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2013年1月に作成された記事

2013.01.30

赤煉瓦の銀行建築でコンサートを聴く

京都文化博物館の見学記の続きです。

博物館の展示室をでて、隣の別館に向かうと、なにかメロディー♪が聞こえてきます。
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この煉瓦造りの別館は、元日本銀行京都支店の建物を使っており、明治36(1906)年に、東京駅丸の内駅舎を設計した辰野金吾と、弟子の長野宇平治により設計されました。重文に指定されています。

ちょうど、前には懐かしい「ロバのパン屋さん」が

ロバのおじさん チンカラリン チンカラリンロン やってくる

のメロディーを流しながらやってきたところでした。下のアドレスで唄を聴けます。

http://www.youtube.com/watch?v=3Ck5JKVaGRM
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中は、天井が高くて、とても銀行の営業室とは思えません。どこかのホールみたいです。
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ちょうど、某音楽教室の発表会でした。内部には入れませんが、立ち見なら柵のそとから聴くことができます。

クラシック、ポップス、邦楽といろんなジャンルの演奏が15分程度ですが入れ替わり行なわれてました。
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明治の職人さんが、手間ひま掛けて作ったであろう装飾を通して、妙なる響を聴いていると、時間の経つのも忘れてしまいそうです。
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残念ですが、子供の試験の終了時間が迫ってきました。

京都府のマスコット「まゆまろ」君に見送られて、文化博物館を後にしました。
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(次回は、叡電ネタです。)
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2013.01.29

京都文化博物館で池大雅展を見てきました。

27日、子供の英検の試験の付き添いの待ち時間に三条高倉の京都文化博物館に寄ってみました。

たまたま特別展はなくて、平常展だけでしたが、「祇園祭黒主山の名宝」「池大雅」「永青文庫古代中国の至宝」の3つのコレクションを見ることができました。
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黒主山は、博物館から西へ500mくらいの中京区室町通三条下ルに立つ、祇園祭の山鉾のひとつです。御神体は、写真のように謡曲「志賀」をもとに、大友黒主が桜の花を見上げている姿を現しています。

展示では、御神体の衣服や山を飾る見返しや水引、金具などが展示されています。

いつもは、夏の暑い中、汗をダラダラかきながら巡行を見上げるのが常になっているので、真冬に祇園祭の展示をみても、なにか季節ハヅレ(笑)の感がしないでもなし。

ただ、宵山の人波の中では、ゆっくりとみられない貴重な文化財をじっくり鑑賞できて、満足です。

展示は、4月14日まで
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続いて、「池大雅展」です。(写真は、ウィキペデイアより)

そけほど大きな展示ではありませんが、松尾の池大雅美術館ほかのコレクション十数点が出品されています。

愛妻の玉瀾の絵の手本にと書き与えた画帳などが面白いです。

絵とは関係ありませんが、大雅と玉瀾の夫婦は、それこそ夫婦漫才のコンビさながらの面白い逸話が伝えられています。

たとえば、大坂へ招かれた大雅さん、肝心の絵筆を忘れて家をでます。それを玉瀾さんが伏見まで追いかけて手渡すのですが、

なんとご主人は、奥さんをみて「どちら様か存じ上げませんが、拾っていただいて、ありがとうございます。」

奥さんも、「いえいえ」と見送ったとか

伴蒿蹊『近世畸人伝』より

ホンマかウソか知りませんが、興味のある方は、ネットで調べてみてください。
展示は、残念ながら27日で終わりました。次の機会を待ちましょう。

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最後は、肥後熊本のお殿様、細川家に伝わる秘宝を管理する、「永青文庫」のコレクションです。(写真は、国宝:金銀錯狩猟文鏡 BC4~3世紀頃)

このコレクションは、東京勤務時代に一度、永青文庫の一般公開のときに拝見したことがありますが、なにしろ中国四千年の歴史を凝縮したような貴重な文化財ばかりで、そのお屋敷の立派さとあいまって、恐縮しながら見て回った記憶があります。

今回も、基礎知識がほとんどなくて、解説を読んでもあまり理解できず(^^ゞ
我が身の無学さを証明してまいりました。

ただその歴史の重みのようなものが放つオーラは、鈍感な身でも十分に感じられます。2月一杯は展示されてますので、いちどご覧になってはいかがかと思います。
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出口で、次の特別展の案内状をいただきました。

扇面絵になってます。粋な計らいですね。会期は、2月9日(土)-3月24日(日)です。こんなの貰ったら行かないわけには、参りませんね(笑)
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(続いて、別館でのコンサート鑑賞です。)
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2013.01.27

【叡電】ブライダルトレインとライブトレイン

昨日の午後から夜にかけて、叡電ではイベント列車が3本も走りました。
一本目は、用事で見られませんでしたが、残り2本は、たまたま修学院駅ですれ違ったので、いっときに撮影できました。
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雪が降り始めた修学院駅に停車中のイベント列車。

