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2013.05.23

京の初夏の散歩 京都芸術センター(旧明倫小学校)

18日の土曜日は、30年ぶりに学生時代の友達が京都へ来るというので、久しぶりに一緒に昼飯を食ってきました。

その前後に、ちょっと市内中心部を散歩してきました。寺町通り編と京都芸術センター編の2回に分けてお送りします。

例によって(笑) 京都御所とか二条城とか新京極界隈いったメジャーな観光地はほとんど出てきませんので念のため(^^ゞ
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友人と別れてから、錦商店街を通って、室町通り錦小路上がるの京都芸術センターに向いました。

午後の錦市場は、観光客と地元の買い物客で大賑わい、若冲の野菜魚介図(動植綵絵-どうしょくさいえ)をモチーフにしたみたいな看板絵がぶら下がっていました。
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芸術センターの正門です。この立派な建物は、もと明倫小学校の校舎でした。この学校は明治のはじめ学制が作られたときに、当時の中京の町衆が資金を出して校舎を立て、その後も室町の旦那衆が、維持費を負担してきました。1993年に生徒減少で閉校になりましたが、建物は改修されて2000年に芸術センターになりました。国の有形文化財にも指定されています。
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内部は、学校時代の造りをそのまま残してあります。木の廊下を歩くと、ギシギシと音がします。手前の赤電話も懐かしいアイテムですね。わざとセピアにしてますが、実景を見ても白黒写真のように見えました
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まずは、旧作法室で開催中の「朝鮮王朝の美「毛綴織」展」を見ます。

ここに並べられた織物は、中京・下京の旧家に伝えられ、祇園祭の山鉾の飾りや雛祭りの毛氈として使われてきたものです。伝承では、朝鮮半島よりも渡来した物とされています。

長年の使用でやや損傷もみられますが、和風とはちがう朝鮮・中華風の意匠や文様がエキゾチックな香りを漂わせています。

そして、この部屋の格子天井や立派なシャンデリアはとても学校の施設とは思えません。どこかの料亭かお寺のお座敷みたいです。管理されてる地元の方も、「子供たちも自分もめったにこの部屋には入ったことが無くて、PTA総会とか謝恩会くらいしか入れなかった。」とおっしゃってました。(5月23日まで)
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続いて、ヤマガタユキヒロさんの映像作品、「東京駅丸の内口の一日」を見ます。

この作品は、建設当時に復元された東京駅の丸の内駅舎の一日を建物と背景の動きで表現するものです。

夜明けから始まって、昼となり曇ったり雨が降ったり、そして暮れていき、夜景になり(このとき窓に明かりの灯る細かさ)、そして終電車がでて真っ暗となり一日が終わります。約7分ほどの映像です。
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そして、横内賢太郎さんの作品展を鑑賞。上のポスターにあるような、淡いパステルカラーを多用した作品が10点ほど並んでいます。

すこし離れてみるとボンヤリしているけれど、近づいて光の当たるある一点で描きこまれた内容が浮かび上がってくる。という不思議な(という表現はあまり適切ではないのでしょうけど、形容詞が見つからなくて(笑) 作品ばかりです。

お二人ともポスターと下手な鑑賞者では良さが伝え切れませんので お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。(5月26日まで)
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最後は、紙芝居を子供たちに混じって見物です。父兄のような顔をして、横から見てました(笑)

懐かしの「黄金バット」です。さすがに私の世代でも、もうテレビっ子でして、黄金バットもテレビやアニメ映画で見たわけで、このような屋外での紙芝居はほとんど見た記憶がありません。

それでも子供たちにまじって「わっはっはっはっは」と高笑いを3回すると、一気に1960年代に逆戻りできました
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帰り道は、三条通を通ってきました。三条名店街のゆるキャラ「三条と~り」君がいました。

最近、登場したんかなぁ?と、思ってましたが、じつは2011年の秋には登場してたんだって、ぜんぜん知らんかった。最近この辺へいかなくなったからなぁ
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

こんにちは。

「黄金バット」は、名前は聞いた事はありますが、見た事は無いですね。
「紙芝居」も懐かしいですね。

1960年代といえば、あの手塚治虫さんの「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」、これら3大名作が発表された頃だったでしょうか?

これらの作品は、自分が小学生の時にテレビアニメで見た記憶があります。

p.s.ご存知かと思いますが、ブログの方はしばらくお休みをいただきますm(__)m。

こんにちは^^
ゆるキャラにはけっこう詳しいと思っていましたが、最後に登場した
三条と~りクンは知りませんでした
京都のまゆまろクンには何度か遭遇しましたよ。
先日、情報をいただいたゆうさいくんは、水前寺公園の
古今伝授の間での写真がくまモンのサイトに公開されていました。

こんばんは
今日も良いお天気でした外は暑い(*^_^*)
久しぶりに見ました~
そして芸術センターの中、
パステルカラーの作品は綺麗~~~と
声を出すので母が何~と覗きました(・。・;
セピア色の紙芝居はそのまま昭和を感じますね。今でもちゃんと座って
その話を聞く子供たち可愛いです♪
良いなぁ

京都はいろんなとこに かくれた観光地があるのね~
まだまだ いろんな場所がありそ!!
かんがあんみたいに いいとこあったら、たくさん教えてね~

>> 京阪快急3000さんへ

こんなちは。京阪快急さんの年代では、もう街頭の紙芝居はほぼ全滅
状態だったでしょうね。

手塚さんの作品は、どれも初回をテレビ(アトムは白黒)を
見てます。ジャングル大帝とリボンの騎士がとくに印象深い
ですね。

>> くまモンママさんへ

こんにちは。
最近はゆるキャラが大流行であちこちに出現中なので
とても全部を覚えられません(^^ゞ

まゆまろ君は、わりとあちこちのイベントに出てくるので
さすがに京都では知名度が高いです。全国的には
どのくらいかなぁ?くまモンを100とするとせいぜい
20%くらいかな

>> na nori さんへ

こんにちは。
芸術センターは、美術館とアトリエが一緒になったような施設で
なかでアーティストのみなさんが創作活動もされてます。

作品によっては、創っているところを公開していただける場合も
あるみたいです。

紙芝居は、今の派手なアクションのアニメになれた子供たちには
逆に新鮮に感じるみたいで、人気みたいですよ。
最後に、水あめなどもお菓子も貰えるしね

>> まぶちょんさん へ

こんにちは。
最近ちょっと忙しくて、なかなか遠出できないので
実は、フラストレーションがタマッテます

それでも現実はキビシイので、隠れた名所探し
でガマンしてます。

「閑臥庵」ほどのアタリのところはなかなか出て
来ないかもしれませんけど、続けて見てみて下さいね。

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