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2012年5月に作成された記事

2012.05.31

【京都バス】最近のダイヤ改正の話題から

京都バスでは、5月1日に高野営業所管内の路線のダイヤ改正が行なわれました。

もう一ケ月経ってしまいましたが、新設された52系統貴船口線、55系統に代わって設定された56系統松ヶ崎循環線の記録を貼っておきます。
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56系統の内回り便です。5月3日に撮影の修学院道(修学院駅前)を発車する第2便です。(1便は車が被って撮り損ねました)
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循環系統のためか、「松ヶ崎駅方面」と表示された行き先LEDと、舞妓さんバスの後追い。
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外回り循環の便は、平日のみ運転されます。こちらも「出町柳方面」と表示しています。何便かは出町柳止めもあるので、これは「方面」を表示しないのでしょうか?
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こちらは狭い鞍馬街道を貴船口に向かう52系統です。今までの国際会館~市原の40・50系統の延長系統になります。

延長された区間は、大型車のすれ違い困難な狭隘区間もあるような閑散地帯のうえ叡電鞍馬線と完全に競合します。

しかも観光地の鞍馬や貴船ではなく「貴船口」止まりなのがよく理解できません?
将来の鞍馬街道の道路拡張を見越しての(完成はまだ数年先のはず?)先行開業なのでしょうか?
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こちらは、いささか旧聞ですが、今年の3月の改正から95系統大原・鞍馬線の運行日が、写真のようになりました

観光地などで年一回(初詣とかお祭りとか)だけ運行する幻のバスの話は良く聞きますが、身近なところに現れるとは思いませんでした。

ここまでして路線を維持する理由もよくわかりません???

なにか腑に落ちないことばかりの、「春のダイヤ改正」の話題でした。
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(次回は、山科大カーブです)
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2012.05.29

陽明文庫名宝展と東山散策 (後編)

陽明文庫の名宝展を見た後は、小雨のぱらつく天気でしたが、東山を散策することにしました。
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修学旅行生で賑わう三十三間堂を見ながら、お堂の東側を進むと、血天井で有名な養源院の隣に、後白河法皇の「法住寺陵」があります。

先週に紹介した平家物語の大原御幸のもうひとりの主役(NHKのドラマでは松田翔太さんが演じてますね)の法住寺殿のあったところの跡だそうです。

法皇は、鳥羽天皇の第四皇子として生まれますが、およそ即位の可能性も無く、気ままな貴公子として29歳まで遊び暮らします。ところが近衛天皇の急死により、天皇の位が転がり込んできます。

この予想もしなかった即位のゴタゴタが、保元の乱を起こし、天皇はわずか3年で帝位を二条天皇に譲って、上皇となります。

しかし、ここで気楽な楽隠居になるような性格ではなかったようで、以後無くなるまで34年間も上皇・法皇として院政を敷いて政治を牛耳ります。

院政期も平治の乱、源平合戦、鎌倉幕府との折衝と動乱が続きますが、なかなかの政治手腕を発揮して、武家政権下の朝廷という政治体制を確立して66歳で崩御されました。

今様「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」を編纂されたことで有名です。
♪遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん♫
のフレーズは、聞かれた方も多いと思います。

今様とはその名のとおり現代流行歌謡集という意味で、天皇自らが、ベストヒット集をまとめて出版するようなものですから(笑)、当時もかなりの批判があったようです。「文にあらず、武にもあらず、能もなく、芸もなし」と、酷評するひともいます。

その政治手腕を皮肉って、「帝は、日本一の大天狗にござる。」と言い放ったひともあります。

個人的には、ある意味「自分の思うままに生きた。そしてそれが可能であった。」 羨ましくも 愛すべき(失礼)天皇さまであったと思います。
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法住寺をでて、三十三間堂のまわりを一周して、大和大路を祇園の方に向かって歩きます。「国家安康」の鐘で有名な方広寺や耳塚、河井寛次郎記念館や五条坂の陶器神社(若宮八幡)に向かうらしい修学旅行生の一団とすれ違います。

最近の修学旅行は、清水寺や二条城といった定食コースでは無く、アラカルトで一風かわった所も見て歩くのが流行りなのだとか。

建仁寺さんの前に来ると、「塔頭、両足院の半夏生の庭園特別公開を開催(6月9日~7月8日)」のポスターが目につきました。来月はこれを見に行きましょうか。

この辺は花街にも近いので、粋な小物を扱うお店も目に付きます。お琴や三味線を扱う和楽器店、べっ甲の笄を売るお店、草履屋さん、和傘屋さん、などが並んでいます。手作りの味噌やさんや古代米を扱うお米屋さんもありました。

その中で特に目を引いたのが、上の写真のお店。最初はなにか怪しい 「アキバ系」のショップかと思って、それであまり観察せず写真をだけとって通過したのですが、ネットで調べると「国内唯一の磁器製ネムリ人形(桜ビスク)専門会社」なのだそうです。祇園雪虎製作所のHPより http://sarasque.com/ 

大正浪漫って感じですけど、おじさんにはあまり関係なさそう(^_^;)
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すぐに、12日にあの大暴走事故のあった四条大和大路交差点。もう3週間も経って、事故の痕跡は残ってませんが、歩いてても、ものすごい重圧感を感じました。

(合掌)

