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2015.09.25

暗越奈良街道を歩いてきました。 (東大阪から南生駒まで)

21日の敬老の日に、暗越奈良街道(伊勢本街道)を歩いてきました。

大阪玉造を起点に奈良春日大社まで、30Kmほどの行程です。全区間を一日で歩くのはちょっとキツイが峠道だけも詰まらない....

という訳で、東大阪の中心から平城京の西口まで歩くことにしました。
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東大阪の真ん中は、やはり市役所でしょ(笑)。市役所のもよりの近鉄荒本駅から出発します。

時間は、8:40です。
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まずは、荒本地区の氏神さまに道中の無事を祈って、河内街道を南に向かいます。
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工場街を15分程歩くと、暗越奈良街道の旧道と河内街道が交差する、菱屋地区につきます。交差点には古い道しるべが立っています。
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街道の角にある八剱神社にお参りします。いよいよ暗越奈良街道を歩きます。
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旧街道は、府道にしばらく一緒になりますが、花園ラグビー場の裏手付近で、北へ分かれます。

小学校の門前に、「松原宿跡」の石碑と説明版が立っています。それによれば、この付近は暗越奈良街道の宿場として栄え、川船もやって来て水陸の交通の要所でもあったのだそうです。
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歩いた日は、祝日でしたが、日の丸の旗を出しているお家が多いのが目につきます。

町内会で、「祝日には国旗を掲揚しよう」という運動をやってるみたいです。
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旧街道の宿場らしく、鍵の手に曲がる道をたどり、恩智川を渡ります。

はるか昔、河内平野がまだ入海や湖だった頃の名残で、上町台地から生駒の麓までまっ平らですが、恩智川を境に坂道になります。ここまで水が来ていた証拠なのでしょう。
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少し行くと、こんどは東高野街道と交差します。「東ェすぐ なら いせ道」とかかれた道しるべがあります。
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だんだんと急になってくる道をたどり、近鉄奈良線をくぐると、峠の入り口になります。

ここまで来たら、枚岡神社に寄らないわけにはいきません(^^; お参りと小休止です。

荒本から1時間15分で到着。10時ちょうどに出発です。
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神社の境内からいきなりの(笑)急なハイキングコースがスタート。すぐに暗峠と生駒山頂への分岐があり、国道に合流します。

標高455mの峠まで約2.5Km、標高差400m、平均勾配20%(約11°)最急勾配37%(約20°)

最初から息が上がり 「長いアプローチを取るんじゃなかった」と、愚痴が....  
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すぐに、名所のひとつ「芭蕉句碑」です。「菊の香にくらがり登る節句かな」と、刻まれています。

芭蕉の最後の旅で、奈良から大阪に越えたときに詠まれたそうです。このあと大阪近辺を見て回り、今の御堂筋の南御堂付近で亡くなります。  

 辞世の句 『旅に病で 夢は枯野を 駆けまはる』 享年51歳
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道はさらに急になり、最後の九十九折りの区間には、最急勾配の37%のところもありますが、もう写真に撮ったり、驚いたりする余裕もなく(笑)ようやく弘法水の休憩所に着いてやれやれです。

霊水をいただいて、時計をみるとちょうど30分の登りでした。
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こんな高原に田畑が広がってちょっとびっくりします。ここからが有名な超狭隘区間、別名「あぜ道国道」です。
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峠に向かって、右手は段々畑。
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左手は、民家か山肌の間を道幅3mほどの通路(道路では無いな)が登ってます。

たまに車が通りますが、奈良・大阪以外の他府県ナンバーは、酷道ドライブに来てんのかな?
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登りはじめて40分で峠に着きました。これが話に聞く「石畳国道」ですね
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日本の道百選にも選ばれているようです。 石碑のうしろの細い山道は生駒山の縦走路で。信貴山と生駒山を結んでいます。

ここまでで、約10Km 所要時間:2時間です。(休憩含)
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峠の茶屋で一服。 お昼にはまだ早いので、クリームソーダをいただきました。炭酸の清涼感とアイスの甘味で、疲れを吹き飛ばします 

缶ビールで喉をうるおす仲間もいます。
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ここからは、下りです。生駒盆地とこれから越えていく矢田丘陵、その向こうに奈良盆地と春日山もみえます。

まだ先は長いですね~
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西畑町の万葉歌碑です。

「難波津を 漕ぎ出て見れば 神さぶる 生駒高嶺に 雲ぞたなびく」

下野国の防人・大田部三成 巻20-4380
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奈良側は道もかなり整備され、新興住宅地が広がっているところもあります。峠の途中までは本数は少ないですが、生駒市のコミュニティバスが来ます。
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それでも、バイパスができて旧道が取り残されている区間は、昔の山道の風情も残しています。
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旧道区間にのこる阿弥陀さま。文永七年(1270年・鎌倉時代)の銘があります。700年以上前の昔から旅人の安全を見守って下さってるんですね。
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山道は終わって、田んぼの中を歩きます。
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振り返ると、生駒の山並みが。 一番低い鞍部を越えたとはいえ、あんなところを登り下りしてきたのかと
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中間地点の近鉄南生駒駅前の国道168号線との交差点です。町中でもこの狭さ。江戸時代のままなんでしょうかねぇ(^^;
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この駅を起終点にするハイカーも多いです。ここまでで、約14Km 所要時間:3時間です。(休憩含)

(後半に続く)
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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コメント

こんにちは

秋の青空の下
とても気持ちよさそうですね。
でも、暗越の勾配もさることながら、
30キロ近く歩かれるとは・・・
さすがですね
この後も楽しみにしてます

>> slowmotion さんへ

こんにちは。

暑くもなく、寒くもなく、散歩には絶好調の時期ですね。
全区間を歩きとおすと30Kmほどになりますが、大阪市内と
奈良の市街地は、あまり面白くなさそうなのでパスして
23Kmほど歩きました。

びっくりしたーーー
うちの氏神さんやん (゚▽゚*)

小学生の頃は「歩こう会」で年に1度 枚岡神社まで歩いてたわ。。。
今歩けって言われたら 絶対無理

>> 音姫さんへ

おはよう。

お弁当を作ってもらおうかと思ったけど、たぶんゴルフで
しょうから、遠慮しときました

生駒山は、すぐそこに見えてるけど、歩くとなかなか遠いね

こんばんは。
なかっちょさんの30kmには程遠いですが、かつて生駒山上から
暗峠を越えて近鉄枚岡駅まで歩いたことがあります。もう25年も
前ですが、景色は変わらないですね。懐かしく拝見しました。

>> いかさま さんへ

おはようごさいます。

生駒山頂から枚岡でも、6・7キロはありますね。
峠の茶店では、縦走路を通って、山頂へ向かい方とも
ご一緒しました。

道は少しは整備されているんでしょうが、まわりの風景は
懐かしい田舎道ですね。

また続いて、山の辺の道も歩きたいです。できれば青山山地を
越えて、お伊勢さんまで(笑)

こんばんは。
生まれてから学生時代まで、八剱神社の近くに住んでおり、昔を思い出しました。

暗峠から奈良寄りにある、うどん屋へ時々行きますが、奈良側の道路が改良しているのを見て、
大阪側の道路は、昔(30年以上前)と変わらない様子ですね。

>> 500系こだま さんへ

こんばんは。

こだまさんは、子供のころは、東大阪にお住まいでしたか。
八剱神社のある付近は、古い民家などもまだ残っていて
なかなか雰囲気のある街並みですね。

暗峠は、大阪側と奈良側では、ぜんぜん情景がちがって面白い
ですね。奈良側は整備されすぎて、すこし詰まらないかな

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