡山を叡電の木野駅付近から真横に見たところです。植林地のハゲ山は麓からもよくわかります。
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ロープウェイの経路の真下あたりに野生の鹿がいました。まだ子供のようですが、ぜんぜんひとを怖がらなくて、近寄っても脇に避けるだけで、ゆうゆうと草を食べてました。

息子もこの付近で立派な角を生やしたオス鹿を見たことがあるといってるので、この子のお父さんかもしれませんね 
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14時半のケーブルで一気に八瀬まで降ります。最近は歩きばかりで比叡山に来てるので、これに乗るのは、7・8年振りです。駅員さんも車掌さんも若い女性アテンダントさんになって、肉声の観光ガイドと相まって、乗り心地上々です。

その昔は、オッサンの乗務員にテープ案内でしたから、京福もいろいろとソフトな増収策を考えてるみたいですね。

「えっ、アテンダントさんの写真はないのか?」ですって。
管理人は、もう懺悔してきましたので、そのような写真は一切撮影して・・・・・・・
いないことにしましょう(^^ゞ
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肝心の、八瀬公園の先週末の紅葉は、こんな感じです。まだまだ色つき初めといったところです。今週の寒さ具合で、もうすこし色つくかどうか・・・・
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これが、赤山禅院でも紹介した、四季咲きの桜と紅葉のコラボです。橋のたもとにさり気なく咲いてるので、注意しないと見落とします。駅のひとに聞いてみてください。

例年は、背後の緑の葉が、みんな黄色や赤になるのですが、ことしはイマイチですね。
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トリには(笑)地元の農協の直売所の「(昔の)看板娘」にご登場願いましょう。紺のかすりに白の手ぬぐいでほお被りした小原女(おはらめ)のおばあさんです。

このお店の柴漬けやお饅頭は美味しいですよ。八瀬・大原・比叡山のお帰りにはお土産にぜひどうぞ。

ちなみに、左端の無骨な鉄柱は、叡電八瀬駅の改札の支柱です。築85年の年代物です。産業文化財に指定されても良いくらいの逸品です(笑)

と、電車ネタをだしたところで、巡拝の話は終わり、次回から、ひさしぶりに秋の「花とえーでんシリーズ」をお送りします。

引き続き、ご高覧くださいませ<m(__)m>
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2011.11.15

紅葉の比叡山の行者道を歩く(西塔~横川~東塔)その2

先週の土曜日は、青龍寺で、法然霊場巡りを満願したあと、青龍寺を創建された元三大師良源さまと恵心僧都源信さまの跡を訪ねるため、比叡山の東塔・西塔・横川の三塔巡りの行者道を歩いてきました。
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参道を横川中堂の方へ歩いていっても、一向にきれいな紅葉は見つかりません。まだ緑葉だったり、すでに盛りを過ぎたような木ばかり生えています
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例年なら、朱色のお堂と競い合うように真っ赤に色付く紅葉も、もう枝ばかりが目に付くようなありさまです

気落ちしながらも、階段を上って、本堂にお参りします。堂内には元三大師良源作と伝えられる聖観音さまが、お不動さまと毘沙門さまを脇侍として従えて、奉られています。お姿は、非常に柔和で、平安貴族の好みを今に伝えているのでしょう。

平成の御世には、もうすこし凛々しいイケメン(失礼)のお顔の方が好まれるかもしれませんが
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中堂をでて、恵心堂へ回ります。ここは恵心僧都源信の旧跡と伝えられるところです。源信がモデルとされる、源氏物語宇治十帖の横川の僧都の石碑が建っています。前日の雨でできた水たまりに、きれいに逆さ文字が写ってました。

ケーブルもドライブウェイも無い時代に、京のミヤコから比叡山の山奥まで、歩きに歩いてもまる一日は掛かったんでしょうねぇ。
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恵心堂の全景です。この写真を撮った時は、まだお堂は閉まってますが(通常は非公開)、 この直後にたまたま掃除の時間になってお寺の方が鍵を開けて、お堂の中に入れてもらうことが出来ました。

中には、阿弥陀さまがお奉りしてあります。往生要集を読んで以来、一度はこの本を書かれたとされる場所を訪ねてみたいと思っていたのですが、まさか非公開のお堂が偶然にも目の前で開いて、仏様を拝むことが出来るとは、感激でした。