最初は、「ライブ列車」の一本目の戻りだと思ってたんですけど、叡電のツイッターをみると、「結婚式の2次会のブライダルトレイン」でした。

車内は、派手なデコレーションで、電車を待ってる人もでしたね。
お幸せに
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入れ違いにやってきた、『詩の電車』vol.2「結晶」LIVE列車の2本目です。

ちょっとわかりにくいですが、電車の右奥の明かりが発車していくブライダルトレインです。もうすこしライブ列車が早かったら並んでくれたんですけどねぇ。

それと、一枚目の写真をよく見ると、ブライダルトレインは、入換信号機の青信号で発車していきます。と、いうことはここで折り返したのか、修学院車庫でトイレ休憩があったのかもしれません?
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こちらは、一転して車内灯も消して、薄暗い中で演奏会が開かれてました。

小雪の車窓と相まって、幻想的な時間が過ごせたんでしょうねぇ

今日は、14:00出町柳発で、3本目のロマンチック叡電イベント電車も走ります。
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さらに、イベント列車は、
2月 2日 13:00出町柳発 「節分おばけ電車」
2月14日 20:10出町柳発 「バレンタイン電車」
と、続いています。楽しみ

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2013.01.26

手袋

今日は、めちゃ寒いです。それでいて空は青空で雪が降ってくるような気配もありません。

空気も乾燥してて、火事や風邪に要注意です。

今日の写真は、先週末から今日までの散歩や出勤途中に拾った、ちょっと変わったスナップです。
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手袋って、つい忘れたり落としたりしちゃうんですよね。

駅とかコンビニの前とか、ハメたり外したりするところはもちろんですが、急に寒くなったり、温まってきて、ポケットに出し入れするときに、ポロっと、やっちゃうんでしょうね。
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これは、子供用かな? 某スーパーの前です。

たいがいは、片っぽだけ失くして、両方が落とし主を待ってるのはあまり見ないです。
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これは、忘れ物というよりは、道路工事のひとが置いていったみたいです。
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これも、子供用ですね。 某小児科医院の前です。 おもちゃやちっちゃな靴が、落とし主も待ってるところも見たことがあります。

数日後には、なくなっていたので無事に落とし主に戻ったのかも?
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これは、修学院駅前の踏切の落し物ですが、数日経っても持ち主が現れませんでした。そればかりか・・・・・・・
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落し物の仲間まで、連れて来ちゃいました(笑)

みなさん、持ち物には注意しましょうね。
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2013.01.23

【本】食堂車乗務員物語 宇都宮照信 著

交通新聞社新書の1冊です。 

Syokudosya01 著者の宇都宮照信氏は、我ら鉄道ファンの間では、九州鉄道記念館の副館長さんや、鉄道雑誌の常連カメラマン・執筆者としてよく知られている方です。

ながく日本食堂に勤務され、食堂車や駅構内の食堂に調理師として、活躍されてました。この本では、昭和44年の入社から10年ほどの若い頃の食堂車乗務の思いでを主に書かれてます。

「料理を作りたくてコックになったのではない。一日中、汽車に乗っていたかったので食堂車のコックになったんだ。」と、本のあとがきに書かれているくらいの、筋金入り(笑)の鉄チャンの書かれた本ですから、内容も料理や食堂車の仕事のことはもちろんですが、随所に、「やっぱり鉄チャンの見るところは違う(笑)」と思わせる記述があって、楽しかったです。

内容は、5章にわかれていて、

最初に、「食堂車の誕生から今日まで」として、日本の食堂車の通史が書かれています。
ここは、知ってる話(失礼)なので、ざっと読み飛ばし。

2章は、「急行食堂車の料理/石炭レンジ」の章があって、著者が入社してはじめて乗務する、京都~長崎間の急行雲仙の食堂車、オシ17の話がでてきます。

はじめに食堂車のクルーの紹介があります。食堂車の男性乗務員は、責任者の調理係を「チーフ」、調理助手を「スケさん」、配膳係を「パンちゃん」(パントリーの略)と呼び、女性は、会計係が先輩格で「会計さん」、以下「1級さん」「2級さん」「3級さん」の3名のテーブル係と車内販売担当の「車販さん」の9人ほど乗り込んだそうです。

当時は、まだ食堂車では石炭レンジを主に使っており、その取り扱いによる悲喜こもごものエピソードは、本の副題「あの頃、ご飯は石炭レンジで炊いていた」になるくらい印象深いものみたいで、ほかの章でもよく出てきます。

3章は、「特急食堂車の料理/電気レンジ」です。

急行との対比で、やっばり格上のスタッフとメニュー、それに電気レンジで「スイッチひとつで煮炊きができる」のが便利と書かれてます。

1970年代中頃は、食堂車の全盛期で、全国の新幹線・特急・急行では、大勢のお客さんが食事に訪れたようです。

4章は、「電車急行のビュッフェでチーフに」です。

昭和47に、「北陸トンネル列車火災事故」があり、原因とされたオシ17形食堂車が一斉に連結中止となり、筆者は、山陽線や九州各線の急行電車のビュッフェのチーフに転任されます。

