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2012.07.25

山背古道を歩いてきました。(その2) 玉川から寿宝寺へ

7月15日に、南山城散策シリーズの第3弾で、山背古道・奈良街道・歌姫街道を散策してきました。
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蟹満寺をでて、さらに古道を北に向かいます。途中の集落にはこんな光景が点在しています。

また天井川をひとつ越えます。ここで道は二手にわかれます。山際を行く山背古道と井出の集落に入っていく奈良街道です。

山際の道も見るものが多いようですが、暑くなって来たので(^^)、町なかへの道を通ります。(この日の京田辺市の最高気温は35℃を超える猛暑日でした)
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奈良線に沿って商店街の続く奈良街道を歩くと、やがて玉川に着きます。川沿いの玉川寺に参ります。

本堂は閉まってましたが、すき間からご本尊様に手を合わせました。
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ここから国道24号線の玉川橋まで川沿いの遊歩道を歩きます。点在する歌碑にも詠まれるように、ヤマブキの里として有名なところです。

春の桜と山吹が咲き乱れるころが一番良いそうです。まだ少しですが山吹は咲き残っていました。
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写真を撮っていると、中学生くらいの男の子が「こんにちは」と挨拶して通り過ぎていきました。部活帰りの息子くらいの年頃です。この付近の学校はなかなか教育が行き届いているようです。感心しました。
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しばらく遊歩道を行くと、木津川堤防上の国道24号線の玉水橋交差点に出ます。ここからは全長500m近くもある長い橋で木津川を渡って京田辺市に入ります。

川沿いにはサイクリングロードが整備されてて、晴天のもと川風に吹かれながら疾走する自転車が何台も通り過ぎて行きます。

通り過ぎると言えば、田んぼの彼方の高架線行く、近鉄やJRの姿も見えます。
しばらく、新興住宅地のようなところを歩くと、ほどなく寿宝寺の山門が見えてきました。
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このお寺には国宝の十一面千手観音様がおられます。案内を請うと、「住職は法事で出かけておりますので、私が案内させていただきます。」と奥様らしき方が収蔵庫に案内していただけました。

観音様は、高さ181cmと等身大です。千手といっても実際に十数本程度しか腕のない観音様も多いそうですが、このお寺の本尊は、本当に左右に500本づつ千本の腕をもたれています。持ち物のない手には、目が印されています。この目で衆生の様子を常に観察されておられるのだそうです。

観音様に対面した時は、収蔵庫の扉が開いて日の光が差し込んでいます。そのためお顔は厳かで睨み付けられているような感じになります。

ところが扉を閉めて部屋が薄暗くなると、お顔は柔和で慈悲に富んだ優しいお顔に変わります。その変化は早変わりのトリックを見てるみたいです。

「昔は、やさしいお姿に接するため、夕方にお参りした。と伝えられます。」とのお寺の方の説明に納得しました。
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収蔵庫をでると、ちょうど住職様も帰ってこられて本堂にもあげていただきました。

バス通りから一歩入った旧道は、奈良街道と歌姫街道をむすぶ旧道です。
このお寺の付近は、古代の山本驛(宿場)の跡とされ、当時の山陽・山陰・東山(東海)・北陸の各街道の奈良の都をでて最初のそして各地への分岐点の宿場として栄えたのだそうです。
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(次回は、竹取物語博物館を見学します)
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

情緒あるとこですね。きっと、私はこういうとこに行ったら帰れませんねo(*^▽^*)o
のんびり歩いて散策してみたい街道です。
ありがとう なかなか行けない癒し空間です(*^ー゚)bグッジョブ!!

>> まぶちょんさんへ

こんにちは。

暑さにまけてパスしましたたけど、この街道には卑弥呼がもらった
三角縁神獣鏡?が出土した古墳や、奈良時代の橘諸兄大臣の別荘や
平氏追討の狼煙を上げた以仁王のお墓なんかが点在してます。

たまに車が通るけど、暑い盛りに歩いている人は少ないです。
春秋の気候の良い時分の散歩をお勧めします

とてもいい感じの道が続いていますね。
こんなところ歩いたら、わくわくしてどこまでも行けそうです。
寿宝寺の観音様、とても不思議なんですね。
もしも意図的に作られているとしたら、すごいことですよ。
こうしたいわれを教えていただけるのも、ありがたいことですね。
そういうのもじっくり見て回ってみたいものです。

>> みつひろさんへ

この付近は、奈良と京都の両方の影響を受けているので、
素朴な中にも、みやびを感じさせる風景が続いています。

観光客も、個人で回っているひとがほとんどで、どこも
バスツアーを見かけることもありません。

観音様の造形は、写真でお見せできないのが残念ですが、
薄暗くなったお堂に浮かび上がる慈悲の相には、おもわず
手を合わしてしまいます。

昔の人は、自然光だけでこれだけの演出を長い時間かけて
体得されたんでしょうね。

光と影の芸術、カメラ好きにもたいへん参考になりました。

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