« 真如堂と黒谷さんの八重桜 (前編) | トップページ | 北白川の洋館、駒井邸を訪問 »

2012.04.24

真如堂と黒谷さんの八重桜 (後編)

今日の関西地方は、また気温が25℃を超える夏日でした。なんか桜の話題なんか、もう時期外れ見たいですね(笑)

さて、土曜の散歩は、本堂をでて、境内の草花を見て歩きます。
*
201204sinnyodo06
山門の左手には、吒枳尼天(だきにてん)のお社があります。

お庭のしだれ桜がすこし盛りはすぎましたが見事です。もとは神楽殿であったと思われる休憩所の壁の四方には、三十六歌仙の額が飾ってありました。

平安貴族になった気分ですね
*
201204sinnyodo07
しだれ桜の横手には、やはり満開の八重桜。門前町らしい京町屋が雰囲気を盛り上げてくれてます。

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
(在原業平)

見渡せば 柳桜を こきまぜて みやこぞ春の 錦なりける

(素性法師)

春ごとに花の鏡となる水はちりかかるをやくもるといふらん 
(伊勢)

久方の ひかりのどけき 春の日 にしづ心なく 花のちるらむ
(紀友則)

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
(小野小町)



手元の古今和歌集から、桜を詠った名歌を選りだしてみました。

先の二首は、満開の桜をめでる「春上」の和歌、後の三首は、往く春を惜しむ「春下」の和歌。どちらかというと、後の和歌のほうに感慨を覚えるのは、私だけでしょうか。
*
201204sinnyodo05_2
塔頭寺院の前庭では、散り椿も往く春を惜しんでいました。
*
201204sinnyodo08
お隣の黒谷さんの会津墓地に回りました。幕末の動乱で命をおとした会津藩士の墓にも、八重桜がこちらはひっそりと咲いております。
*
201204sinnyodo09
会津墓地の横には、紫雲石を奉る西雲寺があります。

法然上人が、比叡山を下り、この地で大石に腰をかけて念仏を唱えると、たちまち紫の雲が天にたなびき、上人はこの地を聖地と定めて庵を結ばれたのが、金戒光明寺(黒谷さん)のはじまりと伝えられています。

いわば、浄土宗発祥の地であります。

レンゲ草が咲き乱れていました。息子は「この花がレンゲ草か、知らんかった。」と言いました。そういえば、最近はレンゲの咲き乱れる田んぼなんて回りに見かけなくなりましたね。

道端に咲くタンポポやスミレも、外来種がはびこって日本古来の品種は押され気味なのだとか、少し考えさせられた春の散歩道でした。
*
pinboke_entry
お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

« 真如堂と黒谷さんの八重桜 (前編) | トップページ | 北白川の洋館、駒井邸を訪問 »

コメント

こんにちは
今日はちょっと初夏のようでしたね。
春はどこへ?

も今年は足が早かったですね。なかっちょさんや他の方のブログで桜の花を堪能させて頂きましたが、自分自身は電車の中から眺めただけです。散るのを惜しむ暇もないくらいでしたが、歌人の句を読んでいると、ちょっと優雅な気分になりました。

なかっちょさん

いい季節になって来ましたね。
ずっとサボっていた、法然上人さまの巡拝の旅に
そろそろ出かけなくてはね! 

>> slowmotion さんへ

こんにちは。
今年の花見は、休みとサイクルがあわずに、実質土日一回づつでしたね。

私も叡電沿線からは、一歩も出られませんでした。
あちこち回って、写真をアップされてるかたがうらやましいです

>> ナンシーさんへ

法然さまの巡拝も京都・大阪の近場を回ると、遠くまで足を
伸ばさないといけないので、大変ですよ(笑)

黒谷さんに書いてあった由緒書きによれば、法然さまは
43歳で、浄土宗をはじめられたんですね。

「人生わずか50年」の時代に、今風に書けば、
比叡山のような大企業を脱サラして、念仏によるベンチャー企業を
起されたんですね。

たいしたものです

百人一首懐かしいです。学生の頃、1番の 覚えたのが 紀友則です。100番目ですよね~
ステキなとこですね~ ♪ めっちゃ旅したくなりました。 また旅したい病が うずうず~ ♪

ああしんど、飯食おか。
ああ真如堂めし黒谷。
神楽岡は、小学校でいうと錦林小、第四錦林小、北白川小。
中学でいうと、近衛中。
吉田山と大文字。
うぉーい。
このへんが、私の中学時代のテリトリーだったのです。

おはようございます。

八重桜にしだれ桜、見事ですね。

他のお花のお写真もグッドですよ!!

記事本文に「和歌」を取り入れる発想は、なかっちょさんならではと思いました。

>> まぶちょんさんへ

こんにちは。
百人一首も、高校生くらいのときは必死で覚えて、クラス対抗の
カルタ大会に出たりしたけど、もう忘れちゃいましたね

もうGWかあ。
年度始めの繁忙期が終わったら、
リフレッシュしに、どこか静かなところに行きたいですねぇ。

>> 笠井君へ

黒谷さんからの帰りは、近衛中学の横手へ下りてきて
そこからバスで帰ったんだ。

NTTの裏手ふきんって、狭い路地が続いてるねぇ。
迷子になりそうだったよ(笑)

>> 京阪快急3000さんへ

こんにちは。

普段は、電車とあわせて花を写してますが、
たまには、花だけを撮らないと、思ってアップで写してみました。

和歌は、まぁ洒落です

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 真如堂と黒谷さんの八重桜 (後編):

« 真如堂と黒谷さんの八重桜 (前編) | トップページ | 北白川の洋館、駒井邸を訪問 »

フォト
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