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2012.11.07

下鴨神社の鴨長明「方丈記」800年記念展

2012_11_3shimogamo06 冷泉家、報恩寺と特別公開を回って、最後に、下鴨神社につきました。

境内は、まだ紅葉には早いですが、方丈記800年展を目当ての人や、七五三のお参りの家族連れ、結婚式のカップルで、賑わっています。
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2012_11_3shimogamo02  まずは、スタジオジブリが描く「定家と長明」の原画展を見ることにします。

これは、ジブリの宮崎吾朗監督が、平安末期から鎌倉初期の乱世を生きた長明と藤原定家を自ら絵コンテにし、約300点を重要文化財の神服殿で展示するものです。
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2012_11_3shimogamo03 「藤原定家と鴨長明は、友人だった」という想定で、ストーリーは、進みます。

この絵のように、20代の青年貴族と庶民として描かれます。

時代は平安末期の平清盛が政治を牛耳っていた頃。

打ち続く戦乱と、方丈記に五大災厄として書き留められている、大火・竜巻・遷都・飢饉・地震で、京の都も荒れ果て、死屍累々のありさまです。

この地獄のような街を舞台に、ふたりは友情を暖めたり、恋をしたり、喧嘩したり・・・・・

残念ながら、HappyEnd にはなりませんが、映画化されるのを待ちたい作品です。
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2012_11_3shimogamo04 史実では、ふたりは役所の同僚-鳥羽上皇の下で和歌所という、勅撰和歌集を編纂する部署の職員でした。

定家は、歌才が認められて出世し、権中納言の位まで昇りますが、長明は、河合神社の禰宜になれず、宮中でも認められずに出家し、隠遁して淋しく一生を終えています。

このように、2人の人生は対照的ですが、「百人一首」と「方丈記」という、世界に誇れる古典を残したのは、やはり偉大なんですね。
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2012_11_3shimogamo05_2 続いて、河合神社にお参りして、「方丈記・式年遷宮特別展」のある神社の研修所に移動します。

ここには、方丈記と下鴨神社の貴重な文化財が展示されています。

まず、目につくのが長明の隠棲した庵のミニチュア、実物大の小屋(失礼)は、河合神社の境内に復元されてますが、ドールハウス風に室内の家具や装飾まで、本文に従って作られているのはすごいです。

他に長明の自筆の手紙や方丈記をはじめとする著作の古写本があります。

神社関係でも、神宝が何十点と並んでますが、一番気になったのは、明治の写本ですが、鴨長明の生きた時代頃の神社の境内の様子を現わすという「鴨社古図」。

取り壊されたりして現存しない建物や参道の位置が違うなど、興味が尽きません。

12月中旬まで開催されてますので、ぜひ足を運んで見て下さい。

特に、「ジブリの定家と長明」は是非とも
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

こんにちは

スタジオジブリの宮崎吾朗監督
普段は非公開の絵コンテ観てみたいです
12月半ばまでですね
何とか時間を作っていきたいです

>> na nori さんへ

さすがに、ジブリの二代目(笑)だけあって、お父さんの宮崎駿監督
そっくりの画風ですね。

案内のスタッフが「ぜひ映画に向けて署名してください。」というので、
喜んでサインしてきました。ばく大な費用とかで、なかなか
クランクイン出来ないそうです。でもCGとか使って、安易に動画化
しないところにも、ジブリのプライドがあるのかもしれませんが。

どこにでも苦労があるのですね(~_~;)
署名でクランクインが出来るのなら喜んでしますけど
それだけの問題でもなさそうですね
観てみたいです

おお!なつかしや~♪
週末にまた、このあたりを散策に行こうと思ってますよ~
いろんな情報をありがとうさんです!(*^ー゚)bグッジョブ!!

 遠州・三河にも賀茂(鴨?)神社の末社があり、
賀茂真淵は、浜松の賀茂神社の神官の家に生
まれたようです。真淵は、天神でもないのに、
学問の神様になっています。方丈記は、平家物語
とも共通点があるのでしょうね。方丈の庵は、小さ
なものに、いろいろな工夫を加える、京都的なもの
なのでしょうね。

こんにちは~(o^-^o)
ジブリの定家と長明、興味深いです~
ぜひ映画化してほしいです
たくさん、署名集まるといいですね

>> まぶちょんさんへ

下鴨神社の境内も、葵祭のころほどではないにしても
たくさんのひとが歩いてましたよ。

神社の周辺は住宅地で、あまり見るところはないけど
賀茂川ぞいを下鴨から上賀茂まで歩いてみれば

>> としちんさんへ

天神さんやお稲荷さんほどではありませんが、賀茂(鴨)神社は
各地に、末社がありますね。
賀茂真淵が、浜松の生まれとは知りませんでした。

平家物語の一部は、方丈記を参考にして書かれたともいわれます。
実物大の庵をみると、「ちっちゃいけど、機能的」といった印象ですね。
プレハブ式に折りたたんで、荷車で運べたんだとか。

>> mik さんへ

ジブリの絵コンテが実際に映像作品になるのは、
まだまだ先みたいですね。

各地の美術館などで、展示されることもあるので
もしかしたら浜松の県立美術館にも巡回するかも?

2枚目、手書きの「展示中」案内がイイですね。こういうの好きです!

>> キハ58さんへ

他にも、手書きでちょっとイラストを添えたのが貼ってありましたよ。
神主さんか巫女さんのなかに筆の達つ人がいるのかなぁ

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