2018.01.12

京の冬の散歩 哲学の道から岡崎公園へ日展を見に

連休2日目の1月7日は、岡崎公園に「日展」を見に行ってきました。

散歩を兼ねて、ぶらぶら歩いて会場へ。
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寒い朝です。手袋をしても指先がかじかんできますね。

まだ朝8時台の哲学の道は、観光客の姿はなく、地元のひとが犬を散歩させたり、朝練の中高生が急ぐだけ。
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モヤっとした朝日に透かされる真っ赤なサザンカ。
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法然院の茅葺の山門

カラーだと寒々しすぎなので(^.^) モノクロに新春らしく桃色を少し重ねてみました。
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この寒空に落ちずに残っているザクロの実。

寒い時期は、赤色に反応してしまいますね(^^;
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岡崎公園一帯が、消防出初式で通行止めなので、少し回り道して会場に到着です。今年は京都市美術館の本館が工事中なので、みやこメッセと美術館別館で分散展示になります。

会場は写真撮影禁止なので、気になった作品で絵葉書があったのを紹介します。
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渋谷の街を作業机の上にリアルに再現する発想に驚きましたcoldsweats02
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大和神話のお后様を、明治から昭和戦前の貴婦人をおもわせる姿に描かれたのが面白いです。

アクセントのユリの花も清楚で......
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天に昇るお父さんと見送る母子でしょうか。悲しげな表情が胸を突きました。
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あと入選作で、鉄道車両をガチで描いたものにD51999とED143が機関区で並んでいるところスケッチしたのがありました。
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(次回は、JR環状線ネタです)
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2017.12.29

廻展 in 空・鍵屋

12月24日に祇園の空・鍵屋ギャラリーで、日本画と漆芸の二人展「廻展」を見てきました。
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日本画家の新屋小百合さんと漆芸家の島本恵美さんのお二人が展示され今回が3回目です。昨年から拝見させてもらっています。
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会場は、大和大路と花見小路にはさまれた祇園のど真ん中にあり、四条通りで和菓子・甘味のお店を構える鍵善良房さんが運営されてるギャラリーです。

京町家の風情がそのまま残る玄関は、ちょっと敷居が高くて(笑) 入りづらい感じ。思い切って格子戸を開けると作家さん二人が迎えてくれます。
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日本画は、はんなりした筆致の中に顔料由来のゴツゴツ感や光り物が合わさって独特の風情をだしています。

漆は、木地や陶磁器だけでなくガラスや金属素材に大胆に和柄を散らした作品もあり、伝統とイマが融合した仕上がりです。
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お二人で、おなじモチーフ(この作品では藤)を使って制作されてるのは、二人展ならではですね。
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暮の気ぜわしい気分が和んだ展示でした。
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(続く) (次回は、京都御所の仙洞御所を拝観します)
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2017.12.08

木島櫻谷展をみてきました。

京都文化博物館、泉屋博古館、櫻谷文庫の3ヶ所で共催されていた、木島櫻谷展を3週にわたって見てきました。
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木島櫻谷は、明治10年に京都市中京区で生まれ、昭和13年になくなるまで、多くの作品を残しました。

一時は文展・帝展に毎年のように入選し、近代京都画壇を背負うエースとして活躍しましたが、いつしか画壇を離れ、隠遁生活に入ってしまい、最近まで忘れられた作家となっていました。

近年、回顧展が開かれ散逸していた作品も再発見されたりして再び人気急上昇中(^^)です。
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最初に行ったのは、京都文化博物館です。この博物館は櫻谷の生家から数百メートルしか離れていない場所にあり、地元の旧家から発見されて京都府に寄贈された作品を中心に展示してあります。

櫻谷は、動物画を得意としましたが、人物画や風景画も多数のこしています。

いずれの作品も画家の卓越した技量を今に伝えています。
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次に行ったのは、鹿ケ谷の泉屋博古館です。