やはり信ずれば通じるものは、あるのですね
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これは、恵心堂のとなりの宝物館の前庭のもみじです。この日に見たなかで、一番の照りの木でした。足元は散り紅葉の紅のジュウタンです。
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次は、元三大師堂にまわります。慈恵大師良源上人は、永観3年1月3日 (西暦985年1月26日)になくなったので元三大師と呼ばれるようになりました。

史実では、天台座主として、比叡山の中興の祖と仰がれ、おみくじの発明者そして、角大師(大師が鬼の姿に変じて疫病神を退散させたとの伝説による)の護符でも有名です。

このお堂のおみくじは、ガラガラとクジを引いて、「大吉だ!ラッキー」、「凶だ、ガックリ」といった、手軽(失礼)なものではなく、お坊様と相談の上、熟慮して神託を伺うものです。

私のお参りしたときも、お坊様と熱心に相談されて、神託を伺っている信者の方の姿がありました。

わたしも軽々しくお願いするのは失礼とおもって、遠慮しておきました。
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私は、学生時代に比叡山の山頂遊園地でバイトしていたことがあり、そのとき園内にあった大師の供養塔を掃除に来られる、無動寺の青年僧さん(某仏教系大学の学生さん)から、よく大師のお話を聞きました。

その時は、同じ学生なのに「遊びまわったりせず坊さんなんかになったりして、どこが面白いんだろう。」と、罰あたりなことを考えてました。

今はどこかのお寺の立派なご住職様になれらておられるでしょう。このブログを読んでおられることはたぶん無いでしょうけれど、お詫びを申し上げます。
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境内をひと回りして、また中堂の裏側にもどってきました。ちょうど時間は正午すぎ。真上から杉木立をとおして差し込んでくる日の光をうけて輝くお堂は神々しさを感じます。
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もみじは残念でしたが、いろいろと得るものがあって、満足して帰りはバスで東塔へ戻ります。

(続く)
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2011.11.14

紅葉の比叡山の行者道を歩く(西塔~横川~東塔)その1

先週の土曜日は、青龍寺で、法然霊場巡りを満願したあと、青龍寺を創建された元三大師良源さまと恵心僧都源信さまの跡を訪ねるため、比叡山の東塔・西塔・横川の三塔巡りの行者道を歩いてきました。
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青龍寺から西塔への道は、自動車もとおれる林道になっていて、八瀬からお寺までの急坂と比べると、楽に歩けます。

すこし前までは、この区間も急坂の続く山道だったのですが、台風による崖くずれで通行不能となり、迂回路のゆるい林道が整備されたのだそうです。

要所に、写真のようなお皿にペイントしたような道しるべが吊ってあります。
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やがて、ドライブウェイに併走する行者道にでます。それなりに起伏はありますが、子供でも歩けるハイキングコースです。
「極楽への道」の看板がユニークですね(笑)
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秋の日差しがまぶしい尾根道と、昼なお暗い杉林の谷道が交互に現れます。あまり展望はききませんが、ときどき京都側とびわ湖側が見え隠れします。
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玉体杉の展望台からの京都市内のながめ。あんな下から2時間もかけて登ってきたとは、われながら感心します(笑)

玉体杉とは、千日回峰の行者さんが、ここから京都御所を望んで、天皇の安泰をお祈りされたことから名づけられたそうです。
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横高山から大原へ向かうコースと別れ、ドライブウェイをくぐったところに「地主権現釣垂岩」があります。

説明版によれば、「昔々、この岩で大山咋神が琵琶湖に釣糸を垂れていたとき、大己貴神やってきて歌で問答された、云々・・・」
との伝説が残っているそうです。

横高山に腰をかけて、淡海に釣り糸をなげるとは、ガリバーも顔負け(笑)の壮大なお話ですなぁ
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この付近は、手入れされた杉の植林地で、紅葉する落葉樹はあまり見られません。下草の中に、種類はわからないのですが真っ赤になった葉っぱを見つけて一枚。
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青龍寺を出発して、ほぼ一時間で横川の駐車場に到着しました。

