« 京の夏の散歩 「高台寺」の百鬼夜行展 | トップページ | 京の夏の散歩 地蔵盆 »

2013.08.25

京の夏の散歩 ねねのお寺「高台寺」を見て回る

高台寺の一回目は、「百鬼夜行展」だけで終わってしまいましたが、改めて禅寺としての魅力を順にお伝えしたいと思います。
*
201308gion01
京阪祇園四条駅から花見小路をとおって、石塀小路に入ります。お茶屋さんの板塀に、今回の参拝の目的のひとつ「高台寺の百鬼夜行展」のポスターが貼られてます。
*
201308gion02
曲がりくねる石塀小路の終わりに、東山に抱かれた高台寺のお堂が見えてきました。
*
201308gion03
まずは、ねね夫人が晩年を過ごされ、臨終を迎えられた高台寺屋敷跡と伝えられる園徳院にお参りします。
*
201308gion04p
このお寺の周りは、観光地らしいみやげ物店やギャラリーや飲食店が並んでいて、いままで入ったことが無かったのです。
でも、一歩境内に入ってその清閑さにびっくりしました。

書院には、ねねの兄の木下家定や秀吉のゆかりの品や長谷川等伯の襖絵などが展示され、百鬼夜行展に合わせて、有名な円山応挙の「幽霊図」なども掲げられてます。

お庭は、回りのざわついた雰囲気とは打って変わって、「よくこんな祇園の繁華街に近いところに立派なお庭が残っているものだ。」と感心するようなたたずまいです。

案内の方の対応も非常に気持ちがよく、観光地ずれ(失礼)したどこかのお寺には見習って欲しいところです

(写真をクリックするとすこし拡大します)
*
201308gion05
お寺の出口から美術館への細道は、「ねねの小径」と名づけられ良い雰囲気です。(写真:左上)

そして「掌美術館」に入ります。ここは秀吉好みの「桃山バブル時代(笑)」の調度らしい、絢爛豪華な蒔絵のお道具をみることができます。(写真:右上)

美術館をでるといよいよ高台寺の本堂にむかう「ねねの道」のゆるい石段を上ります。この参道のたたずまいもまた良いのですねぇ。たくさんある東山界隈の坂道のなかで一番のお勧めところと思います。
朝早くの空気の澄んだ時間帯か、夕暮れの西日に映える時間帯が特におススメ (写真:左下)

坂を上がりきると、そこにはお化けたちが迎えてくれてました。
(写真:右下)
*
201308gion07
参道を上がりきって、最初に目に入るのが庫裏です。一般的には庫裏からお堂に入る場合が多いですが、このお寺では一旦、庫裏の左手で受付を済ませてお茶席や墓地のそばをぐるりと回って、お庭にでるようなルートになってます。
*
201308gion12
途中の休憩所の高台から見た祇園閣です。この金閣・銀閣を模したような塔は、明治時代の実業家、大倉喜八郎が昭和3年に別荘の一部として建てたものです。

今の時期は、特別公開で中を見学できます。
*
201308gion09
方丈の廊下から見た、重文の観月台(渡り廊下の真ん中の一段高い屋根の付いているところ)と開山堂(奥のお堂)。ともに江戸時代初期の開山以来の建物だそうです。

開山堂の内部は、長く非公開だったため、創建当初の極彩色の装飾が残ってます。天井は、秀吉やねねの乗り物の天井が転用されているのだそうです。
*
201308gion10
開山堂から霊屋(おたやま)へ続く渡り廊下の、臥龍廊(がりょうろう)です。反り返った屋根が龍が寝そべっているように見えるので、この名が付けられています。
*
201308gion11
臥龍廊の柱。風雨にさらされ虫に食われて歴史を感じさせてくれます。
*
201308gion16
有名な、ねねと秀吉の木像をおさめた霊屋です。像を収めた厨子は、高台寺蒔絵といわれる華麗な蒔絵の装飾がされて見るものを圧倒します。

開山堂もそうですが、いまは装飾もかなり剥落していますが、その昔は目も眩むようなきらびやかさだったんでしょうね。
*
201308gion17
巡回路は、さらに東山の中腹にある茶室の傘亭と時雨亭に登ります。