「動物画の冒険」とのタイトルをつけて、櫻谷の十八番の動物画をメインに展示してあります。

目玉は、写真の「かりくら」です。なんと100年ぶりに発見されボロボロの状態から見事に復元されました。高さ2m50cmの大作です。狩り競べをする武者絵ですが、お侍より馬が主題ともいわれるところは動物画家らしいですねhappy01
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他にも傑作はたくさんありますが、わたしはこの「和楽」と題された屏風絵が気に入りました。明治末期の京都洛北の農家の様子を写生して仕上げたといわれています。

私の子供時代(昭和30年代)の洛北にはまだこの絵そのままの情景が残ってましたね。牛も馬もニワトリもいたし、鍬で田畑を耕しているのもみましたcoldsweats01

ところで、この美術館はいつも渋い企画が多くて、なかなか理解が追いつかないので足が向きにくいのですcoldsweats01

その分観覧者は少なくてゆっくり鑑賞できるのですが、今回の櫻谷展はNHKの日曜美術館で紹介された直後でかなり混んでましたwobbly

テレビに映る前に行けば良かったbleah
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最後は、櫻谷文庫(木島櫻谷旧邸)です。日本家屋、洋館、画室の3棟からなっています。ここも櫻谷人気で、多くの観覧者がありました。

ここに古い洋館のあるお家があって櫻谷文庫の看板がでているのは前から知っていたのですが、いつも門が閉ざされていったい誰のお宅なのか気になっていました。

ここが木島櫻谷という画家の住まいと知ったのは最近です。(3年前の回顧展の新聞記事でみたかなぁ)
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日本家屋と洋館には、櫻谷の作品が展示されています。

なんとすべて撮影OKです。圧巻は日本家屋二階の虎図の下絵の連作、10枚ほどありました。ほかに今まで見て来た本絵の下絵やデッサンなど貴重な品がありました。

「かりくら」もこの家の棚にホコリをかぶって100年も眠っていたそうです(^^;
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これは、画室です。採光を考慮して南向けに大きなガラス窓を入れ、天窓も設けられています。

ここで作品を作り、弟子を指導したんでしょうね。
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晩年の櫻谷は、公務から退き、画壇からもはなれ衣笠の地で悠々自適の生活をおくります。

しかしいつしか精神を病んで、昭和13年秋、枚方ちかくで京阪電車に轢れて非業の死をとげます。62歳でした。

この晩年のふるまいが、忘れられた作家になってしまった一因なのかとも思われますが、この展覧会を機に埋もれていた作品がさらに再発見されてもっと人気のでることを祈りたいですね。
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(次回は、大阪のギャラリー巡りです)
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2017.11.26

「ひかりの跫」 in KUNST ARZT 

11月18日は、大阪と京都のギャラリーを回ってきました。

3ヶ所目は、京都にもどって三条神宮道のKUNST ARZTで、黒沢理菜さんの「ひかりの跫」をみました。
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作家さんの専門は、漆工芸です。

前にも書いたと思いますが、この作家さんは漆の技法は受け継ぎながら、斬新なアイデアで「これがウルシ?」と驚く作品を次々に生み出されています。
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球体関節人形の華子(手前)ちゃんと夕子ちゃん。 夕子ちゃんは紺色という漆ではあまり見ない肌の色をしています。
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伝統的な和模様とセーラー・パンツという衝撃的(笑)なアイテムが合体した板絵。
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壁掛けやティーセットも、伝統技術が生かせれており作家さんの力量が見て取れますね。
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(次回は、晩秋の京都の街歩きです)
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2017.11.13

てらおかなつみ「犬の絵展」 in 恵文社

一乗寺の恵文社ギャラリーで、てらおかなつみさんの個展「犬の絵展」を見てきました。
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この作家さんが、まえに京都で個展を開かれたときに、作品を見せてもらったことがあります。ホンワカした癒し系のタッチで一度でファン(^^)になりました。
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2年半ぶりにまた京都で展示されるときいて、楽しみにしておりました。