ちょうどもみじ祭りの真っ最中で、無料の抽選会をやっており、ガラガラの抽選器を回すと、「お抹茶のセット」が大当たり
甘いお茶菓子とほろ苦いお薄で、山歩きの疲れも吹っ飛びます。
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歓迎の大アーチをくぐって、いざ山内へ・・・・

(つづく)
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2011.11.13

【叡電】昨日から秋の紅葉特別休日ダイヤで運転

叡山電車は、昨日(11/12)から27日までの土日祝は、紅葉特別休日ダイヤになって、昼間は、叡山線が7本/時、鞍馬線が5本/時の「火祭りダイヤ」を上回る高頻度運転になります。

また、「貴船もみじ灯篭」の期間中(11/30迄)は、800型にHMが付きます。

紅葉の照りはイマイチですが、比叡山から下りてきたあと、八瀬から修学院まで撮影して歩いてきました。

まずは、叡山線系統から。
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特別ダイヤの時間帯は、八瀬・比叡山口駅の1・2番ホームに列車が並びます。
ドーム型の駅舎でちょっと薄暗いのが難点ですが、稼働5台のすべての並びを撮ってきました。

けいおんの723号(左)と732号の新緑帯どうしのペア
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723号(左)と721号の「けいおん」HMどうしのペア。この組み合わせは、営業運転では、はじめて見ました(^^ゞ
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712号(左)と721号の赤帯と緑帯のペア
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712号(左)と731号の赤帯と青帯のペア

残念ながら、京福色の724号は、車庫でお休みでした  
ちなみに、今日(11/13)は動いてます
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2011.11.12

法然二十五霊場巡拝記(最終回) 特別霊場黒谷青龍寺 祝!満願!!

5月からはじめた法然上人二十五霊場巡拝ですが、とうとう紅葉の美しい比叡山黒谷青龍寺で満願となりました。

4月17日に、桜が満開の青龍寺で、巡拝のあることを教えていただき、5月22日に知恩院の法然さまの前で、「できるだけ公共交通機関と歩きのみで、巡礼いたします。」

との願を立てて、ちょうど6ヶ月で満願となりました。

この間、一度も自家用車やタクシーは使わず、すべて電車・バス・自転車・徒歩でお参りし通しました。われながら「鉄道ファン」でなければ、こんな誓いを立てなかったろうな(笑)と、感心しております。

実際、「こんなところまでわざわざ電車を乗り継いで来られたのですか」と和尚さんに笑われたお寺もたくさんあります。

京都市内とその近郊のお寺が多いこともあって、最高で一日5ヶ寺回ったこともありますが、四国高松や岡山の山奥、伊勢、和歌山は、朝早くから夜遅くまでかかりました。

どのお寺も気持ちよく迎えていただき、心にしみるお話をいただけました。巡拝地以外でも、たくさんの名所・旧跡をまわり、余禄で鉄道写真も何枚か写せました(笑)

今年は、天変地異が頻発し、政治・経済情勢も不安定で、なにか気ぜわしく落ち着かない日常が続いています。

この巡礼で得た、心の平安、すなわち

「この巡拝でお世話になった方すべてが、仏様・法然さまがお姿を変えて、私が無事に満願できるように見守って下さっていたのだ。」
ということ。

を何らかの形で、皆様にもお返しし出来たら・・・・・・・、と思って巡拝記を終わりにいたします。
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青龍寺の庵主さまに、みごとな筆書きで、成満証明書をいただきました。
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合わせて、成満の記念に御数珠もいただきました。これからのお寺参りにもって歩きたいです。

(合掌)
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2011.11.10

紅葉と桜花の競演 京都洛北・赤山禅院

昨日あたりからやっと寒くなって11月らしい気候になってきました。
これで、紅葉が進むとあり難いのですが

さて、京都洛北の赤山禅院は、もみじの名所として有名なところですが、この本堂のまえには、晩秋から初冬にかけて花を咲かせる「寒桜」が植えてあります。

例年、11月の紅葉のシーズンには、モミジとサクラの競演がみられます。
一昨年に写したものですが、(去年は写し忘れた) 紹介させていただきます。
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このお寺は、神仏混交のなごりで、神社のような朱色の垣根が本堂を巡ってます。その前に、寒桜とカエデが植えてあります。
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アップにすると、なんか場違いな 感じがしないでもない写真ですね。
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地蔵堂の黒い屋根に、真っ赤なもみじの葉とピンクのさくら花が映えます。