傘亭は、質素で千利休好み、時雨亭は2階建てのちょっと珍しい茶室で、万事派手で目先の変わったものを好んだ秀吉の好みが反映しているように感じました。
*
201308gion13
ここから下り道となります。途中は竹やぶがあり、竹林のあいだから隣の霊山観音様が見え隠れします。
*
201308gion14
一番最後は、いかめしい勅使門の前を通って、もとの庫裏前の広場に戻ります。

一周40分あまり、圓徳院と美術館をあわすと1時間15分ほども見て回りました。

実のところは、「ねねの寺」として大々的に宣伝しているので、「通り一辺の観光寺院だろう。」と、食わず嫌いで敬遠していたんです。
でも、なかなか見所も多く、対応もよくて (管理人の嫌いなスピーカーを通しての案内放送が無いのが特に良かった ) 一度で好きになってしまいました(笑)

また、何かの折に参拝してみたいお寺がリストアップされました。
*
201308gion15
ふたたび暑い中を祇園石段下まで戻り、京阪祇園四条駅まで戻る途中の甘味処に、またお化け提灯を見つけてしまいました。

祇園町全体で、幽霊で町おこししてるのかな
*
pinboke_entry
お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

« 京の夏の散歩 「高台寺」の百鬼夜行展 | トップページ | 京の夏の散歩 地蔵盆 »

コメント

こんにちは^^
初コメです。懐かしい場所を紹介してくださって
ありがとうございます。京都在住の友人が初めて
京都を案内してくれたのが、祇園~八坂神社~高台寺
そして清水寺という歩いて回れるコースでした。
それから高台寺はお気に入りのひとつとなり、季節ごとに
リピートする場所になりました。
そうだった、そうだったと何度も頷きながら拝見しました。
またおじゃましますね

>> コータイズさんへ

こんにちは。お寄りいただきましてありがとうございます。

ねねの道は、なんども歩かれておられるのですね。

私は京都に住んでながら、なぜか「ねねのお寺」という
キャッチフレーズにこだわって、今までお参りしたことが
ありませんでした。別に秀吉や北政所が嫌いというわけ
ではないのですけど、チャラチャラした観光寺院と思い
込んでまして(^^)

また秋の深まった頃か、冬場の霜の降りた頃にでも
お参りしてみたいと思います。

こんばんは
何日か降った雨と
陽が短くなったのもあってか涼しくなりました
それでも晴れれば日中は暑いのでしょうね~

沢山の写真で沈んだ気分も晴れてきました(#^.^#)
この風景を実際に歩いてみると
私はこんな風に写真を撮る事が出来ないでしょうね~
気持ちが違うって言われちゃいますね♫
有り難うございます♫

>> na nori さんへ

こんにちは。
昨日は、ひさしぶりにエアコンなしで過ごすことができましたね。

高台寺は、女性に人気のお寺だけあって、お化けの展覧会(笑)の
ところを除いては、女の方のほうが圧倒的に多かったです。

写真は、べつにひとに見せる見せないは別にして、想い出として
残せれば、それでいいと思いますよ。
もし、カメラを忘れても、こころのフィルムに焼き付けておけば
いいし

おお!!涼しげな竹やぶ・・。夏には こういうとこで すごしたくなるね。
美しいとこを 探すのが 上手だなぁ!! 
そういえば 普茶料理 どうだった??行った?

>> まぶちょんさんへ

こんにちは。
急に、すずしくなってきましたねぇ。今朝なんかうろこ雲がでてもう秋みたい。

東山は、松林が多いんだけど、このお寺の裏山は、嵯峨野みたいな竹林に
なってたよ。春先はタケノコが採れるのかも(^^)

禅寺といえば、普茶料理だよねえ。まだ行ったことないの、お寺じゃなくても
美味しい店は、ありそうだからまた探してみるね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 京の夏の散歩 ねねのお寺「高台寺」を見て回る:

« 京の夏の散歩 「高台寺」の百鬼夜行展 | トップページ | 京の夏の散歩 地蔵盆 »

フォト
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