大阪・京都のギャラリー巡り 切り絵「サムライ展」・写真展「体温」・京銀コレクション
11月第四週に見て回った展示会から気に入ったものを紹介します。 * |
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切り絵作家さん総勢50人以上、展示作品は数百点という大きな展示会です。10月に紹介した、彫り絵作家のタケウチ・イクコ先生からご招待をいただいて11月24日にいってきました。 会場の入ると、まず作品のボリュームに圧倒させます。平面作品が多いですが、浮き出たものや立体的なものも多くあります。素材も紙を中心に、金属や布、木材、プラスチックといろいろです。 個別に作品を拝見させてもらうと、「これが紙を切って作られたもの」とは信じられないような繊細なもの、逆に大胆に切り刻まれたもの、色鮮やかできらびやかなのもあれば、モノトーンのシックなものもあります。 「お気に入りを3点選んで投票してください」と用紙を渡されましたが、まずひと回りしてどんな作品があるのかを頭にいれ、もう一度じっくりと品定めして何点かに絞り、最後は好みで3つ選びました。 タケウチ先生も在廊されてて、新作を2・3点拝見することが出来ました。 来年度の開催が、早くも待たれる濃い展示でした。 * |
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「8人のカメラマンがそれぞれモノクロ写真で『体温』を表現する。」がコンセプトの写真展です。 27日に行きました。 テーマから人物写真が多いです。モデルさんを使ったり、セルフポートレートだったりといろいろです。でもスナップは少なくて、抽象画のような一見しただけでは作家さんの意図をつかみにくい作品ばかりです。 最初「体温」という語感から生々しいヌード作品を想像して行ったのですが、良い意味で期待外れでした ![]() 作品の題名やキャプションもよく考えられており、写真だけでなく、説明文の内容や体裁も合わせて作品として成り立っているようです。 12月6日までやってますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。 詳しくは、コロナ・ギャラリーのHPへ http://rocorona.web.fc2.com/ * |
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京都銀行が、京都市立芸大の学生さんの作品を買い上げたコレクションを展示しています。今回は15回目の記念展です。28日の長岡天神の帰りに寄りました。 学生作家さんとはいえ、やはり市芸大生は上手いです(^^♪ これは、明治の開校以来130年余の伝統が息づいている証しですね。 でも上手すぎて、ずっと見続けていると、何か息苦しくなるんですね(^^; 特に洋画や日本画でそう感じます。 言い方が悪いんですが、型にはまったというか、アカデミックというか、優等生の集まりというか、もうチョット羽目をはずしてもええんちゃうかいなぁ(^^) と思いながら見てました。 その点、版画や工芸では独創的な発想の作品が多くみられ、楽しく拝見できました。 ともあれ、これだけのコレクションを死蔵(失礼)しとくのはモッタイナイです。銀行の支店や、公共施設でどんどん公開すれば、市民は気軽にアートに触れられるし、学生さんももっと励みになると思うんですねどね ![]() |
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(次回は、嵐電ネタです) * |
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![]() お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。 |
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