例年ですと、11月20日から月末くらいまでが見頃ですが、今年は、もう一週間くらい遅いかもしれません。
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11月23日の勤労感謝の日が紅葉まつりのハイライト「数珠供養」です。
叡山電車、市バス、京都バスの修学院駅前から徒歩20分ほど、タクシーなら数分です。

駐車場は、ほとんどありません。電車かバスでお出かけ下さい。
同じときに写した写真は、こちらをどうぞ
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2011.11.09

京都非公開文化財特別公開:善光寺京都別院 得浄明院

知恩院をでて、特別公開中の得浄明院へ向かうため神宮道を歩いていると、「大谷本廟故地・蓮如上人生誕地」の石碑を見つけて、「崇泰院」と書かれたお寺の門をくぐりました。
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本堂に上がると、住職様がこのお寺の由来や仏様や寺宝の説明をしていただけました。お話では崇泰院は、石碑に書かれるとおり、親鸞上人が亡くなられた後、その遺骨を末娘の覚信尼が吉水に葬られ、大谷廟堂を建立されたのだそうです。

そののちいろいろあって、今は、浄土宗の知恩院の塔頭寺院となっていますが、昨年の秋まで原則一般の拝観を断っていたそうです。道理でこんなわかりやすい場所にあるのに知らなかったはずです(^^)

説明では、本尊は、恵心僧都源信作の阿弥陀如来さまで、九条兼実公より親鸞上人に賜り、承元の法難のときは背負って佐渡にまで持っていかれたとのこと。のちに覚信尼によって、初代本願寺の本尊として奉られたのだそうです。

ほかに親鸞上人の29歳(比叡山を下り、六角堂で百日の参篭を行い、法然上人の弟子となる、人生の大転換の年だそうです)の青年像や法然様、親鸞様にゆかりの寺宝が、ならべてあります。 特に親鸞様の像は、御足をなでると足腰が強くなると伝えられて、信者の方がなでるので、足元がピカピカに光ってます(^^ゞ
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本堂の裏には、「蓮如上人誕生時の産湯の井戸」と伝わる古井戸があります。今は、危険なので埋めてあるとのこと。 

さらに竹やぶの中の石段を上がると、親鸞上人のお墓があります。質素な五輪石塔です。石仏さまが、近くでお守りされています。

正直なところ「大本願寺教団の発祥の地」としては、非常に質素なのに驚きました。まあ宗教界に限らず、このような例は枚挙に暇がないのでしょうが・・・・・

でも言い換えると「街中にもかかわらず深山幽谷の山寺の雰囲気が味わえる古刹」ともとれる(笑)よいお寺です。みなさんもお参りしてみてください。きっと感ずるところがありますよ。
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和尚様に見送られて、華頂通りの末寺さんの前を通って、得浄明院に参ります。このお寺は、普段は非公開で、春のイチハツの花の咲く時期の一般公開時が賑わうのですが、今年は春の公開日を失念してまして、法然上人巡拝の初日に、お庭だけ見せてもらいましたが、本堂に上がるのははじめてです。

まずは本堂で、ご本尊さまを拝みながら、説明を聞きます。それによれば、このお寺は信濃の善光寺の京都別院になり、明治27年(1894年)に、まだ中央西線が開通する前でなかなか信濃までお参りに行けない西日本の信者のために、長野の本山を小さくした形で創建されました。

本尊は、一光三尊の阿弥陀如来さま、いわゆる善光寺式と呼ばれる仏像です。
もちろん善光寺名物(^^)の戒壇めぐりもあります。本堂の床下への階段を下ると、そこは真っ暗な廊下。右手を壁の腰の高さに沿わせて、ゆっくりと進んでいきます。何回か角を曲がると、やがて本尊の真下と思しき場所に、仏様とつながる鍵が手に触ります。これを打ち付けて仏様と一体になります。