当時のビュッフェでは、うどんやそば、すしなどのコーナーが軽食・喫茶コーナーと並んであり、車内で小腹を満たすことができました。調理は電子レンジでチンするのが多かったみたいですが、今なら手抜き(失礼)といわれそうな、レトルトをチンして出来上がりも、「当時は家庭に電子レンジが普及してなくて、目新しい調理法と思われた。」と書かれているのが面白いです。

最後は、「食堂車乗務員の車上生活」

ここでは、長年の食堂車コック生活のいろいろな自慢話や失敗談などのエピソードがでてきます。
有名な?「ハチクマライス」や、やはり食堂車のウェイトレスだった奥様となんとSLの前で結婚式をあげられた話なんかが載ってます。
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私は、残念ながら食堂車で食事をした経験が1回もありません。子供の頃は、「食堂車なんて贅沢」と親は思ってたようですし、社会人になりある程度余裕が出来た頃には、こんどは食堂車自体がどんどん減っていって、ついに食べ損ない(笑)ました。

食堂車をよく利用されてるかたも、そうでない方も楽しめる本です。一度読んで見られることをお勧めします。
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高槻駅を通過する、急行「雲仙」号。すでに食堂車は外されていますが、伝統のA寝台車+B寝台車+グリーン車+普通車指定席+普通車自由席+荷物車+郵便車と繋いでいた頃です。 (1974/12/17)
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2013.01.21

【叡電】冬枯れに色物を探して

20日の続きです。
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花園橋の上から、比叡山をバックに、こもれびとオレンジきららを写して、菊の花幼稚園前の踏切まできました。

花壇に葉ぼたんが植えてあったので撮ろうと思ったところで一瞬早く踏切が閉まって渡りきれず 次のを待ってると今度は駐車場に車が入ってきて視界不良

「今日は、とことんツイテへんなぁ」 と、カメラを仕舞おうと脇によると、足元に黒い玉が。どうやらヤブランの実みたいです。

紫色の小さな花はよく目にしますが、こんな実がなるんですね。気づかなかったです。
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田んぼの畦に下りて、鳥の目ならぬ虫の目(^^)のようなアングルで撮影。

探せば、いろいろあるものです
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戻り道の宝ヶ池陸橋下でみかんの鉢植えを発見。青帯びの電車と合わせてみました。
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1月のお約束(笑)ですが、音羽川鉄橋のロウバイが咲き始めました。まだツボミのほうが多いですが、顔を近づけると甘い香りが楽しめます。
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葉芽か花芽をたくさんつけている木もあります。まだ春は先でしょうけど、準備はどんどんと進んでいるようですね。
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2013.01.20

【叡電】またひとつ撮影ポイントが消滅 (>_<)

ようやく、年末年始から成人の日にかけてのネタの取り置きも尽きて、記事と日付が一致してきました。

今日は、午前中に冬場の色物の乏しい中、なにかないかと少し探してみました。
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まずは、宝ヶ池~八幡前間のすこし田んぼの残っているところに行ったのですが、なんといつの間にか田んぼがつぶされて、また建売住宅が建築中でした。

ここは、アングルによっては、広い田んぼの奥に小さく電車が写りこむような写真が撮れるところで気に入っていたのですが、またひとつ撮影ポイントが消滅してしまいました。

残念です
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(続く) 次回は、気を取り直して(笑) 色物を何点か紹介します。
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2013.01.18

【本】誰も知らない東大寺 筒井寛秀 著

第212世東大寺別当の筒井寛秀師が書かれた、東大寺のご住職さん直々の(笑)、お寺の案内記です。

寛秀師は、1921(大正10)年に、東大寺塔頭にお生まれになり、1935(昭和10)年に13歳で得度。大正大史学科を卒業されてから、東大寺の庶務執事や教学執事、執事長などを歴任し、平成2~5年に第212世別当、華厳宗管長を務められました。その後は長老となられ、2010年1月に88歳でお亡くなりになりました。

まさに、東大寺に生まれ、育ち、一生を捧げられた方です。

Toudaiji01 「誰も知らない」と題されているだけあって、
二月堂「お水取り」
私の重源上人
私の東大寺案内
東大寺に生まれて

の4部に分かれていますが、大仏さんと二月堂・三月堂周辺しか知らなかった私には、どれも面白いエピソードぱかりで、一気に読んでしまいました。

一番面白く感じたのは、やはり東大寺案内ですね。
ご存知のようにあれだけ広いお寺ですから、境内にはお堂やお社や施設がいっぱい点在しています。大仏殿の東側は、比較的観光客も行くところですが、戒壇院のある西側や正倉院のある北側へ足を伸ばすひとは少ないようです。

そのほか、奈良を代表する写真家の入江泰吉の仏像撮影に関するエピソード、
今の本坊が、前に伝記を読んだ話を載せた、理源大師聖宝によって開かれた東南院の跡だということ、
法華堂の不空羂索観音の宝冠が戦前に盗難に合い、6年後に無事に発見された話、
平家の南都焼討で焼失した大仏殿を復興した重源は、なんと61歳になってから復興を命ぜられ、83歳まで掛かって再建を成し遂げていること、

