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2013.10.22

京の秋の散歩 嵯峨野の里道を歩く(鹿王院周辺)

先週末は、20日の斎宮行列を中心に、台風18号で被害を受けた嵐山周辺の復活と支援に対する感謝をアピールする「ありがとう、元気です!嵐山」というイベントが開かれるので、嵐山・嵯峨野を散策してきました。

ただ、例によって(笑)イベントを直接見物に行ったわけではなく、それにかこつけて嵯峨野の里道を歩いてきただけですが。
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出発は、京阪神宮丸太町駅から93系統のバスに乗り込みます。このバスは帰りに使った59系統とあわせて、京都市の東西を直通して、左京区から嵐山・嵯峨野地区まで乗換無しでいける便利な路線です。

新丸太町通りを西に進んで、嵯峨中学前で降ります。
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新丸太町通りを南にすこし入ると、すぐに有栖川を渡ります。ここに油掛地蔵様がお奉りされています。

説明書によれば、石像は、鎌倉時代の作の阿弥陀様でその名の通り、ひしゃくで油をかけてお参りします。お顔の左右に観音・勢至菩薩を表す梵字が彫られて、阿弥陀三尊像になっています。

このお堂の前は旧愛宕道で、右に行くと釈迦堂から清滝・愛宕山へ左へ行くと、天龍寺から嵐山方面にでます。
「左虚空蔵/右愛宕」と彫られた石の道しるべが立っているのですが、ガードレールが邪魔して写真を撮りにくいです
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さらに南に行くと、JR山陰線の高架をくぐり、嵐電鹿王院駅前にでます。

黄色いチョウチョウのつがいがヒラヒラと舞っていました。ちょうど背景が黒いドアのところに来た時に
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鹿王院にお参りします。このお寺もいままでご縁が無くて、今回がはじめてのお参りです。山門から中門にかけて長いまっすぐな参道が続いています。まわりは住宅地で静かですが、境内はもっと深閑としています。
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参道の突き当たりにある唐門です。いわば正門に当たりますが、普段はまったく使われていないらしく、屋根に落ち葉が積もっています。参拝者は、右手の中門を抜けて中庭から庫裏の受付に進みます。
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庫裏を通って、仏殿の廊下からみた前庭と舎利殿です。楓の木が少し色付きはじめています。参道の楓の並木と合わせて、もう一ヶ月もすると見事な紅葉が見られそうです。
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仏殿にかけられた「鹿王院」の扁額。足利三代将軍義満の直筆です。山門の「覚雄山」の扁額も義満の筆です。

このお寺は、義満が春屋妙葩(しゅんのくみょうは)を開山として嘉慶元年(1387年)に創設されています。
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仏殿から茶室「芥室」へ至る廊下。この茶室はチャンバラ映画で有名な大河内伝次郎が寄進したものだそうです。
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仏殿から本堂(釈迦堂)、舎利殿へいたる瓦タイルの廊下。

参道や茶室へ通じる廊下もそうですが、直線と直角で作られたデザインが禅寺の引き締まったイメージを際立たせていますね。

本堂や舎利殿の中には、貴重な仏像・仏具がお奉りされていますが、一番すごいと思ったのは、「応永鈞命絵図」の模写ですね。

説明書きによれば、原本は天龍寺に伝わる室町時代の嵯峨野の天龍寺一帯の古地図で、それを江戸時代に模写したものです。当時は天龍寺から鹿王院のある辺りまで、天龍寺の塔頭がたち並び一大宗教都市だったことが判ります。残念なことにこの宗教都市は、応仁の乱で消失し、いまも当時のまま残る寺院は数少ないようです。
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嵯峨野の観光ルートから少し離れているため、静かにゆったりと禅寺の風情を感じられる良いお寺でした。

ご縁があれば、紅葉の盛りの頃にでも再訪したいですね。
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(続く) (続いて、渡月橋から大覚寺へ向います)
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

こんばんは☽
また台風が来るようです。災害に有った地域もまだまだ復興には時間を要するのに…
どうぞこれ以上被害が起こりません様に。と願う事しか出来ません。
蝶々綺麗ですね。初めは合成かと思いました♫
瓦タイルの廊下素敵ですね。

>> na nori さんへ

こんにちは。

嵐山は、世界的な観光地なので、すばやく復旧されましたが、
まだ、各地には、とりあえず仮復旧とかまだ手付かずのところも
多いのでしょうね。

自然の猛威には、人間はなんと無力なのでしょうか

チョウチョウは、つがいで花びらの上に来るところを狙って
何枚かシャッターを押したのですけれど、結局この黒いバックの
一枚が、いちばんうまく写ってました。

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