気が重くて、大和大路は北上できなくて、一筋東の花見小路へ移動。祇園甲部、祇園東の花街をあるきます。この風情は、へたな写真より、駅に飾ってあった切り絵でどうぞ。
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白川橋の付近までくると、なんと料亭のまえに大きな青鷺くんが。これがハトやカラスなら別に珍しくないけど、サギとは。近くの鴨川から白川沿いに飛んできたんでしょうけど、トリさんも紅灯が恋しいのかな
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近づいても人なれしてるのか別に逃げもせず、塀の瓦屋根に乗ってポーズまで取ってくれます。やっぱり花街は、トリさんまで粋ですねぇ。

辰巳稲荷の付近は、また修学旅行生でいっぱい。ちょっと小雨模様なので石畳も柳並木もしっとり濡れて京情緒満点。きっと良い思いでのシーンになったことでしょう。

古道具屋さんの並ぶ小路を三条駅に向かいます。さっき博物館で見てきたような名のある作家の作品がさり気なくウィンドウに飾ってあります。ぜんぜん目が利かないし、仮に利いても買える余裕もないけど

七条から三条までブラブラ歩いてちょうど1時間。目の保養になった東山散策でした。
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(次回は、5月のバスネタです。)
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2012.05.28

陽明文庫名宝展と東山散策 (前編)

昨日までで終わってしまいましたが、京博で開催された「陽明文庫名宝展」を見に行ってきました。
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近衛家は、五摂家筆頭の格式を誇る家柄で、古代から戦前の華族制度の廃止まで、おそらく天皇家に次ぐ名家として続いてきました。

陽明文庫は、その近衛家に伝わる古文書や美術工芸品を保存する施設で、御室仁和寺の近くの山の麓にあります。

所蔵する資料は20万点を超えるとされています。原則として一般公開はされていないので、この展覧会は王朝文化の香りに触れる貴重な機会です。
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K_fuji3 イラスト (C)もみじ葉の風 (禁無断転載)
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最初に、日本史や美術史の教科書でもおなじみの「春日鹿曼荼羅図」や「藤原鎌足像」が展示されて、近衛家の歴史の深さを感じさせます。

続いて、藤原道長の日記「御堂関白記」をはじめ、歴代の当主が書き綴った日記や手紙がたくさん展示されています。

道長の娘の彰子中宮が一条天皇の敦成親王(後一条天皇)を出産したときのくだり(紫式部日記で有名ですね)や彰子と腹違いの娘・威子(いし)が後一条天皇の中宮に入内したときの宴会のくだり、など

歴史上のひとでしかなかった平安貴族の自筆の日記や手紙をみると、「本当に千年も昔にたしかにこの人達も、京都で生活されてたんだ。」

と、感動します。

威子入内のときに
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」

という、有名な歌を詠んだそうですが、さすがに照れくさくて自分の日記には書けずに(笑)、小右記という藤原実資(ふじわらのさねすけ)という人が書き残した日記で今に伝わるのも面白いです。

御堂関白記は、最近現代語訳が文庫本で出たので一度読んで見たいと思います。
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Jyuni_hitoe イラスト (C)もみじ葉の風 (禁無断転載)
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時代は、鎌倉から室町へと流れていきますが、展示品はやはり、歴史に名を残す皇族・公家・僧侶のゆかりの
品が続きます。

当然ですが、武家に関する物はほとんどありません。所蔵されていない訳はないでしょうが、展示会の内容が「王朝文化の華」なので、それに絞ってるんでしょうね。

最後は、江戸から近代になります。ここで目を引いたのは、寛永の三筆のひとり、近衛信尹(のぶただ)の名筆と雛人形や加茂人形や御所人形の数々。お人形さんは、お姫様の遊び道具なのでしょうが、小さいものは、高さ一寸前後の豆人形も並んでいます。

腰を落として、目の高さを人形と合わすと、小さいのにその精緻さには驚きます。いまのプラ成型なら簡単でしょうけど、いちいちおが屑を固めたり、紙を張り合わせたりして形をつくり、胡粉をぬって、端切れを貼って、顔を描いてと、大変な手間ひまをかけてるのが見て取れます。

「なにもなにも ちひさきものはみなうつくし」

と書かれた枕草子の一節が浮かびました。
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Kodomowc1イラスト (C)ましうし堂 http://www2u.biglobe.ne.jp/~masi-usi/index.html
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他にも、名品・優品がいっぱいありましたが、紹介しきれません。ふだんは遠い存在だった平安貴族が一気に身近になったいっときでした。

(続いて、今も残る平安貴族の面影から和風の再発見(笑)のため、東山区内を散策します。)
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2012.05.26

【京阪】大津線の併用軌道区間でちょい鉄(^^)v

5月18日に比叡登山を終えてから、まだすこし時間があったので、浜大津で京阪京津線の路面電車区間でちょい鉄してきました。
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浜大津交差点で、出会った601+602と603+604の連番4両

この続きはこちらをクリック!
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(次回は、陽明文庫名宝展と東山散策です。)
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2012.05.25

晩春から新緑の花を探して、大原から比叡山へ散歩してきました。

5月12日と18日の2週に渡って、大原から八瀬・比叡山・坂本と晩春から初夏の花を探して、行者道を歩いてきました。

新緑の美しい山道は、歩く人こそ少ないですが、豊かな自然が迎えてくれました。
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長文になりますので、続きはこちらをクリック!
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(次回は、京阪大津線です)
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2012.05.23

上御霊神社の御霊祭 (その3-アーケード街を進む祭行列(^^)v )

