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2012.12.25

聚楽第の石垣の発掘現場説明会

昨日は、寒風の中、聚楽第跡の石垣の発掘現場の現地説明会に行ってきました。
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聚楽第は、ご存知のように豊臣秀吉が京都の居城として天正15(1587)年に作った邸宅ですが、わずか7・8年使っただけで徹底的に破却し、その一部は伏見城へ運ばれたとされていました。
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その理由は、甥の秀次と息子の秀頼の対立か? などと、いわれますがハッキリした所は判らないらしいです。

今回、聚楽第の本丸の南端部分にあたるところにある京都府警の宿舎の建設工事にともなう発掘調査で、石垣の一部が発見されました。
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写真は、西側から東の方を見ています。発掘された石垣は、約30mあまり、高さは最大で2.3mです。おそらく再下段の基礎部分だそうです。

おそらく、この上に、何段も石垣が積み重なっていたのでしょうけれど、上部は破壊されどこかへ転用されたので、元の高さは不明です。
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石は、切石ではなく自然石を積んでいます。裏側には栗石を詰めて安定させています。大石は比叡山か滋賀県の田上山から、栗石は鴨川から運ばれてきたのではないかと推測されています。

ダンプカーもパワーショベルもなかった安土桃山時代では、おそらく石を船に積んで鴨川や堀川を通って近くまで運び、あとはコロやモッコで動かして積み重ねていったのでしょう。

これだけの土木工事を行える財力と権力をもった太閤さんは、やっぱりすごい天下人だったと、感慨をあらたにさせられる見学会でした。
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こんな金箔瓦も出土しています。太閤さんらしい成金趣味(失礼)ですね。

それにしても、「遺跡の上に町のある京都」ですから、旧市街地のどこを掘ってもなにかしらの、遺物がでてきます。そのため開発が遅れたり、場合によっては中止に追い込まれる場合もあります。今回は埋め戻しが決定しているようですが、役所の建物なので、あるいは現状保存などの声が上がるかもしれません。

現地保存が無理でも、そっくり掘り出してどこかの公園のモニュメントに保存できないものでしょうかねぇ
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コメント

今晩は
遺跡が発掘されるといつも昔の人は凄いなぁって思います
特にお城を建てたりする石垣、なんの機械も無くどれだけの歳月を費やして、この石垣を積んだのだろうと思いながらその石を触ってみたりしています

わあ!いいとこ行ってるなぁ。
こういうとこは 大好きだよう!!私も 近かったら きっと参加してますね~

 聚楽第の跡は、一度見てみたかったのですが、
出来ずに終わってしまいました。三条大橋の西側のたもとにある、
秀次の妻子(30人余)のお墓のある小さなお寺?
に立ち寄った記憶があります。
 京都は、土地が貴重で、遺跡として残すのが、
困難なことが多いのでしょうね。
入り口が狭くて、奥が長い、京都の町屋も、
そうした事情が背景にあるのでは、
ないでしょうか。

この辺は予備校の頃、図書館へ行くのに通っていたのであります。

今は「聚楽第」といえば、某俳優さんの実家のお酒の銘柄ですけどね。

>> na nori さんへ

こんばんは。
貰ってきた資料には、この邸宅をつくるのに、一年以上掛かった
みたいですね。
大阪城の巨石なんかを見てると、ほんとうに400年も昔に、こんなものが
瀬戸内の島からはるばる運ばれてきたなんて信じられませんよね。

>> まぶちょんさんへ

こんばんは。
新聞では、のべ2300人も見学に来たそうです。
私は、275人目でした

名古屋でも、掘ればなにか出てくるかもよ

>> としちんさんへ

聚楽第の跡は、完全に町家になっているので、現地へ行っても
石碑がぽつんと立っているだけです。それでも案内板などを
見ながら、史跡めぐりをされてる方は多いようです。

秀頼の墓のあるのは、三条大橋西詰の瑞泉寺ですね。
戦国の習いとはいえ、妻子を皆殺しにしたのはむごい話
ですね。

豊臣氏が長く続かなかったのは、この報いでもあるので
しょうかねぇ。

>> なにわさんへ

聚楽第の醸造元の酒蔵は、聚楽第跡のすぐちかくなんですね。
このあたりは、昔から良い水が出るらしくて、染物屋さん
などが多かったですけど、名水のあるところ銘酒ありですね

京都は反開発都市ですよね。

それはいいけど、でも、「埋め戻し」は芸がないね。

埋蔵文化物研究都市みたいになって、環境破壊しない程度にいろいろ調査してくれたら面白いのですけど。

>> 笠井くんへ

こんにちは。今年もお世話になりました。
なかなか東京まで行く機会がないけど、来年は、スカイツリーの
見物かたがた、東上したいですね。

京都に限らず、遺跡や古文化財に手を加える話が出ると、
「開発か?、保存か?」
で、モメちゃうんですよね。

なにか良い手立てはないものでしょうか(^^)

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