出口の薄明かりが見えるとホッとします(^^ゞ

別室では、善光寺縁起(善光寺の阿弥陀三尊の来歴をあらわした絵巻)の掛け軸の前で、縁起の絵解きもありました。
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帰り道に、東山三条西入るの大将軍神社にお参りしました。この神社は、桓武天皇が平安遷都のときに、都の四隅に四大将軍を奉ったお社の東を守るひとつとされています。のこりは、北が西賀茂の大将軍神社、西が北野の大将軍八神社、南が藤森神社境内の大将軍神社だそうです。

社殿を多い尽くすようなご神木の大イチョウの木が目印です。この付近は、三条大橋の東にあたり、かつての東海道の起点で、都の東の出入り口(粟田口・三条口)でした。そのため魔物が都に入り込まないようにこの場所に方位をつかさどる神様をおまつりしたのでしょう。
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今年の特別公開は終わりましたが、なかなか見られない寺院をいくつか拝観できて実りの有る一週間でした。次の春の特別公開が待ち遠しいです。

写真は、その筋では有名な「伊藤万蔵」さんの寄進した花壷? 知恩院の御廟前にありました。
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2011.11.08

法然二十五霊場巡拝記(その25) 知恩院へ満願のお礼参り

法然上人25霊場巡拝も、残るは番外の比叡山黒谷青龍寺だけになりましたので、ひと足早いですが、本山へ満願のお礼参りに行ってきました。

晴天なら、5日に青龍寺で満願、6日に本山の予定でしたが、週末はずっとときどきだったで、予定繰上げです。
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京阪三条から縄手通り、新門前通りをとおって、お寺に向かいます。古美術店の並ぶ一角は、まだ店を開けたばかり、華頂学園の学生街もこの日は土曜日で、シーンとしてます。

黒門から入って、本堂の前まで来ると、ここにも狂い咲きの桜が、11月に入っても寒くもならず、けったいな(笑)気候が続きますねぇ。

本堂前まで来ると、さすがに、お参りのひとでいっぱいです。御影堂に入って法要の順番待ちのひとと並んで、無事に満願のお礼を述べてきました。

御影堂の回りのうぐいす張りのキュッキュッと鳴く廊下を回って、左甚五郎の忘れ傘などを見てから、裏手の集会堂に参ります。このお堂は今年(2011年)に、解体修理が行なわれたばかりで、恵心僧都源信作と伝えられる阿弥陀さまも、リニューアルされたお堂で満足そうに(^^) 座っておられます。
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知恩院さんは、どちらかというと紅葉の名所ではないかもしれませんが、さすがに古刹だけあって、境内にはカエデの古木もたくさん見られます。

写真は本堂右手の、有名な大釣鐘堂にむかう途中の池の様子です。ほんのり色付いたカエデと苔むした木に石橋、時代劇のいちシーンみたいです。
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工事中のため、狭くなり、しかも小雨で濡れてすべりやすくなった急な石段を登っていくと、勢至堂があります。ここは晩年の法然さまが、なくなられるまで民衆を教化された大谷禅坊の跡で、浄土宗知恩院の発祥の地とされています。

法然さまは、ここで800年前に往生されました。そのとき阿弥陀さまが大勢の菩薩さまを引き連れて極楽へお迎えにこられたと伝えられています。

勢至堂からさらに山手に上ると、法然さまの御廟があります。思い出ノートが置いてありましたので、
「長い道中、無事に巡拝を終えることが出来まして有難うございました。」と書いてきました。

これで、「上品上生」の特等席は無理としても(笑)、「下品中生」の下から2番目(^^ゞくらいの、極楽行きのキップの手配は出来たでしょうか(^^♪
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御廟所の寺務所でいただいたイラストマップ。キツネのガイドさんがかわいいですね。 原寸(A4)の地図は、ここをクリック
(崇泰院から得浄明院へ続く)
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2011.11.07

秋の京都府立植物園

文化の日に、今年はよく歩いたのでウォーキングシューズが磨り減ってしまって(笑)、午前中に近くのスーパーへシューズを買いに行きました。
その試運転も兼ねて植物園へ散歩してきました。
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この日は、戦後の再開園50周年記念と、国民文化祭京都2011の協賛で、無料公開です。タダとあって(笑)、いつもより人手が多いです。