などが、面白く感じましたね。

それと、寛秀師は、収集癖があって、記念切符の膨大なコレクションもお持ちだとか。
「今の切符は、薄っぺらで、インクがすぐ消えてしまう。」と、嘆いておられるのが、まさに同好者として、共感できました(笑)

わたしも、戒壇院や正倉院のある付近は、一度しか行ったことがありません。こんど奈良へ行くときは、この本を片手に、諸堂を巡ってみたいと思います。
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記念切符収集家の老師にちなんで、近鉄奈良線の切符を (昭和55年発行)
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2013.01.16

【叡電】今日の元田中駅付近

成人の日の3連休の中日の13日に、また図書館へ行きがてら元田中駅付近で、ちょっと撮影してきました。
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今の時期の花は、これしか有りませんのでせめて構図に変化を付けようと、いろいろ探して見ました。けどコレといったのも見つけられず、平凡な植え込みですがややローアングルで。
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これもよくある構図ですが、アニメ電車がやってきて、少しはアクセントになりました。
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元田中駅上りホームのザクロの木。初夏の可憐な花、秋の真っ赤な実、と楽しませてくれましたが、今は黒く炭化して侘びしさを誘っています。
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すこし出町柳よりの踏切です。軒端のピンクの実、釣り灯篭、竹垣と役者が揃ったのですが、画面を横切る電線が
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2013.01.15

西賀茂の弘法さんへ八重の山茶花を見に

今日は、小正月。正月の行事もお終いです。

もう年始休みの話は気の抜けた(笑)感じですが、6日に、正月休み最後の散歩で、西賀茂の神光院へ名物の八重のサザンカを見に行ってきました。
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まだ松の内ですし、初詣を兼ねた参拝者が途切れなくあります。

サザンカは、本堂前の庭に真っ白な花を咲かせてました。この前は11月中旬に、紅葉狩りに来たのですが、その時はまだ咲いてなくて、場所も別のところを探していたのですが、咲けば一目瞭然ですね(^_^;)
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このお寺は、東寺と御室仁和寺と並ぶ京都三弘法のひとつで、幕末から明治維新の歌人、太田垣蓮月尼のゆかりの寺でもあります。

前に来た時に蓮月尼のことが気になって、伝記を図書館から借り出してぼちぼち読んできたのですが、なかなかの大作で、正月休み中かかってやっと読み終わりました(^^ゞ

蓮月尼の生涯を頭に入れてふたたびゆかりの茶所(今は不動堂)を見てみると、本で取り上げられているゆかりの品が目に付いて、うれしかったです。

拝んでいると、堂守りのおばあさんから、「お不動様のお下がりをどうぞ。」と、
お餅とミカンまで頂いてしまいました。

正月の最後にふさわしい、なにかホッとする、散歩でした。
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(次回は叡電の話題です。)
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2013.01.13

【本】理源大師聖宝の伝記

理源大師聖宝(りげんだいし しょうぼう)上人の伝記を読みました。
人物叢書「聖宝」伝 佐伯 有清 著 吉川弘文館

Syobou 聖宝と聞いても、だれ?どんな坊さんという方が大方だと思いますが、聖宝(832~909年)は平安時代初期の真言宗の僧侶で、高野山を開いた弘法大師空海の孫弟子にあたるかたです。

空海の実弟の真雅にしたがって出家し、東大寺で修行をはじめます。のちに醍醐山の山中に今の上醍醐寺を開き、真言宗醍醐派の開祖となり、更には東寺長者(管長・住職)となり僧正の位に昇りました。

また、奈良の葛城山や吉野の金峰山などに登って山岳修行を行い、役行者以来の修験道の中興の祖とも言われています。

このような、偉いお坊様なのですが、私は歴史や宗教の面から知ったのではなく、たまたまある説話を読んで興味を持ち、伝記をひも解くまでになりました。

それは、宇治拾遺物語にあるこんなお話です。

昔、東大寺に金持ちの上座法師がいましたが、この坊さんはいたってケチで、ひとに物を与えるなどといったことはまったくしませんでした。それをみていた若き日の聖宝が、あさましいと思って、わざと争いごとを持ちかけます。
「上座法師さま、ところであなた様は私がどんなことをすれば、寺の僧たちに施しをしていただけるでしょうか?」
上座法師は、考えます。
「ここで論争をして、もし自分が負けたら皆に施しせねばならない。さりとて、みんなの前でなにも答えないのも、口惜しいものだ。」
そこで、
「もし、こんなことが出来るのならやってみよ。そうすれば、東大寺一門の僧侶に、施しをしてやろう。」と、心中では「とても出来るはずが無い。」と思いながら言い返すのです。

そこで、聖宝は、皆をあつめて大仏の前で鐘をならして誓いをして立ち去りました。

Syobou2 さて、賭けは加茂祭(葵祭)の日に実行されることになっていたので、一条大路に桟敷を作って、聖宝がやってくるのを見に東大寺の僧が集まりました。上座法師もその中にいます。