今回も、癒される絵がたくさん並んでいます。ひさしぶりに作家さんとお話することも出来て良かったです。
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来場記念にカワイイカードをいただきました。
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(続く) (次回は、滋賀のMIHOミュージアムに行きます)
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2017.10.22

「日本伝統工芸展」 in 京都高島屋 & 「窓」展 in 京都文化博物館

21日は、台風で外出できなくなる前に(笑) 駆け足で京都と大阪の展示会場を何ヶ所か回ってきました。
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最初に向かったのは、京都高島屋で開催中の「日本伝統工芸展」

毎年のように足を運んでますが、人間国宝や現代の名工に認定された方をはじめ、全国のベテラン工芸作家さんの作品を一堂に見ることができます。

管理人は、若い方を応援する気持ちで、若手・中堅作家さん作品をよく見て回ってますが、やはりベテランの方の作品にはほんの少し及ばないような気がします。

上手い下手というより、長年の研鑽からしみ出たオーラが手先から漂いだして作品を覆っているといった感じでしょうか(^.^)
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次に、京都文化博物館にむかいました。「絵画の愉しみ、作家のたくらみ」展がはじまってて、岸田劉生の「麗子像」のポスターが道々に貼られてますが、これは後日みるとして、小展示室の案内を眺めます。

別館の太田アキラさんの「窓」展が目に留まって入室してみることに。

窓枠をキャンバスに見立てて、ガラスの部分に絵が描かれています。「窓を開けてみてください」との案内で、窓をあけるとそこにも作品がhappy01

なかなかユニークな発想に思わずニッコリwink

午後から作家さんが来られるとのことですが、時間の都合で退室して、阪急で大阪へ。
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梅田へ向かう阪急5300系5408号車の運転台。

TDKの制御装置、ナブコの制動装置ほか40年超の年代物の機器が並ぶ中、速度計だけがディジタル表示に取り替わってました。

☆ ☆☆☆

10/23日は、時代祭・鞍馬の火祭を見に行く予定でしたが台風の接近で取りやめになりました。残念ですsad
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(続く) (次回は、大阪のギャラリー巡りです)
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2017.10.14

「地獄絵ワンダーランド」 in 龍谷ミュージアム

10月8日は、梅小路公園に続いて、龍谷ミュージアムの「地獄絵ワンダーランド」展に行きました。
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仏教系大学の付属博物館の展示なんてものは、抹香臭いか高尚な宗教談義coldsweats01 と、相場が決まっておりますが、これは「なかなか分かりやすくて面白いhappy01」と前評判が高いので、期待していきました。
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まず受付に行きますと、切符売り場の横に水木しげる先生の「のんのんばあの地獄めぐり」の立体プレートが(^^)

だいたい、「ワンダーランド」なんてタイトルもどっかのテーマパークみたいでミュージアムじゃないみたいですよね。
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会場は建物の3階と2階。会場の入り口には、こんなプレートも。

展示内容は、ネタばれになるので詳しく書きませんが、簡単に言うと、「むかしお寺でよくやっていた、六道絵を使った地獄極楽絵解きのような感じで、地獄絵をわかりやすく解説してくれる展示。」
です。

実際、連休でもあり子供連れの観客も多く、説明書きは読めなくても、マンガで説明してくれるコーナーもあり、絵や写真をみるとそれなりにわかったようで、歓声上げてました。

もちろん、往生要集や熊野曼荼羅など学術的な展示も多く、歴史ファンも納得の内容です。
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会期は、11月中旬までありますので、お近くの方はもちろん、遠方のかたも京都観光のついでにお立ち寄り下さい。
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(次回は、叡電ネタです)
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2017.09.23

琳派・若冲&アニメコラボ展 in 京都高島屋

京都高島屋で「ぼくらが日本を継いでいく」-琳派・若冲・アニメーを見てきました。
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ポスターのように、江戸の琳派・若冲と現代のアニメキャラをコラボさせる企画です。