会場では「植物園大茶湯」というお茶会が目玉なんですけど、午後に行ったので、すでにお茶券は売り切れでガッカリ

それで、「菊花展」に回ってみました。
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大芝生広場では、マスコットのまゆまろ君の菊人形がお出迎え。
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こちらは、俳句の師匠に扮したまゆまろ翁の菊人形。
筆と短冊を持っています。
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三本立て仕上げの部の「金賞」に輝く作品です。
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これは、「福助作り」の作品。わずか40cm以内の草丈に大輪の花を咲かせます。
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「菊の盆栽仕立て」 松や楓の盆栽とはいっぷう変わった風情があります。
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「扇作り」です。孔雀の羽を広げたところをイメージしているのでしょうか。左右の小菊も扇作りです。
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最後は、「嵯峨菊」です。この前に大覚寺に行った時は見られなかったので、良かったです。

どれも素晴らしくて、出品者の丹精が伝わってくる作品ばかりです。秋を堪能しました。
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次は、温室に入りました。さすがにムッとする暑さです(^^ゞ

この季節は、温室といえども色花は少ないですが、この「ミッキーマウスの木(オクナ・セルラタ)」が目を引きました。

を逆転して、天地逆さで写してます。実物は黒い果実が下になります。
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北山門の付近まで来ると、コスモス畑が広がってます。ピンクや白の品種が多い中で、この黄色の花弁の品種が目に留まりました。
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こちらは、西洋庭園の噴水前のあざやかな朱色のコスモスです。ちょっと盛りを過ぎてるのが残念(^^)
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バラ園も、最盛期は過ぎてますが、まだまだ見頃の花は多いです。これは「ゴールデン ボーダー」という品種です。
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こちらは有名な「プリンセス ミチコ」です。
美智子皇后(当時は皇太子妃)に捧げられた品種です。
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園内を一周して、また芝生広場の入り口に戻ってくると「夜明け前」という品種の夏ツバキが、今年の花はタネを吐き出して一生を終えようとしているのに、早くも次の世代が芽吹いているのが目に付きました。

今年もあと2ヶ月足らず、もう2012年は、すでに始動開始してるようです。
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2011.11.06

【京阪・叡電】今日の一枚(まゆまろと京福色)

せっかくの週末なのに、

晴れたら、法然霊場の最終巡拝地「比叡山黒谷青龍寺」へ登って、満願の予定だったのですが、ハイキングは中止

それで、ひと足早いですが、知恩院へ満願のお礼に行ってきました。(参拝のレポートは次回に)

その行き帰りの京阪と叡電のスナップです。まだ紅葉には早く、しかも小雨交じりの天候ですが、それなりに観光地へ向かう人で賑わっていました。
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行きの出町柳駅で見た「国民文化祭・京都2011」記念の「まゆまろ号」
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帰りの一乗寺駅ですれ違った、旧京福色の724号
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展望電車のワイドな車窓からこの色の電車を見られるのも、あとひと月足らず。
できれば、比叡山か鞍馬山の真っ赤な紅葉との、最後の取り合わせを記録したいです。
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2011.11.05

京都非公開文化財特別公開:大本山清浄華院

三時知恩寺の次は、冷泉家に回ろうと思ったのですが、この日は公開日ではなかったので、御所を抜けて清浄華院へ回りました。
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ここは、6月に法然霊場巡拝でお参りして以来です。まずは本堂で法然さまの像を拝見します。普段は内陣までは入れませんが、この日は特別公開で法然さまの像も照明が当てられて、そのお姿をよく拝見できます。

説明では、42歳のまだ比叡山で修行中のお姿を写したものだそうです。この翌年に比叡山黒谷を下り、東山吉水で浄土宗を開かれることになります。

続いて、泣き不動尊像を拝見します。このお寺には浄土宗の阿弥陀信仰と並んで、不動明王の信仰が受け継がれています。長年の護摩の煙で真っ黒ですが、血の涙を流されているのが間近で見るとわかります。