しばらくすると、見物人が大騒ぎをはじめます。
「何事が起こったか?」と、思って西の方に頭を向けてみると、

なんと! 痩せた牝牛に乗った裸の坊さんが干鮭を差して、牛の尻をビチャピャと叩きながら、後ろに何百何千もの子供を従えて、
「我こそは、東大寺の聖宝なり! 上座法師との賭けにより参上した!!」と声高に名乗りながらやってきたのです。

その年の祭りで一番の見ものは、この行列だということです(^^)

僧たちは、寺に帰ってから、上座法師にたいそう御馳走を振舞わせたということです。

****** 添付写真-聖宝像 (醍醐寺 鎌倉時代)  ********

最初に、この話を読んだ時は、やはり笑って しまいました。

この伝記にも、もちろんこのエピソードは取り上げられてますが、著者は、数々の古典籍を引いて、この説話の言わんとするところ
「当時の僧侶の世俗化や権力志向に対して、権力に背を向け、清廉潔白を旨とした生き方から生まれたものであろう。」を解説しています。

そのほかにも、
「東大寺の僧房から鬼神を追いやる」
「犬嫌いの聖宝と愛犬家の師真雅」
「四国で一番弟子観賢を見出す」
「金峯山から巨石を小脇に抱えて持ち帰る」

などなど、たくさんの説話で彩られる方です。

もちろん昔話ですから、荒唐無稽なものばかりですが、それだけ当時の人々の間に、名僧として記憶の残る方だったんですね。

今の、混沌とした世の中にも甦って、説教を聞かせていただきたいお坊様だと思います。
醍醐寺のHPには、マンガ聖宝伝として、マンガでわかりやすく紹介した伝記が載っています。
歴史や宗教に感心のある方は、見られると面白いですよ。

前回紹介した、中書島の長建寺も、真言宗醍醐派のお寺なので、梵鐘に「聖宝大師」の文字が刻んであるのを見つけました。

http://www.daigoji.or.jp/
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(次回は、西賀茂の弘法さんです。)
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2013.01.12

【京阪】初撮りは、寒の入りの宇治川派流から(後編)

中書島での京阪の初撮りの続きです。
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運河を観月橋のほうへすこし遡ります。

近鉄京都線の下をくぐって、平戸橋踏切まできました。ちょうど宇治線の13001Fが通過していくところでした。

窓を通して、近鉄線の架線柱が見えています。
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戻り道では、水鏡に注目。
この運河は流れがほとんどなくて、特急同士のすれ違いがくっきりと写りこみました。
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このピンク色は、花でしょうか? タネが見えるので実なのでしょうか?

くすんだ川面を彩ってくれています。
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ふたたび京阪のガード下(橋脚は煉瓦作りでした)をくぐって弁天橋まで戻ってきました。

振り返ると、ガクアジサイのような花が立ち枯れてました。最後にいかにも寒の入りらしい風景が撮れて満足です。
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(おまけ)
長建寺の前にある「市電」の文字が刻まれた石碑 (左) と、

京都電燈(現:京福電鉄)の社紋(稲妻菱)が印された建物。元は変電所らしい。(左)

ともに、チョット変わった「鉄道遺跡」(笑)
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(次回は、最近読んだ本の感想文から)
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2013.01.10

【京阪】初撮りは、寒の入りの宇治川派流から(前編)

5日は、寒の入りでした。暦にふさわしく寒い朝になりましたが、京阪の初撮りに行ってきました。

どこへ行こうか考えたのですが、宇治川・淀川沿いは冷たい風が吹いてそうなのでパスして(笑)、でも水面はあったほうがよいと考えて、中書島の宇治川派流鉄橋付近にしました。
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ここは、中書島の弁天さまで知られる長建寺の門前で、運河に架かる橋はその名も弁天橋。欄干には琵琶とへびのイラストが掲げられています。
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旧3000系にピントを当てると、弁天さまがボケてしまいました(^^ゞ
もう少し、絞り込んだほうが良かったです。
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川岸の遊歩道に下りて、また花を探します。

今の時期は、どこもサザンカかツバキしか咲いていませんが、ピンクの花は寒々とした川原に、良いアクセントになりますね。
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この川原は、木々が茂っているときも何度も来ているのですが、むしろ葉の落ちた季節のほうが、雰囲気が良いように感じます。*
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ここで、撮影を一旦休止して、弁天様にお参りします。このお寺の弁天さまは八本の腕をもつ秘仏で今まではお正月のみ公開されていたのですが、ことしは巳年にもかかわらず中止になりました。残念です。今後の特別公開などに期待しましょう。
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(続く)
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2013.01.09

薄雪の岩倉の里、散策

初仕事から、バタバタしてるうちに、もう一週間近く経ってしまいましたが、4日は、叡電の初撮りでもお知らせしましたように、ことし始めての積雪がありました。昼前に出かける用事があったので、朝方にざっと、回ってきました。
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小雪のちらつく、実相院の門前です。前日の3日に行った時は、国旗を掲げて迎春の装いでしたが、もう門松だけになってます。これはこれでいい感じですね。
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Zenzai01 小豆色の京福カラーと、雪の白で、おぜんざいを連想しました(笑)
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秋に、紅白の対比だった土蔵は、雪の華に囲まれています。
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岩倉具視旧宅も、極彩色からモノトーンへ鮮やかな変身です。