と、いうとふざけた企画(失礼)にも聞こえますが、れっきとした琳派オマージュ展の一環であり、「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2017に合わせてこの時期に行われています。
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和装の初音ミクの人形と、酒井抱一「桜に小禽図」合わせ
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他に絵葉書ですが、リボンの騎士の東下り、ミクと鶏図、リラックマと朝顔図などなど

意外としっくり来てると思いましたが、みなさんの見立てはいかがですか(^.^)
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さらに、和菓子で日本画&アニメの世界を楽しもうという企画もやってました。

四季の日本画の風情を和菓子で表現するのは、茶道の世界ではよくありますが、アニメと掛け合わせるとはびっくりですねcoldsweats01

楽しかったです。
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(次回は、大原のヒガンバナです)
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2017.07.21

「古代文字Xモダン行灯展」・「黄金航路の宵」in しまだいギャラリー

16日は、朝から祇園祭の鉾町を歩いて、山鉾の装飾品を見物してきました。

9時を回ると観光客も増えてきて、騒がしくなってくるので翌日の巡行の撮影場所の下見を兼ねて御池通へ出ました。

東洞院御池角のもと酒屋だった町家を改装した嶋臺(しまだい)ギャラリーまでくると、「祇園祭にちなんだ作品を展示中」のポスターが。さっそく入ってみます。
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ひとつ目は、「古代文字とモダン行灯」展

古代文字は、白川先生の古代中国文字教室で有名な、甲骨文字や金文文字、篆文文字などのことで、それをさらにデザイン化して筆書きされてます。

デザイン文字の展示は、純粋な書道からアート系のものまでいろいろありますが、古代文字は初めて見ました。

もともと漢字は象形文字から始まっているわけで、絵文字アートにしっくり馴染むんですが、活字で見慣れた単語が、古代文字で書くと絵になる! その発想に驚きましたbleah

もちろん用紙の和紙や墨・筆に気を配られているのはいうまでもありません。良かったです。


モダン行灯は、シンプルなデザインながらカラフルで、和室にも洋間にも合う造りです。

一品一品の手作業で、同じものは二つとないのだとか。大きな作品は天板にガラスをいれてテーブルとして使えるのもありました。机自体が淡い光をだして部屋を照らすflair イイですねぇー
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別の部屋では、戸田英雄さんの日本画展「黄金航路の宵」をやってます。

祇園祭の山鉾の絵ですが、時代を南蛮貿易の華やかなりし安土桃山から江戸初期に置いて、当時の「黄金の日々」を金箔・銀箔や綾錦を多用して表現されてます。

「動く美術館-祇園祭」を見事に写し取られて感動いたしました。
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(続く) (次回は、叡電ネタを一回いれて、山鉾巡行に続きます)
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2017.07.02

「夏のポストカード&小物展」 in be京都

6月24日は、叡電撮影の合間に、町家ギャラリーbe京都さんで、恒例の「夏のポストカード&小物展」を見てきました。
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今年も力作ぞろいで、数枚を選ぶのにも迷ってしまいます(^^) 「京の夏」をイメージしてセレクトしてみました。

↓下の写真はクリックすると拡大します。
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上の送り火の絵から時計回りに、たけば やすこさん、ファイ/Phiさん、たけば しんじさん、水無月たまさん、木戸和子さんの作品です。

木戸さんは、be京都さんの外観を描かれてます。このお家の二階が会場です。京町屋なんで畳座敷もあります(^^♪

個人的には、水無月さんの猫の花魁が一番気に入りましたね。
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帰り道の相国寺で、ふと目に留まった手水鉢の水鏡。しずくでゆれてますが(^^;
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足元の溝には写真をハメ込んだように逆さ生け花(^.^)
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(次回は、叡電ネタに戻ります)
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謹賀新年 2018年元日

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