また、壁一面に広げられた、當麻寺の曼荼羅図を写したとされる當麻曼荼羅図(江戸時代)も圧巻です。

本堂をでて、是心堂で泣き不動絵巻の狩野永納 (知恩寺に続いてまたまた登場)の模写した絵巻の全巻と、室町時代の正本の一部を拝見します。

さわりを写したコピーは、本堂の壁に掛けられているのでいつも見ているのですが、やはり本物は迫力が違います。陰陽師安倍清明の活躍がハイライトです。

そのほかにも、不動信仰に関する仏像、仏画、書状などがたくさん展示してあります。

最後は、大方丈で阿弥陀三尊像を拝みます。阿弥陀様は平安時代の作品で恵心僧都源信の作とされています。広間には等凞上人の袈裟(複製)も展示されてました。

休憩室にさがって、お茶を飲みながら宝物のカタログをみていると、まだまだ公開されていない国宝・重文級の文化財がいっぱいあって、大本山の格式のすごさを見せ付けられて思いがしました。
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普段はなかなか見ることのできない文化財をかなり間近で拝見することが出来て、良かったです。11上旬までは続くので、あと1・2箇所は回ってみたいです。
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2011.11.03

京都非公開文化財特別公開 入江御所:三時知恩寺

浄福寺を出て、今出川通りを東に10分ほど歩くと、白峯神宮の前を通ります。
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この神社は、保元の乱に敗れ讃岐に流されて、かの地で亡くなられた崇徳上皇の怨霊をなぐさめるために、明治時代になって創建されました。したがって京都市内の神社では、新参者(失礼)と、いえるかも知れません。

社殿は、蹴鞠の家元であった飛鳥井家の屋敷跡に作られたため、いまでもサッカーをはじめ球技の関係者の必勝祈願が絶えません。京都パープルサンガをはじめとするJリーグや全国の高校・大学・社会人のチームのボールやシューズが奉納されています。
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白峯神宮からすこし東にいった今出川新町の交差点を北へあるくと、同志社大学の新町校舎のまえに、三時知恩寺があります。

私は、このお寺のことは浄福寺で地図をもらうまでまったく知りませんでした(^^ゞ
一般的には、この付近は学生街のイメージですが、御所の裏手に当たり、茶道の家元や公家のお屋敷にまじって尼門跡寺院がいくつか残っています。
自分が、知らないだけで、京都には、こんな隠れた古刹はいくらでもあるのですが(^^)

本堂には中国浄土宗第三祖の善導大師像が奉られています。善導大師は法然上人が心の師とされた方で、浄土宗のお寺では法然様とならんで奉られていることが多いです。

平成22年に解体修理がなされ、作製当初の緑色の袈裟が鮮やかに甦っています。また胎内から、作成者の名前と作製時期(文禄5年/1596年)が判明しています。文禄年間といえば、豊臣秀吉の全盛期で、もう5・6年すると秀吉が死んで家康が征夷大将軍に任じられるという歴史の大転換を迎える時です。

そのすこし昔には、このお寺の東隣には、室町幕府の花の御所がまだ建っていたはず・・・・・、そう考えると、400年の時空が頭の中で一気に遡り、この等身大の仏像が大仏様のように見えて、そのすごさに圧倒されそうになります。

隣の間には、京狩野の三代目の狩野永納筆の四季花鳥図屏風が飾ってあります。説明は聞いたのですが名前が覚えられなかった(笑)、鳳凰に似た尾長鳥のような中国本土にだけ生息する鳥が描かれていました。

本堂をでて、一の間にまわると、襖に源氏物語の扇面絵が貼り混ぜてあります。まだ詳しい調査がされていないため、作者も作製時期も、どの場面かも不明だそうです。

源氏絵は、源氏物語千年紀のイベントでたくさん見る機会がありましたが、ここまで間近に手に取るように眺めさせてもらったのは初めてです。登場人物の服装の模様、御簾の一本一本、瓦の一枚一枚までくっきり、鮮明に描かれています。目鼻立ちもいわゆる引き目鉤鼻ではなく、ひとりづつ個性的に描き分けられています。

この繊細な筆致と発色の残り具合からは、なんとなく「江戸時代初期の土佐光起の一派の絵師の作ではないか?」という気がしました。まったく根拠はなく当てずっぽうなので、信用しないように(^_^;)