5月18日は、振休でひさしぶりの平日のお休み。朝からあちこち出歩いて、夕方近くになって、出町で御霊祭を見物しました。
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お御輿を見送って、先回りして枡形商店街に急ぎます。狭い商店街では、行列の通過に供えて、お店は一時閉店してショーケースを片付けたり、放置自転車を退かしたりと大変です(笑)

やがて、先頭の剣鉾がやってきました。長い鉾が天井飾りに引っかからないか、お付きの人はみな上を見上げてます。
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ペン先みたいですねぇ。万一引っ掛かったときは、長い棒で障害物を押し上げて取り外すみたいです。
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続いて、騎馬の神主さんを中心に、供奉の人たちが続きます。手前の傘のしたはお稚児さん、後ろのひとは弓矢・盾・楽器などを捧げています。
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厳かな、雅楽の演奏です。越天楽の響きがアーケードに反響します。
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見ていて神馬や雅楽がアーケードの商店街を通り過ぎるだけでも、なにか違和感(失礼)が有りましたが、牛車のお通りは、タイムスリップをテーマにした映画のシーンみたいです
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牛車そのものは、京都に住んでればたまには祭り行列で見かけるのでそれほど珍しいものでもありませんが、大売出しの商店街を通過していくのは(@_@;)
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(次回は大原から比叡山へ歩きます。)
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2012.05.22

上御霊神社の御霊祭 (その2-御輿行列)

5月18日は、振休でひさしぶりの平日のお休み。朝からあちこち出歩いて、夕方近くになって、出町で御霊祭を見物しました。
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太鼓の演奏が終わり、ちょうど午後5時頃に祭り行列が御所をでて同志社大学の前を通って、出町商店街へやってきました。

先導役の牛車です。猿田彦大神をお乗せして街中を通ります。ことしは140年ぶりに京都御所の苑内まで御輿を引き連れて巡行したと新聞にもでてました。

牛飼童(うしかいわらわ)役の少女が可愛らしいですねぇ。
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続いて、今出川口を先頭に小山郷・末廣の各地区の御輿が順にやってきます。
締め込みに半ケツのお兄さんもみえますね

地元での披露のためみなさんテンション上がってます。
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二番目は、小山郷のお御輿。寺町今出川の交差点を曲がるところです。西日に金の飾りが輝いてます。担ぐための横棒も今年新調されたそうで、白木が美しいです。
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三番目は、末廣の御輿です。日の丸の扇子模様の法被が粋ですねぇ。
御輿も屋根の上に羽が生えたように千木を載せているのは、変わってます。
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最後に、騎乗の神主さん。交通量の多い、学生街・商店街の交差点を通行止にして、行列と見物人と通行人が入り乱れて(笑) 見てても面白かったです。
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(商店街を通る祭り行列に続く)
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2012.05.21

上御霊神社の御霊祭 (その1-御霊太鼓)

こんにちは。みなさんの地域では、金環日食は見えましたか?残念ながら大阪では曇りでよく見えませんでした(^^ゞ

さて、5月18日は、振休でひさしぶりの平日のお休みでした。朝からあちこち出歩いて、夕方近くになって、出町で御霊祭を見物しました。
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京都では、「御霊祭が終わると春も終わり」といわれるように、毎年5月18日に執り行われます。

祭り行列は、午後1時頃神社を出発して、北区と上京区にまたがる氏子地域を巡行して、日の暮れる頃に神社にお帰りになります。

出町周辺を通過するのは、だいたい午後4時半から5時頃と聞いていたので、4時過ぎに京阪出町柳駅を下りて加茂大橋を西へ渡りました。

河原町今出川の交差点まで来ると御所のほうから太鼓と祭り囃が聞こえてきます。それに誘われるように、寺町今出川の交差点まで進むと、子供たちが太鼓の演奏をやってました。「御霊太鼓の会」のみなさんの演奏です。
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揃いの装束をきて、なかなか勇壮なバチさばきです。
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続いて、おとなの演奏に代わります。こちらはさすがに迫力がありますねぇ。お腹に響きわたります
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上御霊神社の氏子地域は、おなじ京都市内でも区がちがうので祭りのような伝統行事は、なかなか見る機会がありません。

みなさん早くから練習されているのでしょうね。
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引きこまれて、長く見ていたような気がしましたが、わたしが聞かせてもらっていたのは、わずか20分ほど、全体でも30分余りの演奏会だったようです。

「御輿の到着近し。」の連絡があって、最後は、メンバー全員の乱れ打ちで締めでした。

聞いていた近所の氏子の方や通りかがりの見物客から、おおきな拍手の上がったのは言うまでもありません。

一昨年の撮影ですが、YouTubeに動画が投稿されています。ご覧になってください。
http://www.youtube.com/watch?v=dxXMPDUiBtU
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(御輿渡御につづく)
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2012.05.19

大原女装束時代行列 (後編)

5月12日に行なわれた、大原の里の初夏のイベント、「大原女装束時代行列」を見に行って来ました。
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行列は、寂光院門前の旅館・土産物屋街を進みます。この付近は特に道が狭く、行列、見物人、通行人がひしめき合います。

行列の進行方向右手(写真では向かって左)の清流に落合の滝があります。のぞき込まないとわからないような小さな滝ですが、

建礼門院がこの滝を見て

ころころと 小石流るる谷川の かじかなくなる 落合の滝

と詠まれています。
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行列は、建礼門院のお墓にお参りします。石段を登って礼拝し、また下りてきます。この階段を下るところが見せ場のひとつで、狭い階段の踊り場に大勢のカメラマンや観光客が殺到します。
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行列は、寂光院の境内でご本尊の地蔵菩薩と建礼門院、阿波内侍の像に礼拝して解散になりました。

