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2011.11.02

京都非公開文化財特別公開 西陣:浄福寺

国民文化祭京都2011の協賛イベントとして、「非公開文化財の特別公開」が始まっています。10月30日には上京区の三つのお寺を回ってきました。

まずは、西陣の浄福寺から。
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このお寺の有る一条浄福寺は、私事ですが母方の祖父母の家があり、母の里帰りの際には、よくおじいちゃん、おばあちゃんに連れられてこのお寺に散歩にきました。子供の頃はもちろん、つい最近まで観光寺院とは無縁の町なかのお寺の一つと思ってましたが、今回特別公開に選ばれて、はじめて本堂に入ってきました。

朝9時の開門ともに行ったのですが、すでに数人の先客がお待ちでして、一番に本堂に入って、阿弥陀様と本堂の建物についての説明を受けます。

このお堂は、江戸時代半ばに再建されたのですが、当時の建築基準法ともいうべき「三間梁機制」の制限を逃れるために、外から見るとふたつの建物が並んでいるようにみえて (上の写真)、中に入るとひとつの空間になるような設計にしてあります。日本最初の違法建築物(笑)なのだそうです。

つづいて、方丈に回ります。ここには禅寺のように(このお寺は浄土宗)天井に龍図が描かれており、その下で手を叩くと、「びぃ~~ん」と反響するいわゆる鳴き龍になっています。説明によると天井をすこし湾曲させて共鳴するようにしてあるのだそうです。
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最後は、書院にまわってポスターの絵にもなっている十王図を拝見します。土佐光信の筆になる室町時代中期の作品で重文です。いわゆる地獄の閻魔様の亡者裁判の様子を描いています。500年前の作品とは思えない色鮮やかな六道絵に、身のすくむ思いです(^^ゞ

他にも、六道を回って極楽浄土へあがるユニークな双六絵のコピーを使って、実際に遊べるコーナーもありました。昔はこうした遊びの要素も取り入れて、民衆の教化をおこなったんですね。民俗学的にも貴重な資料だと思います。

さらに立派な内庭もあるのですが、すべて撮影禁止でなにも写すことができませんが、「こんなすばらしい文化財が眠っているとは、さすがに西陣!」と感心して、浄福寺を後にしました。
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浄福寺の東門と通りをはさんで向かい側の慧光寺に入りました。日蓮宗のお寺らしく、七面大明神堂がありました。じつは、この神様のことはなにも知らなかった(^^ゞのですが、帰ってから調べると七面天女とも呼ばれ、日蓮宗のお寺では法華経を守護する女神として信仰されているのだそうです。
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(三時知恩寺へ続く)
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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