(ここも撮影禁止なので、写真はありません。悪しからず。)
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(清浄華院へ続く)
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2011.11.02

京都非公開文化財特別公開 西陣:浄福寺

国民文化祭京都2011の協賛イベントとして、「非公開文化財の特別公開」が始まっています。10月30日には上京区の三つのお寺を回ってきました。

まずは、西陣の浄福寺から。
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このお寺の有る一条浄福寺は、私事ですが母方の祖父母の家があり、母の里帰りの際には、よくおじいちゃん、おばあちゃんに連れられてこのお寺に散歩にきました。子供の頃はもちろん、つい最近まで観光寺院とは無縁の町なかのお寺の一つと思ってましたが、今回特別公開に選ばれて、はじめて本堂に入ってきました。

朝9時の開門ともに行ったのですが、すでに数人の先客がお待ちでして、一番に本堂に入って、阿弥陀様と本堂の建物についての説明を受けます。

このお堂は、江戸時代半ばに再建されたのですが、当時の建築基準法ともいうべき「三間梁機制」の制限を逃れるために、外から見るとふたつの建物が並んでいるようにみえて (上の写真)、中に入るとひとつの空間になるような設計にしてあります。日本最初の違法建築物(笑)なのだそうです。

つづいて、方丈に回ります。ここには禅寺のように(このお寺は浄土宗)天井に龍図が描かれており、その下で手を叩くと、「びぃ~~ん」と反響するいわゆる鳴き龍になっています。説明によると天井をすこし湾曲させて共鳴するようにしてあるのだそうです。
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最後は、書院にまわってポスターの絵にもなっている十王図を拝見します。土佐光信の筆になる室町時代中期の作品で重文です。いわゆる地獄の閻魔様の亡者裁判の様子を描いています。500年前の作品とは思えない色鮮やかな六道絵に、身のすくむ思いです(^^ゞ

他にも、六道を回って極楽浄土へあがるユニークな双六絵のコピーを使って、実際に遊べるコーナーもありました。昔はこうした遊びの要素も取り入れて、民衆の教化をおこなったんですね。民俗学的にも貴重な資料だと思います。

さらに立派な内庭もあるのですが、すべて撮影禁止でなにも写すことができませんが、「こんなすばらしい文化財が眠っているとは、さすがに西陣!」と感心して、浄福寺を後にしました。
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浄福寺の東門と通りをはさんで向かい側の慧光寺に入りました。日蓮宗のお寺らしく、七面大明神堂がありました。じつは、この神様のことはなにも知らなかった(^^ゞのですが、帰ってから調べると七面天女とも呼ばれ、日蓮宗のお寺では法華経を守護する女神として信仰されているのだそうです。
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(三時知恩寺へ続く)
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2011.11.01

観光地のテープ案内

よく観光地へ行くと、テープ案内が繰り返し流れていることがあります。

Speaker01_4 いちいち肉声で案内するのは大変でしょうし、やってくる人に等しく同じ内容を聞かすには大変有効だと思います。 でも場所に因りけりなんですよね。

どことは書きませんが、京都でも有名な某禅寺で、まだ山門もくぐらない駐車場の外まで、大音響で「このお寺は・・・・・・」と流しているところがあります。

時期を変えて2度も行ったのですが、もう耳障りで、せっかくのお参りしようという気分も萎えてしまって 結局入らずに帰ってきました。
別のお寺では、やはりテープ案内ではありますが、小型のカセットデッキを案内の方が持ち歩いて、要所で数人に聞こえる程度のボリュームで流してくれるところがありました。

これは冒頭に書いた趣旨とお寺の静寂さを両立させるベターな手段だと感じました。
現状で、一番ベストと思うのは、全員がヘッドフォンをして、リモートで各個人ばらSpeaker03 ばらに説明を聞くパターンでしょうが、いまのところ大きな展覧会や博物館クラスでないと無理のようですね。

あと何年先かは判りませんが、さほど遠くない将来に、ウェアラブルコンピュータの技術が発展し、機器が超小型かつ超安価になって、案内板にチョンとふれるだけで観光案内に限らず必要な情報がささやくように聞こえてくる時代が来るんでしょうけどね。

ただ、それまで散歩し続ける気力が残っているかどうか
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