「来年は、建礼門院がなくなられて(建保元年12月13日(西暦1214年1月25日)800年となるため、大々的に追善供養を催したい。」との、住職様のお話がありました。
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お祭りがお開きになって、地元の方は三々五々と連れ立って、大原女の格好のままお家へ帰られます。

このスナップこそ、子供の頃によくみた洛北の田舎の光景です。昭和30~40年代にタイムスリップしたようです。
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行列が引き上げた後、建礼門院の大原西陵へお参りしました。

平家物語の最終章、灌頂巻-大原御幸の世界です。

平家物語によれば、後白河法皇は、賀茂祭(葵祭り)の済んだ夏の初め、太陽歴ならちょうど5月の半ばすぎの青葉の美しい時期に、大原へ建礼門院を訪ねます。

女院は、法皇に「わたくしは、平清盛の娘に生まれ、高倉天皇のお后となり、安徳天皇を生んで国母となり女性として最高の地位に上りました。しかし平家の都落ちで境遇は一転し、最後はこの世に居ながら天上から人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六道をすべて体験いたしました。」
と、語ります。

法皇は、「人間として六道をすべて体験したとは稀なことです。」と涙をながされた。
とされています。

平家物語の対面は、フィクションかもしれませんが、女院のお気持ちは、おそらく真実でありましょう。

「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅爲樂」 涅槃経より

合掌
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(次回は、5月18日の上御霊神社の御霊祭のようすをお届けします)
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2012.05.18

大原女装束時代行列 (前編)

5月12日に行なわれた、大原の里の初夏のイベント、「大原女装束時代行列」を見に行って来ました。
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このイベントは、大原女の発祥とされる建礼門院と御付きの阿波内侍を先頭に、室町時代、江戸時代、明治・大正時代と、昔の大原女の装束を再現した女人行列です。

毎年、5月の半ばごろにあり、三千院を出発して、大原バス停を通り、寂光院までおよそ2時間弱をかけて歩きます。
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この辺は、庭みたいなものですから(笑)、裏道を通り田んぼの畦を渡って、行列を追い越して、一番の撮影ポイントと思われる川岸の草むらに陣取りました。

先頭の女院と侍女につづいて地元の小学校の女の子の可愛い小原女が続きます。ここで、止まってみんなで記念撮影。

絣の着物に三巾前垂れ、ピンクの帯に赤いたすき、手甲・脚絆に白い手ぬぐいを被り、頭にワラを編んだ輪っかを載せて、その上に柴や薪を載せます。
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そして、「柴や黒木はいりまへんかぁ~~。菜っ葉にお漬けはどうどすぅ~。」
と、京の町に売り歩きにでます。

絣の着物や帯の模様、手ぬぐいの柄などには決まりがあるそうで、その色や形を見ただけで、娘さんか、お嫁さんか、あるいはどこの集落の女の人かひと目でわかったのだそうです。
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江戸時代以降は、地元の婦人会のお母さんと公募で行列に参加されてる観光客の女性です。

みなさん同じように見えますが、やはり地元の人間が見ると、装束が決まっている八瀬・大原地区のみなさんと、なれない着物にわらじ履きで、ぼちぼちと(笑)歩く飛び入りの観光客はすぐに見分けがつきます。
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寂光院へつづく草生(くさお)地区の茅葺屋根を模した民家の前を通り過ぎる行列です。

昭和の初め頃、八瀬まで叡山電車が開通し、大原街道もバスやトラックが走れるように改修されて徒歩での大原女の行商は、なくなったと聞いたことがあります。

でも、わたしの子供の昭和40年代の終わり頃まで、大原女の格好をしたおばさんが、リヤカーや軽トラに野菜や漬物を積んで「なっぱや漬けモンこうてやぁ。」(標準語で書くと野菜や漬物を買って下さい。)と売りに来たものです。

夏の暑い盛り、真っ赤に熟れたトマトを氷水で冷やして、齧り付くのが何よりの楽しみでした。
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(後編に続く)
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2012.05.16

【叡電】初夏の花シリーズ(2012)その4 コンデジで撮り歩き (後編)

GW最終日の5月6日は、朝から雨だったので、コンデジだけもって初夏の叡電を撮影に出かけました。

途中で急に天気は良くなって暑いくらいになってきましたが、デジイチを取りにも帰れないので、そのまま撮影続行です。
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市原駅前には、みごとなサツキの花壇があるのですが、駅の手前にも黄色い野草が咲いていたので、戻ってきた赤きららと合わせてみました。

クサノオウの花みたいですね。図鑑で調べると「有毒植物だが薬草としても使われるので「草の王」あるいは、「瘡(くさ)の王」の名がついた。」と書かれてます。

これも、柵のすき間からコンデジを差し込んでの撮影です。この手軽さが重宝しますね。
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これが、この日のメインに考えてたサツキの花壇です。
でも、イマひとつ満開に早かったのと、コンデジではたいした構図にならず

やはり、コンパクトカメラと一眼レフは、使い分けが必要ですね
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次のポイントに移動すべく駅前のバス停にくると、ここにも西洋オダマキが恥ずかしそうに下を向いて咲いてました。

