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2011.11.01

観光地のテープ案内

よく観光地へ行くと、テープ案内が繰り返し流れていることがあります。

Speaker01_4 いちいち肉声で案内するのは大変でしょうし、やってくる人に等しく同じ内容を聞かすには大変有効だと思います。 でも場所に因りけりなんですよね。

どことは書きませんが、京都でも有名な某禅寺で、まだ山門もくぐらない駐車場の外まで、大音響で「このお寺は・・・・・・」と流しているところがあります。

時期を変えて2度も行ったのですが、もう耳障りで、せっかくのお参りしようという気分も萎えてしまって 結局入らずに帰ってきました。
別のお寺では、やはりテープ案内ではありますが、小型のカセットデッキを案内の方が持ち歩いて、要所で数人に聞こえる程度のボリュームで流してくれるところがありました。

これは冒頭に書いた趣旨とお寺の静寂さを両立させるベターな手段だと感じました。
現状で、一番ベストと思うのは、全員がヘッドフォンをして、リモートで各個人ばらSpeaker03 ばらに説明を聞くパターンでしょうが、いまのところ大きな展覧会や博物館クラスでないと無理のようですね。

あと何年先かは判りませんが、さほど遠くない将来に、ウェアラブルコンピュータの技術が発展し、機器が超小型かつ超安価になって、案内板にチョンとふれるだけで観光案内に限らず必要な情報がささやくように聞こえてくる時代が来るんでしょうけどね。

ただ、それまで散歩し続ける気力が残っているかどうか
pinboke_entry

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コメント

こんにちは。

最近はオーディオを使った案内、多いですね。iPodのようなものをレンタルするようなところもあると聞きます。各自で楽しむ分には、もってこいですね。目の不自由な方もおられるし。スピーカーから大音量というのはアレですけど

また、最近はポッド・キャストなるサービスもあるらしく、ネットで事前に音声データをダウンロードしておくというのもあるみたいなんですね。機会があったら、一度やってみようかと思っています。

>> slowmotion さんへ

こんばんは。
最近は、貸し出しじゃなくて、個人のスマホやiPodに、データをダウンロード
してくれて、パンフレット兼電子カタログのようなサービスをやってる
とこもありますね。もう2・3年もするとこれが当たり前になるのかも?

世の中に不要なものの一つ。それは音声ガイダンス。ボタンを押すと大音量。日本人は音に寛容なのかなんだか知りませんが、実は私、博物館等へ行く際に欠かせないアイテムとして耳栓を携帯しています。解説・説明板の文章さえあれば他には何も必要ありません、と私は思います。

>> 笠井君へ

やっぱり、そう思いますか。
耳栓ほどではないにしても、耳障りなことは多いですね。

今日のブログに書いてる三時知恩寺でも、お座敷で大きな声でケータイでしゃべってる
おばさんがいて、むかついた
注意してやろうかと思ったけど、逆切れされても かなわないし・・・・・・

マナーのなっていない大人って多いよね。私の経験でも、若い人の方が(注意を)素直に聞くように思います(まあ、いろいろでしょうけど)。

静かな環境にあるべき神社仏閣や博物館・美術館には、そもそも映像や音声はいらないですよね。
だいたい現代人は「見る」「聞く」に頼り過ぎて「読む」力を低下させている。
音声ガイダンスは「読む」リテラシーの低下に手を貸す「余計なサービス」といっていいでしょう。

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