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2017.12.23

安齋重夫展・福岡道男展 in 国立国際美術館

12月22日に大阪国際美術館の金曜・土曜の夜間延長展示を利用して、「態度が形になるとき―安齋重夫による日本の70年代美術―」展と「福岡道男 つくらない彫刻家」展を見てきました。
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最初は、安齋重夫展から。

作家が主に当時の前衛芸術家(という表現か正しいのかわかりませんが)の一過性の作品、たとえば制作・展示されたあと撤去・解体されて残らなかったり、芸術家自身のパフォーマンスなどを写真映像として記録されたものを紙焼きの形で展示しています。
写された作品の一部は、実物も合わせて展示されています。

まずその写真の量に驚きます。目録によれば400枚以上の作品がならんでます。最初はじっくりみてましたが、途中からは流し見で(^^;

写真や実物をみると、いまから40年以上も前にもかかわらず、よく言えば超モダンで、正直なところは(笑) よー分からん作品が多いのに驚きますね。

人間の発想なんて、時代が変わってもそんなに変わらないのか、それとも当時の方が進んでて、21世紀のいまの感覚がやっと追いついてきたのか(*^▽^*)
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つぎは、福岡道男展です。

副題に「つくらない彫刻家」とあるので、「作品を造らなくてどうして自己表現するんかなぁ~?」って思いながら会場に入りました。

直ぐにわかりましたが、つくらないとは、「ありきたりの作品はつくらない。造りたく無い!」ってことみたいですね。
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写真撮影OKなのは、第2章の部屋だけでしたが、入ると一面に浮かぶ風船のようなもの......
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枯れ木のようなもの......
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天地が逆転したような、宙に浮かぶひと???

およそ、「これが彫刻なの」というような度肝を抜く、あるいは内心馬鹿馬鹿しくて(失礼)笑ってしまうような作品が時代を追って延々と並んでいます。

古いものは、なんと1956年(管理人もまだ生まれてません(^^)から最新のものは2012年まで半世紀以上にわたる作歴が凝縮されているのです。

作家は、現在81歳でご存命です。いやはや凄いですねぇー(^.^)
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(次回は、大阪光のルネサンスです)
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お帰りは、このバナーから「本館」へどうぞ。

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