なぜに、これだけの美形なのにうつむいちゃうんでしょう?
やっぱり美女は、奥ゆかしいのが身上なのかな
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と、いうわけで(笑) 叡電随一の美女にも、コデマリの雲形に隠れていただきました。

(本当は、コンデジ撮影で手元が狂って電車の位置を読み違えただけ )
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最後は、一旦家に帰ってデジイチで撮り直した松ヶ崎山をバックに走る赤きららを。

やっぱり手前のサツキのシャープさや発色が違いますね。
「邪魔くさくても、重たくても、機材はいつも用意してから出かけるべし!!」

という、見本みたいなカメラハイクでした。
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(次回は、5月12日の大原女行列です)
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2012.05.15

【叡電】初夏の花シリーズ(2012)その3 コンデジで撮り歩き (前編)

GW最終日の5月6日は、朝から. 大きなカメラは持って歩けそうもないので、コンデジひとつをカバンに入れて、お散歩開始です。

まずは、サツキが見頃になっている元田中駅付近に向かいます。
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デジイチに比べてややピンあまですが、普段の街角のスナップという感じに撮れて良かったです。
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ここは、春の花シリーズで「八重椿の鉢植え」を紹介した出町柳5号踏切です。その時のご案内どおり(笑)、サツキの盆栽が乗客の目を楽しませてくれています。
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すこし元田中駅よりに戻った6号踏切へ続く路地には、ヒメジョンの白い花が群れてました。

私道とはいえ、街中で舗装してない砂利道が残っているのが新鮮でした
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雨は止みそうもないので、次の鞍馬行きで一気に二ノ瀬に移動します。本当は貴船口へ行きたかったのですが、雨をしのぐところが無いので、ここで降ります。

北山杉が傘代わりになってくれる駅裏から初夏の北山名物のシャガの花と電車の行き違い風景を撮影。

コンデジは、やはり構図や露出に制限がありますが、狭い場所でしゃがんで撮ったりするときは便利ですね
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鞍馬山を下りて、市原の集落の外れまでくると雨もやんで急に天気が回復してきました。ラッキー
でも、今からデジイチを取りに帰れないので、コンデジで撮影続行です。

空き地に、セイヨウカラシナらしき菜の花をみつけて、赤きららとあわせて見ました。

新緑や雪景色のような単色のバックには、やはり真っ赤なボディは映えますね。
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次は、オレンジきららが来るはずなので、駅に急いだのですが、ぎりぎり駅までは間に合わず(^^ゞ

それでもなんとかアヤメと新緑の向こうに少しだけ顔をのぞかせてくれたところをキャッチできました。
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(後編に続く)
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2012.05.13

端午の節句は鷺森神社の春祭2012

京都・洛北では、5月5日の子供の日の前後に村祭りを執り行うところが多いです。わが修学院・山端地区の鎮守さま鷺森神社の春祭りもこの日に行なわれます。

今年は、雲ひとつない五月晴れのもと、御輿巡行が町を練り歩き、例年以上の盛り上がりでした。

電車編と祭行列編の2回に分けて、祭りのハイライトをお送りします。
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修学院地区のお旅所を出て、山端地区のお旅所に向かう祭り行列。

昨年までは、息子が子供みこしやサンヨレの行列にでてたのでお旅所の神事まで撮りに行ってましたが、今年は白川通りから撮影です。
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山端地区の中心、叡電修学院駅前に到着したお御輿。

帽子をかぶらないとまぶしくて撮影できないくらいの五月晴れの良い天気でした。
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午前の巡行が終わって、御輿をお旅所に入れるために肩を入れて横手に担ぎだします。

かなりの重量が肩にかかるので、みなさん踏ん張ってます。
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201205matsuri04
無事に、お旅所に担ぎいれて、ホッと一息。これから昼休みの休憩です。
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201205matsuri05
午後の巡行です。今年は、良い天候のためかあちこちで、御輿を担ぎ上げるパフォーマンスをやってるので、例年より遅れ気味で進んでいます。
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音頭とりの日の丸の扇子に合わせて、御輿を揺らします。暑い日は、たいへんな重労働のようです。
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201205matsuri07
いよいよお帰りです。

叡電の踏切が閉まりだしたのに強引に通過

一旦停止してくれたら、電車と御輿をよい構図で撮れたのに残念(^_^;)
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最後のハイライト。修学院道交差点を通行止めにしての御輿回し
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大回りも見事に決まって、最後は担ぎ上げ!
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ひと仕事終えた安堵感を背中に見せて、神社へ引き上げていきました。

世話役さん、担ぎ役さん、お疲れ様でした。

(次回は、GW最終日の花とえーでん散歩です)
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2012.05.12

【叡電】端午の節句の春祭りと叡電2012

京都・洛北では、5月5日の子供の日の前後に村祭りを執り行うところが多いです。わが修学院・山端地区の鎮守さま鷺森神社の春祭りもこの日に行なわれます。

今年は、雲ひとつない五月晴れのもと、御輿巡行が町を練り歩き、例年以上の盛り上がりでした。

電車編と祭行列編の2回に分けて、祭りのハイライトをお送りします。
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11時にお旅所を出発した祭り行列は、11時半ごろ修学院駅前の踏切を通過します。

今年は、叡電が通常ダイヤのため祭り行列と電車のコラボは一回しか見られませんでした。残念
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お帰りは、子供御輿も大御輿も踏切を渡ってから電車がやってきてしまいました。せっかく八瀬行きの臨時が走ったのに
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まあ、こんな年もあるでしょ。来年に期待しましょう(笑)