自然って、不思議ですねぇ。何度写しにきても飽きません
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(次回は、京阪の初撮りです)
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2013.01.06

【京都市電】梅小路公園に市電ひろばが来年1月開園予定

5日付けの新聞各紙の京都版によれば、

「京都市は、梅小路公園に京都市電を展示する「市電ひろば(仮称)」を、来年1月に開園予定。」

「場所は、梅小路公園の京都水族館の隣接地をJR西日本から借りて、ふたつの広場を作る。
ひとつには、明治から昭和期の市電7両を展示し、もうひとつは、大型遊具がある広場とする。
ふたつの広場の間、240mを結ぶ、蓄電池式のチンチン電車を走らせる。」

と報じられています。(私の読んだ、朝日新聞の記事は、下のアドレス)

http://www.asahi.com/national/update/0105/OSK201301050002.html?ref=reca
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京都市電が廃止されて、早や30年以上。保存車はほとんど公開も活用もされることなく、市内の某保管場所に押し込められたままでしたが、ようやく展示公開・活用されることになったのは、市民として、鉄道ファンとして、喜ばしいことです。

ただ、新聞記事では、「案内所や飲食店として活用する」と書かれているのと、予想図では、「屋外にテント風の屋根を掛けただけ」なので、貴重な産業遺産が劣化・損傷しないか、ちょっと心配です。
できれば、市電保存館のような、ちゃんとした建屋を作って、痛まない程度の公開が望ましいと思うのですけど。(この見極めが非常に難しいですよね。鍵を掛けてはダメだし、公園のオモチャにされてもイヤだし)
(予想図は、朝日新聞朝刊京都版より)
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蓄電池式のチンチン電車というのは、いまのN電(上の写真)を移設して、架線集電から改造するようですが、ポール集電やポール回しも、それ自体が生きた文化財なので、できれば現状のままの移設を望みたいです。

すくなくとも、これも変な子供のおもちゃ電車にだけは、して欲しくないですね。
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ちなみに、保存車7両は以下の7両です。 
広軌1型   29号車
 500型  505号車
 700型  703号車 (予想図の左後?)
 800型  890号車 (予想図の右後?)
 900型  935号車 (予想図の左前?)
1600型 1605号車 (予想図の右前?)
2000型 2001号車 

移設車は
N1型 27号車               
です。

ともあれ、一年後が楽しみです。秋頃に線路を引きなおしたりしだしたら、また見てきますね。
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(急な報道記事を入れましたが、次回は岩倉の散策をお届けします。)
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2013.01.05

【叡電】岩倉1号踏切の薄雪の朝

2013年も昨日・今日辺りから仕事に家事に趣味に(笑)本格始動開始というかたも、多いと思います。

叡電沿線には、大挙して初詣参拝者が押し寄せる有名寺社もなく、至って平穏な年末年始休みでした。
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叡電沿線は、4日に今年はじめての積雪がありましたが、出かける予定があって、困った時の岩倉頼み で、朝方に、散歩を兼ねて岩倉1号踏切へ行って、1・2枚だけ写してきました。

手前の田んぼは、おそらく暮れの内に田起こしが終わってました。5月の田植えまで冬野菜の畑になるのでしょうか。
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修学院地区と岩倉地区は、わずか2・3キロしか離れていないのですが、やはり雪の量はすこし多いです。もちろん市原・鞍馬地区へ行くともっと積もっているのでしょうけど。
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これは、3日の散歩の帰り道に宝ヶ池駅構内の資材置き場で写した写真ですが、12月上旬に撤去された、最後の開業当初からの鋼トラス架線柱の残骸が積み重ねてありました。鉄くずとして売却されるのでしょうか。

正月そうそう、趣味的にあまり見たくもない物を見てしまってです。
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(岩倉地区の散歩が続きます。)
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2013.01.04

比叡山に初詣に行ってきました(後編)

今朝の洛北は、うっすらと雪化粧してます。比叡山も粉砂糖をまぶしたように緑と白が混じった装いです。

2日の、比叡山の初詣の続きです。
山上の正月法要を無事に終えて、巳年にちなんで無動寺の弁天堂にお参りすることにします。
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一旦、延暦寺の東塔をでて、坂本ケーブルの駅を過ぎ、無動寺坂を10分ほど下っていくと、紅白の幕を張って、迎春の準備の調った参道にでます。
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弁天堂の門前です。本堂はこの奥にあるのですが、撮影は遠慮してます。

3日の初巳法要に供えて、若いお坊さんや信者の方が忙しそうに準備されてます。その中で本堂では、住職さまが一心不乱にお祈りされてました。なにか心打たれる所作でした。
「法要中でも自由にお参り下さい」とは書いてありますが、信者でもないものがお堂に上がるのははばかられて、外から拝んでおきます。
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続いて、明王堂に参ります。ここでも行者さんが、護摩を焚き、ご祈祷されているらしいお経の声が境内に響いていました。ときおり飼われている犬の鳴き声や麓の騒音が風に乗って上がってきて、読経と変奏曲?を奏でておりました。