写真は、午前中の八瀬からの臨時回送です。このあと一旦入庫して、午後3時頃からまた臨時で出庫したみたいです。
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(祭り行列編に続く)
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2012.05.10

みどりの日のお散歩は、西陣に初夏の花を探しに

みどりの日は、文化の日に続いて、照ったり、曇ったり、時には降ったり と、はっきりしない天候でした。

それでも、「家にいても詰まらない」 と、またまた西陣方面の寺社へ初夏の花を探しに出かけました。
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家から、高野川沿いに下り、葵祭りの準備の始まった下鴨神社を抜け、鞍馬口通りを西に向かいます。出雲路橋を渡って、地下鉄鞍馬口駅の手前を下手に折れると上御霊神社に着きます。自転車で走ると30分も掛かりません。

南側の塀沿いに咲き乱れる一初(イチハツ)の花をみて、まずは正門から本殿に向かって礼拝します。

今年は、葵祭り(5/15)も御霊祭(5/18)も平日ですが、18日は振替休日が取れそうなので、できれば祭り行列が出町あたりを通過するところを見てみたいです。
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観光寺社ではないので、それほど大勢のお参りはありませんが、一番早く咲くアヤメを見ようと、三々五々とカメラを手にした方がお堀端にたたずんでおられました。

ちょうど雲が切れ、花に5月の陽光が差し込むところでシャッターを切れました。
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いづれアヤメかカキツバタ? ハナショウブに西洋種のアイリスを含めて、なかなか見分けがつきません(^^ゞ

毎年、名札のない花は、アップで写して図鑑とニラメッコです
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この先、上賀茂の太田神社のカキツバタ、平安神宮庭園のアヤメ・ハナショウブとアヤメ科の花の追っかけが続きそうです。
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さらに、上御霊通りを西へ烏丸通りを渡って新町で下って日蓮宗大本山の妙顕寺へ回ります。

ここも桜は八重も含めてすでに終わり、サツキが見頃になってきています。ここも本堂は平成の大改修中でした。文化財もいつかは手入れが必要になるのはわかりますが、たまに行ったときにシートや足場で囲まれてるのは、 ですね。
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庫裏の前庭には、シランが紫色の清楚な花を咲かしてました。苔むしたつくばいに良く合います。

近くの茶道の家元のお師匠さんが通りかかられたら、きっと引き立つでしょうね。
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寺之内通りを堀川を越えて、西側の大本山妙蓮寺に進みます。ここは3月初めにお会式桜を見に来てからふた月ぶりのお参りです。

やはり塔頭の門前には、シャレた釣り花が下がっています。今の季節はツタのオブジェです。
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前回は、予約がなくて見られなかった長谷川等伯一派の障壁画を、今回はたまたま予約の方が来ておられたので、飛び入りで見学させていただけました。

桜図、柳図、鉾杉図などを、ゆっくりと堪能できました。また本堂の幸野豊一画伯の障壁画も、二回目なのでよりじっくりと目線を変えて鑑賞することができました。

連休に入ってから、あちこちの特別公開で国宝・重文級の文化財を見て歩いて頭がパンクしそうです(笑)

こんな時は、京都で生まれ育ったのを感謝しますね
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(次は、子供の日恒例の春祭りとえーでんです。)
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2012.05.08

【叡電】初夏の花シリーズ(2012)その2 昭和の日の花壇(後編)

昭和の日の、お散歩の続きです。

一乗寺駅まで行ったところで、もう疲れてしまって(この日も夏日で暑かった)もう戻ることにしました。
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行きは、線路の上り側を歩いたので、帰りは下り側を通ります。

さっそく、黄色の鮮やかなお花を発見。
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これも知らない花だったので、アップで撮って図鑑で調べると、「カロライナジャスミン」ではなかろうかと思われます?

茉莉花草は白い花が普通に思いますが、これは原色の黄色で目立ちますね。シャーベットやカクテルに添えてみたいです
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すこし歩いたところに、こんなお花を発見。すべて下を向いて咲いてます。色合いも、いかにも恥ずかしがり屋さんにみえますね
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これは図鑑で調べると(西洋)オダマキのようです。外側のブルーのところが萼(がく)で中の白い筒状が花びらだそうです。

この写真は、5月6日に市原駅前でも見つけてアップで撮ったものです。
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オダマキの横は、おなじみのユリオプス・デージーです。
ワイドガラスの展望電車に張り合っています
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ふたたび、チューリップの公園ちかくまで戻ってきました。公園の横に見事な白い牡丹と藤の房の競演がありました。

行きにも目を付けていたのですがたまたま車が停まっていたので、帰りにパシャ。ちょうど真正面から光が当たって、この日に撮った写真の中で一番の仕上がりになりました
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締めは、修学院駅の外れのモッコウバラを。
これが咲き出すと、沿線もいよいよ暑くなってきます。

(次回は、みどりの日の西陣の街歩きです。)
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2012.05.07

【叡電】初夏の花シリーズ(2012)その1 昭和の日の花壇(前編)

とうとうGWも終わってしまいました。今年はせっかくの連休なのに、天気がイマイチの日が多かったですね。

さて、初夏のお花は「電車編」と「散歩編」を交えてGW中に撮影したものを順にUpします。

まずは、4月29日の昭和の日に写した沿線風景から。

この日は、図書館へ行くついでに、ぶらぶらと元田中あたりまで歩くつもりでしたが、宝ヶ池~一乗寺のわずか2駅間を往復するだけで、思いのほかたくさんのお花を摘み取る(笑)ことができて、図書館へも行かずに家に帰ってしまいました
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まずは、音羽川鉄橋へ行くと、こんな白い花が咲いていました。最初は「野いちごの一種かなぁ?」と思ってたんですけど、帰ってから図鑑で調べると、「シロヤマブキ(白山吹)」だとわかりました。