時間は、午後3時を回ったところです。できれば15:50のケーブルに乗りたいのでもときた道を戻ります。
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明王堂は、標高550m。ここから根本中堂の標高680mを通ってつつじヶ丘のピークの標高780mまで上がり、またケーブル比叡駅の標高690mまで下ります。(ちなみに比叡山の大比叡一等三角点は、標高848m) 距離は3キロほど、標準タイムは1時間ほどです。50分まで短縮しましたが、チョットのことで乗り遅れて、次は16:25の最終便まで30分待ちです

大正14年開業の古い重厚な建物が西日を浴びています。広場のベンチに立つとちょうど我が家のある修学院地区が真下にみえます。
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駅前広場には、こんな立て札がありました。昭和17(1942)年の京都電燈の解散と関連鉄道線の合併により京福電気鉄道(株)ができて50年。すでに昭和61(1986)には、平坦線と呼ばれた叡山線・鞍馬線は、叡山電鉄(株)として分社化されてますが、この鋼索線・架空索道線は京福電鉄に残されて数年経った頃ですね。

この後も、山頂遊園の閉鎖(2000年)、八瀬遊園の閉鎖(2001年)、人工スキー場の閉鎖(2002年)・八瀬かま風呂温泉閉鎖(2005年) と京福の洛北地区での観光事業は急速に縮小していくのですが、このケーブル線のみは、冬季運休が定常化した以外は、いまだに直営で運行されています。

やはり、八瀬・比叡山地区を観光地として切り開いたパイオニアとしての自負があるのでしょうね。
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16:13 最終のロープウェイが下ってきました。
これを受けて、最終のケーブルの改札もはじまりました。
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16:25 最終便のケーブルが、ケーブル比叡駅を発車します。

ところで、最終便の運転士さんや車掌さんや駅員さんは、どうやって山を降りるんでしょうねぇ。駅前に車が置いてありましたが、運転士さんたちは、翌日の始発に備えて、山頂で当直なんでしょうかねぇ?

雪もなく、寒くもなく、歩きやすい一日でした。次はGW初めの遅咲きの桜祭り(4/28-5/6 予定)の頃に、また徒歩で縦走したいです。
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(次回は、叡電の初撮りです。)
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2013.01.03

比叡山に初詣に行ってきました(前編)

正月2日は、またまた恒例の比叡山巡拝に行ってきました。冬季は八瀬ケーブルもドライブウェイバスも運休なのですが、正月3ケ日だけ八瀬側のケーブルが運行されるので、これを利用してます。
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出発は、八瀬・比叡山口駅から、昨年の12月初旬まではもみじ狩りの観光客で賑わっていましたが、今はカエデもイチョウもカシの木も葉を落として寒々とした風景です。
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茶店も店を閉めて、薄氷の張った池を横目にケーブル駅へ歩きます。いつもなら行き帰りどちらかを歩きか坂本ケーブル利用にするところですが、今日はおとなしく(笑)往復切符を購入。片道530円なので、20円だけ割引が付いてます。
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乗り込んだ1号車の車内は、京都芸術デザイン専門学校の学生さんによるイラスト電車になってます。いっときは、車内の階段や椅子の背もたれまでイラストが描かれていたようですが、今は天井だけになっています。

7名の乗客を乗せて、12:50に発車しました。
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私以外の6名は、ロープウェイに乗換えて山頂へ上がって行きましたが、交通費節約(笑)と運動を兼ねて、ここから30分あまり歩いて、延暦寺をめざします。

気温は、3℃位ですが、風もなくそんなに寒くは感じません。むしろ山道を歩いていると体がほてってくるくらいです。
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10分ほどで、人工スキー場跡に到着。このスキー場が閉鎖になってもう10年以上たちますが、リフトやロッジの建物はそのまま残っており、倉庫には貸しスキーの板がまだたて掛けられたままです。

今から30年以上前の学生時代、夏は山頂遊園、冬はスキー場でバイトしてました。休園日に、氷塊を砕いた人工雪をホースで撒き散らして、それをスコップで掻きならす重労働をしていたのが懐かしいです。

卒業以来、正月休みにここへ来るのは久しぶりです。当時のバイト仲間の顔がふと思い浮かびました
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京都と滋賀の府県境になるつつじヶ丘の峠からの眺め。
中央の横高山・水井山をはさんで左が大原の里、右がびわ湖の堅田付近です。残念ながらびわ湖も比良山も、霞んで見えません
冬場の天気の良いときは、竹生島から伊吹山さらに湖北の山々も見えるのですが.........
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西塔への分かれ道を過ぎ、もうすぐ東塔の入り口というところにある弁慶水の井戸は、ご覧のように厚い氷が張っています。ちょっと叩いたくらいではビクともしません。
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ここまでの山道は、行き交う人もすくなく静かなものですが、延暦寺の境内に入ると、いつもながらに大勢の参拝者です。大方は、ドライブウェイを自家用車や観光バスで来られていて、ケーブルでくるのはおそらく1割以下、ましてや冬場に、山道を歩いて昇ってくる人はマレでしょうね。