真っ赤な展望電車とグッドマッチングです。
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一枚目の写真は、電車との関係でお花が良く見えませんでしたが、正面から写すとこんな感じです。

たしかに、色はべつとして、花も葉っぱも普通の黄色の山吹に似てますね。でも花びらは4枚で5枚の一重の山吹とチョット違います。
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車庫の回りで、春の名残の花を撮ってから住宅街を歩いていくと、ベニカナメモチの生垣が真紅の若葉を芽吹かせてました。

生垣に埋もれるようにして写真を撮ったのですが、後で気づくと上着がほこりで真っ白になってました アチャー..........
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べにカナメの生垣から線路際に出ると、前回に菜の花を紹介した畑です。菜の花の横にはエンドウ豆がチョウチョのような白い花を咲かせてました。

本物のチョウチョウもキャベツの葉をもとめてひらひら飛んでましたが、残念ながらファインダーにも収まらず
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線路脇に、薄紫の可憐な花を見つけて、柵のすき間にカメラをこじ入れて、這いつくばるようにカシャ

またまた、上着を土ぼこりで汚してしまいました。あぁーあ
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この可憐なお花は、マツバウンラン?かと思うのですが、どうでしょうか?

近くのお宅に鉢植えや露地の花壇にたくさん植えてあるので、そこからタネが飛んできて野生化しているようです。
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(後編に続く)
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2012.05.05

京都非公開文化財特別公開 退耕庵

法性寺から東福寺の退耕庵までは歩いてすぐなのですが、もう4時の受付終了が迫っているので足早に歩いて移動します。
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ここは、枯山水のお庭と、小野小町百歳像が有名です。

山門を入り、受付を済ますと、まずは本堂に通されます。ここでご本尊の千手観音様を拝ませていただきます。残念ながら薄暗くてさらにお厨子に入られているようで、お顔は拝見できませんでした。

幕末には東福寺が長州軍の本陣となり、戦乱で命を落とした長州藩士の位牌も並んでいます。

仏間の片隅に、小町百歳像が安置されています。

思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば さめざらましを

うたたねに 恋しき人を 見てしより 夢てふものは たのみそめてき

いとせめて 恋しき時は むばたまの 夜の衣を かへしてぞ着る

(古今集552,553,554)

ここで、皺くちゃの梅干婆あ(失礼)になった、小町の話を出しても幻滅なので(笑)、
夢三首を上げておきましょう。
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そのあとは、枯山水のお庭を廊下に作られた窓枠を通して眺めたり、お茶室の作夢軒を見学したり、樹齢300年とされる、キリシマツツジの大木が真っ赤な花をいっぱい付け、芝のお庭にも散り敷いている、幻想的な光景を見たりしました。

残念ながら境内は一切撮影禁止で、しっかり目に焼き付けてきました。ここで絵心などあれば、出てからサラサラとスケッチなど出来たものを、と悔やんでもはじまりませんが

最後は、小町井戸や小町地蔵さまを拝みます。説明では、もともと渋谷越えの小町寺にあったそうですが、明治の廃仏稀釈で、廃寺になり東福寺に移されたのださうです。

地蔵さまには小町のところに来た恋文を胎内に塗りこめてあったそうですが、江戸時代に何者かが地蔵様の背中に穴を開けて、恋文を盗んでいったそうで、いまは残っていないのだとか。

在原業平や深草少将から貰ったラブレター が今に伝わっていたら、それこそ国宝ものでしょうね(^^ゞ
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退耕庵を出たところで、ちょうど4時の受付終了になりました。閉門まであと30分しかありませんが、新緑の境内を散策しました。

東福寺は言わずと知れた、紅葉の名所ですが、若葉もみじの洗玉澗や白壁に映える白いサツキ、だいぶん房の伸びてきた藤棚と、見るものはいっぱいあります。
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残念ながら時間切れで、山門や宝物館には回れませんでしたが、東福寺の塔頭の一般公開は、それなりにあるので次の機会を待ちたいと思います。
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最後は、やはり「鉄」ネタで

鳥羽街道駅前の昔ながらの文房具屋さんです。
コンデジでは、この程度の表現しかできませんでしが、セピア調に仕上げてみました。
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(次回からは、GWのお花散歩を順にUpします。)
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2012.05.04

京都非公開文化財特別公開 法性寺

だん王さんの催しが、意外と盛況で時間オーバーになってしまい(笑)、京阪東福寺駅をでて法性寺に着いたときは、午後3時を回っていました。
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ここ暫くは完全に非公開になっていた、国宝の千手観音さまを拝むことができます。

このお寺は、平安中期に藤原忠平の創建と伝える歴史を誇っています。

忠平は、天神さま菅原道真のライバルの藤原時平の弟君で、小倉百人一首の

小倉山峰のもみじ葉こころあらば今ひとたびの御幸またなん

の貞信公の名で知られる方です。

子孫の藤原忠通も、法性寺入道前関白太政大臣の長~い(笑)名前で、

わたの原こぎいでてみれば久方の雲いにまごう沖つ白波

の歌が百人一首に取られていますね。

こうして藤原氏のお寺として栄えた法性寺ですが、源平戦乱以降の武士の世になると衰退し、やがて東福寺に取って代わられたようです。

今のお寺は、明治維新に旧名をついで再建されたものだそうです。
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この写真は、3月に「法性寺が一般公開される」と新聞記事に載ったのを見て、普段の静かな様子を写しておいたものです。

山門を入ると狭い前庭があり、玄関を入ると控え間があります。さすがに秘仏の公開だけあって、参拝者は多く、まず前庭で続いて控え間で、5~10分ほど待ちます。

たまたま列の先頭に並ぶことができ、本尊の千手観音さまの真ん前で拝ませていただくことができました。仏間には、ほかに不動明王さまや薬師如来さまがお奉りしてあります。
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この写真は、昨年の3月にお寺の前から京阪を写したものですが、今となっては貴重な旧塗装とアーモンドの花盛りの取り合わせになりました。

このように線路の真横にお寺があるので、お話を聞いていても電車が通ると振動や騒音がじかに伝わってきます

できれば、山門を通して電車の写真を撮りたかったのですが、ものすごい混雑で無理でした(^^ゞ

ここは、この先また公開されるか不確定な気がしますので、あまり期間がありませんが、是非お参りされることをお勧めします。
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(次は、すぐ近くの東福寺塔頭の退耕庵に参ります。)
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2012.05.03

京都非公開文化財特別公開 檀王法林寺

今年も、GW期間中に、春の京都非公開文化財の特別公開が催されています。全部で、14寺社が見られるのですが、3日の文化の日に、まず檀王法林寺、法性寺、退耕庵の三ケ寺にお参りしてきました。
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「檀王法林寺」といわれると、どこのお寺だったかなぁ? と、一瞬とまどってしまいますが、「三条京阪のだんのうさん」といえば、京都の人ならだれでも知ってるお寺です。

今年のこのお寺の宝物の公開の目玉は、「琉球国王からの贈り物」です。だん王さんの中興の祖の袋中(たいちゅう)上人が江戸時代のはじめ頃、琉球に渡り、当時の琉球国王からも帰依を受けられ、寄進をうけた品々が展示されます。

このお寺と沖縄が関係あるとは、じつはまったく知らなかったのですが、たまたまお寺のHPで催しのあることを知り、行って来ました。

まずは、住職さまからお寺のご本尊さまや脇仏さまの紹介、つづいて由緒や宝物の紹介がスライドを通してありました。

さすがに開山400年の伝統のあるお寺だけあって、なかなか見事な寺宝がそろってます。「できれば2・3年に一度ずつ公開していきたい。」とおっしゃってますので、次の特別公開が楽しみなところです。
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本堂内は撮影禁止のため、ポスターでご本尊の阿弥陀さまをご紹介します。

法話のあとは、大阪の沖縄三線同好会のみなさんによる、沖縄の民謡や島歌の演奏がありました。沖縄本島、宮古、八重山の各諸島に伝わる昔からの歌や最近作られた歌謡などが数曲演奏されました。

最後は、エイサーの調べに乗って、みなさん身振り手振りを真似ながら本堂で沖縄の踊りを体験しました。

まさか、京都の街の真ん中のお寺で、沖縄の踊りを踊るなんて思っても見なかったので、たのしいひと時でした
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このお寺は、「日本最古の招き猫が造られた」との伝説もあります。このお寺には主夜神(しゅやじん)尊という神様が祭られており、そのお使いが黒猫とされています。

そのため本堂の一角には奉納された大小の招き猫が飾られています。大中小の黒招き猫や京都芸術大学の学生さんが描いた招き猫のおみくじ付きのネコの金時飴(2枚目の写真)がお土産に授与されています。

特別公開は、5月6日までですが、それ以降も毎月1日に本堂が公開されています。ぜひ日本最古の招き猫を拝んで、金運・商機をつかんで下さい。
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(続いて、法性寺と退耕庵に回ります。)
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2012.05.01

【叡電】春の花シリーズ(2012)その7(最終回) 春の名残の花々

あっという間に、4月も終わってしまいました。お彼岸からはじめた「春の花シリーズ」も、今回で最終回となりました。

お終いは、29日に見つけた、春の名残の花々で締めくくりたいと思います。
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春の花と言えば、桜 にチューリップ ですねぇ。叡電沿線では、一面のチューリップ畑などは望むべくもありませんので、公園の花壇の真紅の花とイラスト電車をあわせて見ました。

車掌さんも、はやくも上着を脱いでワイシャツ姿ですね。
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これも毎年写していますが、修学院車庫の八重桜です。この木は咲くのが比較的遅くて、連年GWの終わる頃まで花が持っています。
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八重桜の根元に一輪だけ咲いてる菜の花です。ちかくの畑からタネが飛んでくるのでしょうか?
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車庫の菜の花はこの畑のこぼれ種かな?

この家庭菜園的なちいさな畑も、これからいろいろと野菜の花や実がなって、モデルを勤めてくれることでしょう。
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春は、ニューフェイス登場の季節でもあります。叡電でも運転士の卵の職員さんが、日夜運転実習に励んでおられるようです。教習用の徐行標識が立っていました。
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最後は、一乗寺駅構内のタンポポの綿毛で締めさせていただきましょう。
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次回からは、行き先を「初夏の花シリーズ」に改めて、梅雨明けの頃までお届けしたいと思ってます。

ご愛読ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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