2時からの法要に間に合うように、お堂に急ぎます。
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(続く)
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2013.01.02

巳年の初参りは、弁天さんへ

2013年、改めまして今年もよろしくお願いします。

鉄道のこと、京都の名所旧跡のこと、古典のこと、その他いろいろと楽しいと思っていただける話題をお届けしたいと思ってます。

まずは、元日の初詣の話から
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あさ8時ちょうどに目覚めると、東山から初日が昇ってくるところでした。電線なんかが邪魔ですが、もう広いところかマンションの屋上まで走ってる間もなさそうなので、ベランダから一枚。

そんなに寒さも感じないし、快晴の空。一年のはじまりにふさわしい天気になりました。

今年は喪中で、神社への初詣は遠慮しないといけないので、巳年にちなんだ弁天さんを祭るお寺に参ります。

最初は、祇園の六波羅蜜寺へ。

京阪祇園四条駅を降りると、四条通はものすごい人並み。押されるように祇園石段下へでます。八坂神社をスルーして、東大谷さんへ。ここは母方の祖父母のお墓があります。もう足が弱くなって石段を登れないという両親に代わって、お参りします。

冬場は空気が澄んでいるので、高台の墓地から京都市内のパノラマがくっきりと見えます。

再び四条通へ戻って、花見小路を南へ。花街のお正月は意外と質素な感じで、普通の昼下がりとそんなに変わりません。もちろんお茶屋さんの中では、いろいろと正月の行事が進んでいるのでしょうけど、格子戸の外からはうかがうすべもありません。

歌舞練場の前から建仁寺の境内に入ります。辰年は終わっちゃいましたけど、双龍の天井画を見る人が本堂に流れていきます。私は何度も見てるし、パスして栄西禅師が中国から持ち帰ったというお茶樹の垣根越しに、南門をでます。

南門には、摩利支尊天(まりしてん)堂があります。この神様のお使いはイノシシで、亥年には初詣で賑わってました。まあ、祇園一帯は神社や寺院がたくさんあるので、ブラブラ歩いているだけで十二支どれかにゆかりの寺社がひとつかふたつは見つかるんですね(笑)
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昭和初期に建てられ、おそらく80年は経過しているであろうレトロなNTT祇園別館(旧祇園電報電話局)の庁舎の前を通りすぎると、幽霊飴で知られる六道の辻、西福寺です。子育て地蔵さまにお参りし、六文銭で作った「六道之辻」と書かれた額などを見ていると、息子の学校の先生とばったり出会いました(^^ゞ

西福寺の隣が、六波羅蜜寺です。ちょうど七福神参りの団体さんが着いたところで、そのグループに巻き込まれるように弁天堂の前へ。団体さんと一緒にお坊様のお加持を受けて、参拝記念の稲穂まで頂いてしまいました(笑)

普段は、団体さんを避けるようにしているのですが、たまには余得をもらえることもあるのですね。

団体さんが移動してからじっくりと見てみると、うわさに聞く金ぴかの女神さまです。ロウソクの光に映えて妖しいばかりの輝きです。昨秋に山科の毘沙門堂でみた弁天様もそうですが、なぜかこの女神様はなまめかしいお姿ばかりで煩悩が増すばかりです

本堂で十一面観音さまに新年のご挨拶をして、裏の宝物館に回ります。ここには歴史の教科書でも良くでてくる、「(伝)平清盛像」と口から六体の小像を吐き出す「空也上人像」ほか、運慶・湛慶仏師の像などの貴重な彫像が展示してあります。

清盛の像は、ちょっとヤブ睨み(失礼)の坊さんがお経を読んでいるような姿をしています。八百数十年の昔、ここに平家の六波羅屋敷があったことは間違い有りませんが、今では、奢る平家を偲ぶものは、この木像一体しか見当たらないようです。

最後に、銭洗い弁天さんに参って、ザルでお金を洗って今年の金運上昇を祈願して、六波羅さんを後にしました。
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京阪出町柳駅までもどって、出町の弁天さんで親しまれる、出町青龍妙音弁才天にお参りします。

この弁天様は商店街の一角にあって普段はなにげなく通り過ぎてしまうのですが、さすがに巳年の正月とあって、参拝の人が列をなしています。ここにも稲穂がお供えしてあります。弁天様と稲穂は関係があるのでしょうか?

ご本尊様は、写真の画像(複製)ですが、普段は非公開です。お祭りの日かなにかに、ご開帳があるのかもしれません。

出町の弁天さまの前後は、下鴨神社にお参りされる方が多いですが、わたしは遠慮の身なので、そのまま帰宅しました。
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最後になりましたが、今年一年の読者の皆様の、ご健康とご発展を祈願しております。
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今年もよろしくお願いします。

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旧年中は、ご愛読くださいましてありがとうございました。

喪中につき、新年のご挨拶は控えさせていただいております。

本年もよろしくお願いします。
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